キャリアの神様

就活面接時によく聞かれる質問と回答のコツ【23卒内定者100人が語る】

本コンテンツは独自に制作していますが、一部にサービス提供企業等から広告料および送客手数料を受領しているPR情報が含まれています。

面接前の心配事といえば、

就活の面接っていったいどんなこと聞かれるの?
どんなふうに答えたらいいの?

など面接に対して少なからず不安を抱えているのではないでしょうか。

この記事では、2019年卒の内定者100人に「就活の面接時よく聞かれた質問」をヒアリングし上位15位までを掲載しました。

また実際に「反応が良かった回答」をヒアリングし質問への効果的な回答方法を考察しました。

この記事を読んでいただけば、面接で聞かれる質問の8割程度はカバーでき、目当ての企業に内定できる確率が高まります。

また、実際にその質問をした面接官の意図もあわせて考察しているので、参考にして頂けるでしょう。

※ただし、面接官といっても色々な方がいらっしゃいますし、企業によって特色が違うのであくまで参考程度にとどめておいて下さい。重要なことは、自分で考える癖をつけることです。

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1.新卒の面接はある程度質問が決まっている

就職活動において面接ではどのような質問をされるのかと不安な人もいると思いますが、新卒の採用面接では、専門職では無い限り聞かれる質問はある程度決まっているのです。

基本的な質問に加えて、選考が進むに連れて企業独自の質問がされます。

そのため、基本の質問だけでも、面接前に回答を考えておくことで、不安は軽減されます。

2.面接の質問は何のためにするのか?

面接質問の意図

フェーズによって質問する意図は異なる

2-1.一次面接:人柄確認

一次面接の位置付けですが、多くの企業では若手人事担当者による「人柄確認」という位置付けの面接となっています。

一次面接の面接官が若手人事担当者ということもあり、比較的雰囲気も和やかな面接になるケースが多いことに加えて、学生の人柄を確認することを目的としているので、学生自身の経験やPRをよく聞いてくれる面接です。

面接で聞かれる内容も、新卒で聞かれやすい質問である「自己紹介」「自己PR」「学生時代頑張ったこと」が多いため、学生側からしても準備はしやすいと言えるでしょう。

一次面接ではしっかりと「自分自身の人柄」をPRするために、学生時代に頑張ったことや自分自身の特徴を具体的に述べられるように準備が必要です。

2-2.二次面接:採用して利益をもたらす人材かのチェック

二次面接は、多くの企業では所属部署のマネージャーや部長クラスによる「採用して利益をもたらす人材か」をチェックする位置付けの面接となっています。

一次面接とは違い、中堅~ベテラン社員が出てくることから面接の雰囲気も少し固く、面接に慣れていない学生は緊張してしまうでしょう。

また、面接官が知りたいことは、その学生を採用すれば、自社にとってどのようなメリットがあるのか、企業の求める人材像に合致しているかというマッチング度合です。

面接で聞かれる内容も「やりたい仕事」や「将来のビジョン」を中心に聞かれることに加え、「学生時代頑張ったこと」の質問に関しても、どのようなプロセスや工夫をして取り組んだのかなど、その学生が組織にもたらす価値という観点で見られていると言っていいでしょう。

2-3.最終面接:入社意欲の高い人材か

最終面接の位置付けですが、「入社意欲の高い人材」なのか、いわゆる自社への志望度を確認する企業が多く、企業の中には社長や役員が面接官として登場するケースもあります。

最終面接ではモチベーションが高く、その会社に入って実現したいことの思いなど、他の学生よりも差別化できるポイントがあるかを見られています。

最終面接までたどり着く学生は、人柄や自社へのマッチング度合は相対的に高い方が多いので、最後は「入社意欲」で差がつくと言っても過言ではありません。

面接で聞かれる内容も「数ある企業の中でなぜ当社なのか」などの入社意欲を確認する質問や、「将来、当社で実現したいこと」などの長期的なビジョンを確認する質問が多いと言えるでしょう。

