面接前に失敗しそうなことを知っておきたい
この記事をご覧の方は、上記のような思いを抱いているのではないでしょうか。
結論を先に述べてしまうと、失敗が必ずしも不採用に繋がることもありません。
しかし、極力失敗をしないように事前準備をすることが大前提です。
この記事では、よくある失敗例と失敗しないための事前準備をまとめました。
この記事を最後まで読んでいただけると、きちんと事前準備ができ、面接で失敗することはなくなるでしょう。
面接官が何をチェックしているかわかる!
実際の選考でも使われている面接評価シート1.面接でよくある12個の失敗談と対策
- 身だしなみがきちんとしていない
- 面接に遅刻した
- 面接会場を間違えた
- 面接官からマナーを指摘された
- 話すスピードや声の大きさが不適切だった
- 一貫性のない発言で矛盾が生じた
- 基本的な質問に答えられなかった
- ありきたりな回答で自分らしさをアピールできなかった
- 志望動機が浅かった
- 面接官が退屈そうだった
- 逆質問で評価を下げてしまった
- 頭の中が真っ白になった
1-1.身だしなみがきちんとしていない
入社をしたいと考えている企業の面接なのに、慌てて用意したせいなのか「寝ぐせで髪がボサボサ」「シャツがヨレヨレ」そんな状態で面接に挑む就活生を割と見受けることがあります。
面接官は初対面の人が多いので、そのような状態だと、いい印象を持ってもらえないことは間違いないでしょう。
可能であれば、前日の晩から前もってスーツやシャツにシワがないか確認、もちろん靴も汚れていないかを忘れずに確認しましょう。
前日はいつもより気持ちはやめに就寝することを心がけて、朝起きたら寝ぐせを直し、身だしなみを整え、面接に挑むという意識を持つといいと思います。
1-1-1.対策:服装や身だしなみを整える
「第一印象は見た目で左右される」と聞いたことはありませんか?
「メラビアンの法則」というコミュニケーションをとる際に印象を左右する情報を検証した実験結果によると、相手に与える印象は視覚情報が55%も占めるのです。
言語情報は7%、聴覚情報が38%です。いかに見た目の印象が大事かがわかりますよね。
就活でも見た目の印象をよくするために、服装や髪型などを清潔に整えるのはとても重要です。
シワだらけのスーツだと清潔感がないので、前日にアイロンをかけてシワをなくしましょう。
また、ニオイのケアも忘れずにしてください。
マンダムの調査では「周囲の身だしなみでもっともどうにかして欲しいこと」で第一位がニオイ(体臭)に挙げられています。
ニオイは相手の評価にどのように与えるのかと聞いたところ、「一緒に仕事をしたくない」「周囲への気遣いや配慮が足りないと思う」などの意見があります。
面接の前日にニンニクなどの匂いがキツイ食べ物を避けたり、面接前に制汗スプレーを使ったりして匂い対策をしましょう。
1-2.面接に遅刻した
前日までみっちり面接準備に時間を費やしたのに、起きると面接の10分前で寝坊してしまったなんて学生もいます。
遅刻してしまったら、すぐに応募先の企業に連絡を入れましょう。
謝罪した上で遅刻の理由をはっきりと伝えてください。
そして、面接官にどうするべきかを尋ねましょう。
もし、面接をしてくれるのであれば、到着時間を伝え、面接会場に向かいましょう。
忙しい時間を割いてもらっているのにも関わらず、遅刻してしまったことを面接会場が到着したらすぐに謝罪してください。
また、電車が遅延してしまって、面接に遅れるケースもあるかと思います。
その際は、遅延することが判明した段階ですぐに連絡しましょう。
無断遅刻をすると高い確率で落とされてしまうので、必ず連絡してください。
採用期間中は面接官も特に忙しいため、できるだけ時間を奪わないように配慮しましょう。
1-2-1.対策:会場までの経路や交通手段を確認する
遅刻を防ぐために、会場までの経路や交通手段を事前に確認しておきましょう。
面接会場がオフィス街の場合、似たようなビルが多く並んでいるので迷いやすいです。
初めて訪れるときは、事前に会場までの経路を調べておきましょう。
