・みんないつから就活始めているの?
・就活で遅れをとりたくない!
このように考えている人も多いでしょう。「内定はゴールではなく内定をもらってからがスタートだ」とよく耳にしますが、まず内定をもらわなくては始まりませんよね。
ここでは後悔のない就活をしたい人に向けて、就活の流れを紹介します! この記事を読むことで、就活のスケジュールから、何から手を付けていけばいいのか、一連の流れが分かるでしょう。
就活の全体像(就活の地図)
先に紹介した図は“就活の地図”といい、就活の全体像をまとめたものです。
就活は①〜④の各項目を順にこなしながら、自分が納得できる企業から⑤の内定をもらうための活動ですが、図をよく見ていただくと分かるように⑥の就活サービスがどの過程もカバーしています。
就活は1人でするものという思い込みをしている就活生は少なくありませんが、現在では就活サービスを利用しながら効率的に進めている就活生も増えています。
- 経団連加盟企業の就活スケジュール
- 経団連未加盟・外資系企業の就活スケジュール
経団連加盟企業の就活スケジュール
次に就活のスケジュールです。
2022年卒就活生向けの経団連加盟企業の就活スケジュールは2021年卒と同様です。3月1日から会社説明会などの広報活動が解禁、6月1日以降に面接などの選考が解禁となります。
これまで経団連加盟企業は経団連が主導して決めた「倫理憲章」に従ってきましたが、2021年卒の就活から経団連主導のルールは撤廃されました。現在は政府が経団連加盟企業に対して「これまでと同じスケジュールを守るように」要請しています。
経団連加盟企業の就活スケジュールのポイントは、2月以前のインターンシップ期間の動き方と3月以降の就活期間の動き方を把握することです。7月頃から開始されるインターンシップで業界・企業研究を深めておくことで、3月以降の就活時期にスタートダッシュを切れるかどうかで結果を左右します。
経団連未加盟・外資系企業の就活スケジュール
一方で経団連加盟企業と違って、経団連未加盟企業や外資系企業の就活スケジュールは大きく異なります。経団連未加盟企業や外資系企業は経団連の就活ルールや政府主導の就活ルールに縛られることはないので、3月1日の広報活動解禁のタイミングは守る必要はありません。
経団連未加盟企業であれば、経団連加盟企業同様に7~2月にかけてはインターンシップを開催している期間となりますが、年明けの1月頃にエントリーの受付を開始し、2月以降に順次選考を進めていく企業が多くなっています。
さらに、外資系企業はインターンシップ期間は9月頃までに落ち着き、10月からエントリーの受付を開始し、12月頃から選考を進めていく企業が多いですが、外資系企業は日本の慣習に捉われない企業がほとんどですので各社スケジュールはバラバラです。
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就活の流れ
先に紹介した就活の全体像から、もう少し細かく「じゃあ何をやったらいいのか」を紹介します。就活準備として自己分析が必要といわれますが、なぜ必要なのが、自己分析はどのようにやったらいいのか分かりませんよね。
ここでは、就活の流れに沿って主要な就活でやるべきことを紹介します。
- 自己分析
- 業界研究
- 適性検査対策
- インターンシップ
- OB・OG訪問
- 自己PR・志望動機作成
- 説明会・エントリー
- 選考
- 内定
自己分析
自己分析は就活の準備に欠かせません。自己分析で重要なのは自己分析の目的(「就活の軸を明確にするため」「選考の場で自分の魅力をうまく伝えるため」)を理解することです。
自己分析で自分の魅力を見つけていくのは理解できると思いますが、問題は軸です。
企業を選んでいくとき、志望動機を伝えるとき、なぜこの企業を志望するのかを伝えるうえで、就活の軸は明確にしておくべきです。この軸をつくるために、自己分析で「自分の価値観」「大切にしていること」を知ることから始めます。
具体的には以下のステップに沿って進めていくことで自己分析をおこない、自分に合った企業を見つけることができます。
おすすめの自己分析ツール7選|就活生が無料で診断できるサイトを厳選業界研究
自分自身にあった企業を探すためには、どのような業界があるのかを知る必要があります。業界研究を進めていくことで業界ごとの特徴を理解できるため、業界や企業の選択肢を増やすことが可能です。