3.面接で良く出される質問と答え方

面接で良く出される質問と答え方

予め答えを準備しておくと焦らず答えられる

3-1.志望動機

面接官

弊社を志望した理由を教えてください

一番オーソドックスな質問です。採用担当者は志望動機を確認することで、学生がどれだけ会社のことを理解しているのか見極めようとしています。

したがって、なぜ、その会社でないといけないのか、どんな仕事がしたいのかを論理的、具体的に示す必要があります。ウチじゃなくてもできるよね?と言われたらアウトです。

よしお

じゃあ、エントリーシートに書いた内容をそのまま暗記すればいいんじゃね?www
よしおよ、悪い事は言わんそれはやめておくのじゃ

キャリアの神様

よしお

なんでなのさ

冷静に考えるのじゃ。面接官はもうすでにESは見ておるじゃろうが。それと同じことをまんま言ってどうするのじゃ

キャリアの神様

よしお

、、、、
内容が重複するのは良いが自分の言葉で思っていることを素直に言えば良いのじゃ

キャリアの神様

答え方のポイント

面接で志望動機を聞かれた際の答え方のポイントは「その企業を選んだ具体的な理由」と「この企業でどんなことをしていきたいのか」を押さえた回答をすることです。

志望動機を聞かれて、数ある企業の中で「なぜ当社なのか」を明確に説明できなければ「他社でもよいのでは?」と思われてしまいます。

さらに、その企業で「何をしたいのか」を答えられなければ、「仕事内容を正しく認識していない」と思われてしまうので、志望動機を答える際は上記2点を抑えた回答をしましょう。

答え方の例

「私が御社を志望する理由は、顧客のニーズに応えるためのソリューション提案に力を入れた営業をしていると伺ったからです。
私は地方出身です。田舎のほうでは、まだまだITに対して疎い事業主の方がたくさんいらっしゃいます。
小売店や病院、水道など設備関係も、キャッシュレスにさえ対応していないところは多くあります。
しかし、このIT技術が発達している時代に、ITについて知らないままだと、どんどん大手に利用者は流れてしまいます。

私は、地域の経済を支えるのは、地元企業であるべきだと考えています。御社のように顧客の視点に立って、抱える課題を解決するソリューションを提案している企業だからこそ、地方事業者へIT化促進を促していくことができると思います。
御社で働くことが出来れば、地方の事業をおこなう人がより便利なITシステムを取り入れて、持続可能な経営ができる環境になるよう、営業に従事したいと考えております。」

3-2.自己PR

面接官

自己PRしてください

この質問で重要なことは短い時間の中でいかに”あなた”という人間に興味を持ってもらうかということです。

1分間でなどと時間を指定されることも時間制限がないこともありますが、1分程度できれいにまとまった話ができれば基本的にどの企業からも良い評価を受けることができました。

ここで一番最悪なのは、あれもこれもアピールしたいと思い話がまとまらなくなったり、時間をかけてだらだらと話してしまうことです。

結論ファースト、アピールしたいことは1つに絞りESには書けなかった事柄を簡潔に話すことができれば良い印象を与えられるそうな

キャリアの神様

答え方のポイント

面接で自己PRを聞かれた際の答え方のポイントは、「業務での再現性があって企業で活かせる自己PRになっているか」と聞く側が理解しやすい結果→理由→活かし方の構成になっているかです。

あなたのアピールポイントが実際の業務でも再現できて、その企業で活きるものであると捉えられれば、先ほど紹介したように「利益をもたらす人材」として企業に魅力的に映ります。

一次的なものである場合や、自己PRが自分のアピールではなく、資格自体のアピールや経験したことである場合は、何の価値にもなりません。努力の過程や学びを伝えることで、入社後も活かせるか評価できるのです。

面接では必ず結論から伝え、その後に理由と仕事での活かし方を述べましょう。

話が長くて結論に辿り着かなければ、何がPRポイントなのか不明確となってしまい、結果的にPRにならないので注意しましょう。

答え方の例

「私の強みは粘り強く取り組むことができることです。

小学1年生から高校3年生まで一環してサッカーを続けていました。

経歴は長いのにレギュラーを取れない時期などがあり、辞めたいと思うこともありましたが、一度始めたことは中途半端に投げ出したくないという性格もあって辞めることなく12年間継続することができました。

これから仕事をしていくにあたっても、最初に自分で「やる」と決めたことは一つひとつ丁寧に粘り強く取り組み投げ出さず、会社で実績を作る人材になりたいと思います。」

3-3.学生時代に頑張ったこと

面接官

学生時代頑張った事はなんですか?