また、遅刻を回避するには最適な交通手段の確認が重要です。
Yahoo!乗換案内などのアプリを使うことで簡単に交通ルートを調べることができます。
1-3.面接会場を間違えた
説明会を受けた場所を面接会場だと思い込んで、時刻通り会場に着くと面接会場は別の場所だったなんて話も聞きます。
その際にも、すぐに連絡してください。
自身の確認不足がこのような結果となっているので、まず謝罪しましょう。
その上で面接会場を確認し、すぐに面接会場に向かいましょう。
1-3-1.対策:地図アプリなどで場所を確認する
道を間違えて遅刻しないように、スマホの地図アプリを利用して会場の場所を確認しておくことも遅刻を回避する対策といえます。
地図アプリを使えば、会場の住所を入力するだけで最寄りの駅から会場までの経路を簡単に表示してくれます。
また、Googleマップのライブビューで会場周辺の目印になる建物を覚えておくと、目的地までスムーズに行けるでしょう。
1-4.面接官からマナーを指摘された
面接での言葉遣いや振る舞いなどのマナーを指摘される就活生も多いです。
敬語・丁寧語・謙譲語の使い分けがうまくできないと、自分でも何を言っているのかわからなくなって面接の雰囲気が悪くまります。
また、友達と話すときのように「めっちゃ~~」「なんか〜〜」などの若者言葉にも注意が必要です。
さらに、面接中に姿勢が悪かったり、相手の話に対して相槌をしなかったり、というような振る舞いにも気をつけましょう。
1-4-1.対策:正しい言葉遣いや振る舞いを身につけておく
指摘されるかどうかは別として、面接官に「マナーがなっていないな」と思わせないためにも、正しい言葉遣いや振る舞いを身につけておきましょう。
敬語などのマナーを守った言葉遣いに自信がない人は、事前にしっかりと練習しておくことが大切です。
尊敬語・丁寧語・謙譲語の使い分けはいざ話してみると難しいので対策必須です。
また、背筋を伸ばした正しい姿勢を普段から心がけるなど、日常生活で取り入れられることはやっておきましょう。
1-5.話すスピードや声の大きさが不適切だった
面接で緊張しすぎて話すスピードが早口になったり、ぼそぼそと口ごもって受け答えしてしまったりするなど、スピードや声量が不適切で低評価が付いてしまうケースもよくある失敗体験です。緊張してなかなか自分ではコントロールできずに悩んでいる人もいるかもしれませんね。
1-5-1.対策:他人に話し方を見てもらう
対策としては、面接の模擬練習を友人や知人、あるいは就職エージェントなどを利用して直すべきポイントを見てもらうのがおすすめです。模擬練習では比較的落ち着いて話せると思うので、自分の面接風景を録画しておくと本番前にチェックできますよ。
また、本番では間が空くことを恐れてどうしても何かしゃべってつなごうとする心理も働きがちですが、面接ではしっかり自分の言葉を選んで受け答えするほうがより良い印象を与えます。間を恐れずに、堂々と落ち着いて受け答えができるまで模擬練習をしてみましょう。
1-6.一貫性のない発言で矛盾が生じた
面接中に質問されると、回答を考えることに一生懸命になりがちです。
その場で取り繕った回答をしても、それまで回答していた内容との一貫性がなくなり、矛盾が生じてしまいます。
面接では、どのような質問でも自分の回答に一貫性を持たせることが重要です。
発言内容に一貫性がないと人間性や特徴が面接官に正しく伝わらず、面接官に「嘘をついているのでは?」と思われてしまう可能性も。
自己PRで述べる自分の強みを軸にして、回答に一貫性を持たせましょう。
1-6-1.対策:自己分析をして自分の考えを整理する
発言に一貫性を持たせるには、自己分析をすることが重要です。
自己分析をして「自分の強み」「自分のやりたいこと」「将来の目標」など、自分の考え(=自分の軸)を整理しましょう。
自分の考え(=自分の軸)を整理できれば、質問に対して自分の軸に沿って回答できるようになります。
自分の軸さえ明確になれば、どんな質問をされても自然と一貫性のある答えを導き出せるはずです。