業界研究の具体的なやり方には次の方法が挙げられます。
インターンシップの目的とは|ポイントや訪問先が見つかるサイト5選 OB訪問のやり方とは?間違えたくない就活生が押さえるべきポイントと口コミ OB訪問してる?圧倒的に有利に就活を進められるOB訪問サービス5選
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適性検査対策
選考に適性検査を用いる企業は大手を中心に多いです。その中でも多くの企業が導入しているSPIは「学力が高い=突破する」という訳ではなく、事前の準備と対策で結果が大きく変わってきます。
SPIは能力検査と性格検査に分かれ、特に能力検査については限られた時間の中で多くの問題を解く必要があります。学力が低いから無理だと諦めてはいけません。SPIの内容は高校レベルのため、対策により正解率は上げられます。
キャリアの神様
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インターンシップ
インターンシップに参加することで早い段階から業界研究・企業研究ができることに加え、自分に合った働き方を見つけることができます。
インターンシップは夏・秋・冬にそれぞれ実施されていますが、特に夏のインターンシップは他の期間に比べ実施期間が長いため、企業の実情や仕事理解を深められるのでおすすめです。
「周りが参加しているから何となく参加する」と、いつの間にか何も得られずにインターンシップが終わってしまいます。
- 社員となるべく話すようにし、その人の志望理由を聞く
- 企業の良い面だけでなく悪い面や改善点を自分で発見する
- プロジェクトで爪痕を残す
といったインターンシップに参加したこその情報収集や企業への印象付けだけでなく、
- 他大学の就活生と仲良くなり、就活対策を知る
- 他の就活生の社員との話し方や接し方を学ぶ
- 就活生におすすめの就活イベントやエージェントを聞く
など、せっかく他の就活生と接点を持てる機会です。内定をとるための就活情報収集の場所として利用できます。
インターンシップガイドって実際どう?インターン参加を手軽にするサービスを徹底解説 dodaキャンパスの評判はどう?利用者の口コミやメリット・デメリットをまとめて紹介OB・OG訪問
OB・OG訪問では、志望する業界や企業で働く先輩の話を直接聞くことができます。就活生が自分で調べられる情報は限られているため、深い情報が手に入るOB・OG訪問は貴重な機会です。実際に働く社員の話を聞くことで、以下のメリットがあります。
- 企業、業界研究が深まる
- 実際の仕事内容を教えてもらえる
- 選考の対策になる
実際の仕事内容を聞くことでモチベーションが高まり、志望理由や自己PRもブラッシュアップできます。内定を勝ち取った先輩から選考の雰囲気や内容を聞けるのも心強いですよね。
OB・OG訪問時期ですが、3〜4月は忙しい社会人が多く、5月以降はOB・OG訪問の数が増えるため、アポイントが取りにくくなります。2月より前など、なるべくはやく始めると就活で忙しくなる時期も避けられるため効率的です。
自己PR・志望動機作成
エントリーシートを書く際に必ず聞かれる項目として自己PRと志望動機があります。この2点は面接でも聞かれる質問であり、就活生の志望度を測る重要な項目です。
自己PRの中でもよく問われるのは「学生時代力を入れたこと(通称:ガクチカ)」ですが、単純に力を入れた事実や実績のすごさを書くだけでは物足りません。
重要なことは実績ではなく、その実績をあげるまでのプロセスであり、そこで学生自身が考えた工夫点(オリジナリティ)です。人事担当者はそこから読み取れる行動特性が自社の求める人材像と合っているかをチェックします。
また、志望動機を書く際に重要になることは、その企業を志望する「きっかけ」を書くのではなく、「目的」を書くことです。自分自身が成し遂げたい「目標・目的」を達成するための手段として「その企業に入る」という考え方が大切となり、それを踏まえた内容にするように心掛けましょう。
エントリーシートの自己PR攻略法|例文10選とNGパターンの解説あり やりたいことがなくても大丈夫!やりたいことがない人向けの就活方法を紹介説明会・エントリー