この質問に対して、企業側は単純に何を頑張ったのか知りたい、というわけではありません。

この質問から、どんなことに興味を持ち、何に重きを置いて頑張れる人なのかを見ています。

この質問も、「200人規模のサークルを仕切った」や「全国チェーンの飲食のアルバイトでNo1の売上をつくった」というような特別なエピソードでなくても良いのです。

まずは、学生時代頑張ったことと志望動機をじっくりコトコト作り込むことじゃ

キャリアの神様

答え方のポイント

面接で学生時代頑張ったものを聞かれた際の答え方のポイントは、「すごい結果を答えるのではなく、具体的に語れる内容にすること」と「その頑張りから学べたことについて説明できるようにする」ことです。

なぜ頑張ったのか、どのように頑張ったのかが採用担当者の知りたい部分です。

面接では一度質問に対して答えても、「なんで?」「具体的には?」と深掘りされる可能性大です。そのため具体的に答えられなければ、人柄が見えてこないため評価に値しません。

さらに、その一連の取り組みから何を学んだのかを伝えることで、自分の取り組み方を把握し次に繋げられる力を持っていると評価されます。

答え方の例

「私は学生時代、部活動から課題を冷静に分析することの大切さを学びました。

私が所属していたラグビー部は毎年県大会ベスト4の壁を越えられませんでした。

上位校との差を考えた際に、残り時間20分時の体力の差が私のチームの課題だと捉えて、チームメイトに全体練習後の走り込みを提案しました。

走り込みを1年間継続したことで、チーム全体の体力は底上げされて1試合戦ってもバテないチームに成長でき、大会でも準優勝の結果をあげることが出来ました。

私は仕事においても課題を分析し、取るべきアクションを取ることで貢献してきたいと思います。」

4.そのほか押さえておくべき質問

この質問は事前のリサーチが正確にできていなければ回答するのは難しいでしょう。業界地図やOB訪問で事前に同業他社との違いを聞いておくなどが有効な対応策となります。

比較的簡単に同業他社との違いを述べるためには企業の理念やポリシー、ビジョンに触れれば良いでしょう。

企業の理念やポリシーというのは唯一無二なものであり、最も重要な会社の根幹でもあります。行っているビジネス自体は似ていてもビジョンやポリシーは企業によって全く違います。

もちろん、他社と比べてビジネスモデル上どこが違うのかという視点が欠けていれば、無知とみなされますが、理念のように唯一無二の事柄を混ぜ込むと非常に説得力が増します。

人事としても内定後に辞退されてしまうのは採用計画が狂うなどのリスクがあるからのう。できるだけリスクは排除したいのも無理はないのじゃが

キャリアの神様

まず、この質問に対する最悪の回答は「特にないです。」という回答です。この回答をしてしまった時点でよっぽど優秀でない限り、内定はおさらばだと考えた方がいいです。

ただ、場合によってもっと状況が悪くなるケースもあります。この質問に続いて「では、なぜ弊社でその仕事がしたいのですか。」という質問が飛んでくるケースが非常に多いです。

その際にこの質問に答えられないと物凄く嫌な雰囲気が面接室に流れることになります。

ですから、具体的な仕事内容やあなたがその仕事をすることでどうなりたいのかという視点をしっかり入れて将来をイメージしておく必要があります。

同じ職種でもビジネスモデルが違えば担い手も大きく変わるため、エントリーする企業のビジネスモデルを知り、どの工程で自分が貢献できるかという思考をすれば上手く伝えられます。

よしお

日本語でおけ
観光業を担う会社によっても旅のプランだけ売る会社と付き添いでツアーを組んでくれる企業があるじゃろ

キャリアの神様

よしお

うんうん

旅行のプラン販売を主に行なっている企業で「バスガイドとして〜」と言うても撃沈するのは目に見えておるじゃろう

キャリアの神様

よしお

なるへそー
この質問には、正直に答えた方がいいと言いたいところですが、やはり選考を受けていても嘘を言った方が内定はもらえると感じました。

やはり、企業からすれば内定を出した学生に内定辞退されることがリスクなので、自社よりも有名で大きな会社や待遇が良い会社をうけている学生は懸念される傾向があります。

ましてや、他社からかなりの内定をもらっていることを告げてしまうと即戦力でとびぬけて優秀であると思ってもらえない限り、リスクを恐れてなかなか内定は出してくれません。