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1-7.基本的な質問に答えられなかった
「弊社の社長はごぞんじですか」などと、ホームページに書いてあることを聞かれても答えられない人が多く存在します。
この質問では、企業の理解度と志望度を試されていると思ってください。
やはり、ここでも重要となってくるのが事前準備となります。
一次、二次面接なら、ほかの学生よりも光るものがあれば、なんとか通過することができると思いますが、最終選考となるとそうはいきません。
最終選考では「本当にここで働きたいのか」という意思確認をされる場面であることが多いので、会社に関わる基本的な項目はおさえておきましょう。
1-7-1.対策:企業のホームページやニュースを見る
最終面接では役員の方々が面接することが多いです。
そして、役員の方の情報は企業のホームページなどでチェックできることが多いです。
社長や役員が社内でどんな仕事をしているのかまで理解できていると会話が噛み合い、通過率も上昇させることができるでしょう。
企業動向を知るためにも、ニュースを見る習慣を身につけましょう。
FacebookやTwitter、Instagramの企業公式アカウントなどを見るのもおすすめです。
SNSやニュースで志望企業の最新の情報をチェックし、万全の状態で面接に臨んでください。
1-8.ありきたりな回答で自分らしさをアピールできなかった
面接官からの質問に対してありきたりな回答しかできずにアピール不足となってしまうのも、よくある失敗談になるかと思います。原因としては自己分析や企業理解が足りなかったり、想定問答を丸暗記してしまっていたりすることも考えられます。
1-8-1.対策:自己分析や企業理解を再度おこなう
対策としては、
- 今までおこなってきた自己分析を振り返り自分をアピールできる内容になっているかを確認する
- 企業の採用ページや競合他社との違いなどを調べる
- 想定問答を丸暗記ではなく言いたい要素だけをポイントで押さえておく
こういった取り組みを面接前までにおこないましょう。自分をユニークで魅力的な人材だと評価してもらうには、それなりの自己分析や企業理解が必要になります。自分のカラーを出すためにも、これまでおこなった自己分析を見てもっと深掘りできないかを検討してみてください。
1-9.志望動機が浅かった
面接で必ず聞かれるといっても過言ではない志望動機ですが、内容が浅さから選考を突破できない人も多いです。
「その企業でなくてはならない理由」を伝えられないと、面接官から「その志望動機なら、他社でも同じことが言えるのでは?」「聞こえのいい志望動機だけど、結局何をやりたくて当社なの?」などと厳しいツッコミが入るでしょう。
志望動機が浅くなりがちな学生は、「志望動機=その企業に興味を持ったきっかけ」を話していることがほとんどです。
例えば「海外でのボランティア経験がきっかけで、世界中の国を豊かにしたいと考えました。御社が生産している○○は世の中が豊かになるためには必要不可欠考え、御社を志望します」という志望動機は、一見よさそうに感じますよね。
しかし、企業を志望したきっかけしか述べておらず「その企業で何をしたいのか」「将来どのように成長したいのか」が伝わらない非常に浅い志望動機といえます。
1-9-1.対策:将来のビジョンと逆算して考える
説得力のある志望動機にするためには、将来のビジョンを考えた上で、そこから逆算して考える方法がおすすめです。
まず、過去の経験から「自分の価値観」「大切にしたいこと」を把握します。
そして「将来どのような人間になりたいか」という目標を決めましょう。
「〇〇を叶えたい/したいから〇〇で働きたい」このように将来のビジョンから逆算し、説得力のある志望動機を作っていきましょう。
ビジョンの考え方をくわしく知りたい人はこちら
就活強者は知っている就活で武器になる「ビジョン」の考え方|意味や理念との違いも解説
1-10.面接官が退屈そうだった
面接が失敗だったと振り返る人の中には「面接官が退屈そうにしていた」と感じた人も多いのではないでしょうか。