広報活動解禁後(経団連加盟企業であれば大学3年の3月以降、経団連未加盟企業であれば大学3年の10月以降順次)に、これまで準備期間に進めた自己分析・業界研究などをもとに興味を持った企業にプレエントリーしましょう。
企業ホームページや就活ナビサイトから希望企業にプレエントリーをすることで、説明会やエントリー締切り日、選考スケジュールなど様々な情報が届くようになります。インターンシップサイトに登録し申し込むことで、プレエントリーが完了することが一般的です。
また、インターンシップを通じて企業説明会を実施している企業も多いため、広報活動解禁後の早いタイミングでエントリーを締切る企業が増えている点は注意が必要です。
スタートダッシュを決めるためにはインターンシップ期間中に情報を集め、広報活動解禁後すぐに志望企業のエントリーシートを提出できるように準備を進めましょう。
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選考
選考解禁時期の6月になれば選考が順次始まっていきますが、選考の種類とそれぞれの特徴は次の通りです。
- グループディスカッション
- 集団面接
- 個別面接
- 最終面接
4~6人程度のグループを組み、与えられたテーマを取り組むプロセスに対して評価する選考方法です。積極性・発信力・協調性・論理性などの評価ポイントをもとに評価をおこなっていきます。
2~5人程度の就活生が一度に面接を受けます。複数の就活生が一度に面接を受けるため、一人当たりに与えられる時間は限られるため、簡潔にかつ、わかりやすく回答することが重要です。
基本的に1対1での面接形式で、全てが自分に対する質疑応答の時間に充てられるため、面接官とのコミュニケーションが円滑かどうかも評価ポイントとして重要です。
最終面接を突破できれば内定を貰えるため、大事な面接です。それまでの面接で能力面は評価を受けているため、会社とのマッチングを重視して見られます。
内定
入社承諾書を企業に提出し、労働契約が成立した状態を「内定」と言います。ほとんどの企業では「内々定」を出すタイミングで入社の意思確認をおこないますが、就活を終える意思がない企業であれば誠意を持って辞退を伝えましょう。安易に入社意思を示し、他の企業の選考も継続して受けてしまうと、いざ断るときに揉める原因となります。
「内定」は決してゴールではなく社会人人生のスタートです。納得しない状況で「内定承諾」をしてしまうと入社後に後悔し、早期離職につながるでしょう。
また「内定」となれば入社の権利は得られますが、入社までの間に不祥事を起こしたり卒業ができなかったりすると「内定取り消し」の可能性もあるので注意が必要です。
内定式に必須の持ち物4つ|早めに準備・確認しておきたいものとは? 【無断欠席は厳禁】内定式の欠席方法を電話・メール共に解説 内定承諾後でも辞退はできる!?先輩が真相を詳しく解説!納得いく就活をするために利用したい「就活エージェント」
就活支援を専業で運営しているのが「就活エージェント」と呼ばれるサービスです。
「就活エージェント」では基本的に無料で利用できます。1対1で面談をし、自己分析を一緒にしてくれ、あなたにあった企業を紹介してくれるとこもありますし、グループディスカッションや面接選考の対策ができるイベントを紹介してくれるところもあります。
無料の理由は、就活エージェントは最適な人材を企業に紹介し、実際に紹介した就活生が一定期間企業で就業したのちに報酬を得るからです。
このようなサービスは知っているのと知らないのとでは情報力に大きな差が出るため、気になったら使ってみることをオススメします。特にやりたいことが見つからない、就活の流れは把握したけれど、1人で進めるのは不安だという人におすすめです。
就活の流れを理解して事前準備や対策を万全にしよう
就職活動は多くの就活生にとって未知なもので、不安がつきものです。
就活の流れを理解することで、どの時期までに、何の準備を終わらせておけばいいのか整理できます。スケジュールややるべきことをスクリーンショットして保管しておくといいでしょう。
また、就活を1人で乗り越えられるか不安な人は、就活エージェントという無料で利用できる強い味方がいることを忘れてはいけません。自己分析や企業研究を十分におこない、納得できる内定を勝ち取っていきましょう。
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