とは言え、面接官も就活生は複数の企業にエントリーするものだと認識しているため「御社しか考えていません」というのも逆に嘘っぽく映ってしまいます。

ですので、イメージ感としては10社くらいにエントリーして1~2社から内定をもらっているという体で進めた方が内定は獲得しやすいです。

嘘をつかなければならないというのは、心苦しいですが、現状の就活では時に嘘をついた方が得をすると場合があるという意見が多かったです。なんだか悲しいですね。

よしお

まあ、わしは無い内定やから縁もゆかりもない話や
よくある就職情報などでは、「短所を聞かれたときは本当の短所ではなく言い換えると長所になるようなことを言いましょう。」などと言われています。

ですが、これはあまり正しい情報とは言えない場合も多いです。なぜなら採用担当者が聞きたいのはあなたの本当の短所であり、アピール目的で前々から準備されていた短所ではないからです。

では、どうすればいいのかと言うとその企業の風土に合った短所を言えばいいのです。言い換えれば、その企業にとってデメリットにならない短所です。

例えば、IT業界でウェブメディアを運営している会社ではもちろん企業によりますが朝働こうが、夜働こうがあまり変わらない場合が多いです。

したがって、「夜型人間で夜によく作業をしていたので、朝寝坊をしてしまいがちです。」などと言っても「あーうちはそういうやつ多いよ(笑)」

などと言われ、むしろ良い雰囲気になることも多々あります。

これは一例ですが、受ける企業の特色や従業員の気質を事前につかんでおくということが重要にはなってきます。

事前に用意していたことがミエミエ過ぎる回答はあまり良くない感じがするのお

キャリアの神様

この質問に答えるのは非常に難しいのですが、的確に答えられればかなり内定に近づくイメージがあります。主な対策は2点です。

まず、就活生向けのメディア雑誌や新聞を読んでいてもこの質問には答えられないので、IR情報や成長戦略など投資家や行政に提出している資料を読んでみる。

もしくは、ライバル会社にOB訪問したり、ライバル会社の会社説明会などで事前に聞いておくという選択肢があります。

前者は、かなりハードルが高いので、理解できなければ理解できそうな人に尋ねましょう。後者は確実な方法でかつ誰にでもできるので非常におすすめの方法です。

1次面接で聞かれる事はほとんどない印象じゃ

キャリアの神様

新聞、ニュース、アプリ、インターネットなど会社を知るきっかけは色々あります。中には、就活を通じて知った企業もあったでしょうし、もともと知っていた企業に応募する方もいるでしょう。

しかしながら、ここで重要なことは大学一年生のころから知っていたとかそういう話ではなく、なぜ知ったのか、そしてどんな部分に興味を持ち選考を受ける気になったのかということです。

企業との出会いについて独自のエピソードがあればそれを伝えるのが最善の選択肢でしょう。ただ、ほとんどの場合、そんなエピソードはありませんから気にせず手短に伝えましょう。

ここで気を付けるポイントは質問に対して的確に答えることです。例えば、きっかけを問われているのにホームページを見て御社を知りましたというのは整合性が取れません。

いきなりホームページにたどり着くのではなく、何かしらのきっかけがありそこから検索してホームページを見るというのが正規ルートなはずです。

落ち着いて当時を具体的に思い出しながら話すことを心がけるのじゃ

キャリアの神様

この質問をされると多くの就活生が特技そのものについて語りたくなってしまいがちですが、実際に採用担当者が聞きたいことは、「どういう背景があって特技を身に着けたのか」ということです。

他の学生がマネできないような特技を持っているのであれば、特技そのものについて話してもアピールする上で強力な武器になることは確かです。

しかし、ほとんどの就活生は特殊な特技など持っていないです。ですので基本的には印象に残るにはどうすれば良いかという視点を持って回答することが重要です。

もっとも良いのは業務に直結する特技を持っている事じゃが、ない場合は心象を良くする事を考えるしかないのお

キャリアの神様

この質問は、受けた企業が公に何かを公表したり少し話題になった後の面接時に比較的聞かれることが多い質問でした。基本的には素直にその企業に関連するニュースを上げておくと印象が良かったとの声が多かったです。

もちろん、単純にアイスブレイクとして聞かれる事もありますし、情報収集能力があるか等、業務に繋がる能力があるかを見ている場合もあります。

対策としては、日頃からニュースに目を通すしかありません。インスタを開いている暇があるのならば多少はニュースピックスなどにも目を通しておくようにしましょう。

よしお

SNSでエゴサばっかりしてすいませんすいませんwww
この質問への答え方として多くの就活サイトでは、アニメや漫画と答えるのは良くないなどと言われていますが、正直に答えた方が良い印象を与えられる場合もあります。

相手の年齢や雰囲気からあるいは自分の姿を客観的に見てどういう印象を与えるだろうかと思考した上で答えると良い反応が得られる機会が多い印象です。

また場合によってこの質問はあなたの営業力を見ているという側面もあります。あなたの趣味を相手に「やってみたい」「いいね」と思ってもらうためにはどうすれば良いかを考えてみましょう。

好きに答えるが良い、ただし簡潔にじゃ

キャリアの神様

学科or卒業論文の内容が「あなたのやりたい仕事」と直結している場合は、研究内容を今後どう仕事に生かしていけるかという視点も交えて研究テーマや結果を簡潔に説明すればよいでしょう。

しかし、大半の学生はそうではないですよね。そこで重要なのは、人事に「ほー面白い勉強or研究やってるね」と思ってもらうにはどうすればいいのかという視点です。

面接官に興味を持ってもらうことをゴールに設定し、自分ならではの視点を交えて話すことができると良い反応を得られる可能性が高まります。

注意点は、専門用語を多用して話してしまうことです。いくら面白く、ユニークな研究であっても相手に理解してもらえなければ、伝わらないので評価されにくい印象です。

相手が理解できるレベルで正確に伝えなければ読みたい、聞きたいと思ってはもらえません。

相手も同じ人間じゃからのお、あくまで会話である事を忘れてはならんのじゃ

キャリアの神様

挫折や失敗経験についてもよく聞かれる質問のため準備が必要です。

これまでに経験した挫折や失敗体験の中でも、“特に苦労したこと”を乗り越えた経験を選ぶと話の展開が作りやすくなります。

企業がこの質問をする目的は、入社後に挫折や失敗を経験したときにどう対応するかをチェックするためです。実際に入社するとOJTという形で先輩社員に付いて業務を覚えていきますが、それでも挫折や失敗する経験をすることはあります。

質問に答える際は挫折や失敗は正直に伝えることと、その経験から何を学んだかを具体的に伝えましょう。多くの企業は挫折や失敗から成功のヒントを得ようとする人材を求めているのです。

失敗を正直に伝えるだけに終始してしまうと、「それは大変でしたね」と返されてしまうこともあります。これだと評価につながらないため気をつけてください。

「当社が第一志望ですか?」という質問は、企業への本気度や志望度合いを確かめるために聞いてきます。もちろんこの質問に対しては「はい、もちろん御社が第一志望です」と回答するのがセオリーですが、ここでの回答ではどうしてその企業が第一志望なのかの理由を説明することがポイントです。

どの学生も「御社が第一志望です」と回答するため、企業はその理由を聞きたいと思っています。第一志望であることの理由はエントリーシートの志望動機欄にも書いているはずなので、面接では改めてエントリーシートと矛盾のないように伝えましょう。

実はタブーな質問をされているかも・・・?
面接を受けているからといって、必ずしもすべての質問に答えなくてはならないわけではありません。実際、就活生に聞くべきではない質問というものも存在するのです。
厚生労働省の公正な採用選考の基本では、採用選考において「応募者の基本的人権を尊重すること」と「応募者の適性・能力のみを基準として行うこと」の2点を基本的な考え方として実施することが大切とされているのです。
就活生の適性や能力に関係ないことをESや履歴書に記載させたり、面接で質問することは、就職差別につながるおそれがあるとされています。

以下はタブーな質問の一例です。
・尊敬している人は誰ですか
・家族構成を教えてください
・ご両親はどんなお仕事をされていますか
・好きな本について教えてください

法律を遵守している企業であればしないような質問ですので、聞かれることは少ないかもしれませんが、もし聞かれたとしても答える必要はありません。

5.面接では逆質問を必ず用意しておく

面接の逆質問

最後のアピールチャンスなので必ず質問をしよう。

5-1.「特にありません」により志望度が低いと思われる

面接時の逆質問は自己アピールする最後のチャンスと言えますが、そのチャンスで「特にありません」と回答してしまうと「志望度は低いのでは?」と思われてしまい、かえって印象を悪くする恐れがあります。

面接官が逆質問をする理由は「コミュニケーション能力の確認」「入社意欲の確認」「相性の確認」などがあります。

「特にありません」と回答してしまうと、何も確認出来ずに終わるので印象は良くないと言えるでしょう。

反対に、逆質問の意図を理解した上で予め準備しておくことで逆質問を受けた際にスムーズに回答ができるので、他の候補者たちと差をつける絶好のチャンスと捉えるられるようになります。

おすすめの逆質問

    1. 「今後御社が描く経営ビジョンを教えてください」

→その企業の経営戦略と将来性について理解するため

    1. 「やりがいに感じている仕事と課題に感じている仕事を教えてください」

→仕事内容について理解するため

    1. 「社内で活躍されている人の特徴を教えてください」

→その企業で求められる能力を理解するため

    1. 「休日も社内の同僚と過ごすことはありますか?」

→社内の風通しや雰囲気を判断するため

    1. 「異動の頻度はどの程度ですか?」

→キャリアビジョンを描くため

6.面接前に確認しておきたいこと

面接では予想もしていない質問が飛んでくることもあります。面接官によっては、就活生の性格や価値観を深掘りする目的で一見関係ないような質問をしてくることがあるためです。

不意にくる質問にも動じないよう、面接前に確認しておくと後で役に立つ対策をいくつか紹介します。

どんな質問がきても大丈夫なように備えておくのじゃ。

キャリアの神様

6-1.朝のニュースをチェック

面接前には朝のニュースをチェックする習慣を付けましょう。朝のニュースをチェックしておくと、社会の状況を最新の情報にアップデートできます。

面接では不意に「最近のニュースで気になるニュースはありますか?」と聞かれることもあるため、日頃からチェックしておきましょう。

また、業界について話題になっているトピックも聞かれることもあるため、就活中は毎日ニュースの経済カテゴリも欠かさずに目を通しておくと役立ちます。

6-2.企業の情報をチェック

面接を受ける企業の情報も面接前に必ずチェックしておきましょう。

たとえば、企業の代表取締役社長の名前や主要サービス、設立年などの基本情報はいざ聞かれたときに答えられないと志望度を疑われてしまう可能性もあります。

企業の情報は企業公式サイトや就活サイトに掲載されているため、チェックしておいてください。

さらに深く企業の情報を調べたい人は、企業ホームページにあるIR情報にも目を通すと効果的です。

MEMO
IR情報とは企業が投資家に向けて公開している情報のこと。企業の業績や今後の事業計画といった企業の展望をチェックできる。

企業の業績がどんな状況かも合わせて答えられると十分アピールにつながるため、きちんと目を通しておきましょう。

7.面接では質問に対して相手の目を見て堂々と答える

7-1.挙動不審な答え方は自信が無いように見える

面接の場で重要なことは堂々と答えることですが、挙動不審な答え方だとかえって自信の無いように見えてしまい、印象はよくありません。

面接の場で注意したいことは次の通りです。全て挙動不審と捉えられる内容と言えます。

  • 目線を合わせない
  • 目がうつろ(表情に覇気がない)
  • 必要以上におどおどしてしまう
  • 貧乏ゆすりをしてしまう
  • 顔や髪を触って落ち着きがない
  • 笑顔がない

上記の行動は面接官にはネガティブな印象を与え、「自分に自信がないのでは?」と思われてしまいます。

7-2.答えに詰まっても慌てない

想定していない質問をされると、どうしても答えに詰まってしまうこともありますが、大事なのは慌てないことです。

面接では自分の意見や価値観を深掘りするためにさまざまな質問をされるため、よく考えて自分の意見を伝えることが求められます。

どんな質問にもスムーズに回答できることが評価基準ではありません。そのため、落ち着いてよく考えてから回答しましょう。

もしパッと答えが出てこない場合には、「具体的には、どういった内容かもう少し補足いただけますか?」などのように丁寧に質問すると印象がとても良いです。

8.質問は大体決まっているのである程度回答を用意して面接に臨もう

就活の面接で聞かれる質問とその回答のコツについて、例文を交えながら紹介してきました。

面接の際にされる質問は大体決まっています。面接の回答を準備しておくことで、不安は軽減されます。

新卒の面接でよく聞かれる質問
  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 学生時代頑張ったこと
  • 強み、弱み
  • やりたい仕事
  • 企業選びの軸
  • 逆質問

上記で紹介した通り、よく聞かれる質問の準備とあわせ、逆質問を準備することもおすすめします。

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