一方的に話が長かったり、セリフのように丸暗記した内容を話しているだけの学生の話を聞いても、面接官は正直退屈してしまします。
例えば、面接官が「あなたの強みは?」と尋ねているのにも関わらず、アピールしたいという意識が強くなりすぎて、強み+志望動機まで話してしまった場合どうでしょう。
面接官は「聞いたことに回答していない」「話が一方的で長い」と感じてしまいます。
面接官の退屈そうな態度には必ず理由があるので、対策する必要があります。
1-10-1.対策:一方的に話しすぎず面接官との会話を意識する
面接官を退屈させないためには、自分が話したいことを一方的に話してはいけません。
面接官の質問を受け止めた上で、意図を理解した簡潔な回答を心掛けましょう。
会話のキャッチボールがスムーズにできれば、面接官も心地よく話すことができます。
「伝えるべきこと」と「伝える必要のないこと」を整理した上で面接に臨みましょう。
1-11.逆質問で評価を下げてしまった
逆質問でアピールするどころか、逆に評価を落としてしまったという就活生もいます。
逆効果になる逆質問は「すでに企業から説明を受けている内容」「調べればわかる質問」です。
「何も聞いてなかったのか?」「そんなことも調べていないのか」と呆れられる可能性が高いでしょう。
逆質問は志望度の高さや自分の考えをアピールできるチャンスなので、しっかり用意しておきたいですね。
1-11-1.対策:熱意を伝える逆質問を用意しておく
逆質問で評価を下げないためにも、事前に質問を考えておきましょう。
企業が求める人物像や将来のキャリアパスに繋がる質問をすることで、企業に興味があって入社意欲の高い人物だとアピールできます。
- これまでに一番達成感を感じたエピソードがあれば教えてください
- これから〇〇のスキルを学ぼうと考えていますが、御社で役に立ちますでしょうか
- 御社の5年後、10年後のビジョンを教えてください
- 御社で活躍する人にはどのような特徴がありますか?
- 将来展開される○○事業に貢献できる社員になるには、どんな準備が必要でしょうか?
選考別の逆質問が知りたい人はこちら!
逆質問まで抜かりなく!【逆質問の例文】面接官の意図や一次・二次・最終の逆質問やポイントを解説
1-12.頭の中が真っ白になった
緊張のあまり、頭の中が真っ白になったという就活生も多いようです。
質問をされても、考えていたことをすべて忘れて回答できないなんてことは避けたいですよね。
面接官も人間ですから、就活生の気持ちを察してくれたりフォローをしてくれることもあります。
しかし、最初からハキハキと明確に答えられた方が好印象を与えられます。
もし、あなたが緊張しやすいタイプであれば、事前に面接の練習をしておくことをおすすめします。
面接は何回経験しても緊張するものですが、回数を重ねることで緊張を緩和することが可能だからです。
それでも面接中に頭の中が真っ白になってしまった場合、落ち着いて「もう一度質問をおしゃっていただけませんか?」と聞き返すようにしてください。
黙り込んでしまうと余計に頭の中が真っ白になる上に面接官から心配されるので、頭が真っ白になった段階ですぐに面接官に投げることを想定していてください。
1-12-1.対策:身近な人やエージェントと練習する
自分の人生がかかった面接では、プレッシャーと緊張で精神的にしんどくなる人も多いです。
緊張を100%封じるのは難しいですが、面接練習を重ねることで緊張を緩和させることは可能です。
「就活を始めたばかり」「どんな企業が合うかわからない」という人は、エージェントに登録して企業紹介から面接対策までのサポートを受けるのもおすすめです。
アドバイザーは就活のプロなので、適切なフィードバックを受けながら面接対策をすることができます。
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2.面接直前にできる失敗しないためにやっておくべきこと
面接直前は緊張のピークに達しているかもしれません。しかし、面接直前にだからこそできる失敗しないためのコツやポイントがあるのも事実です。面接で成功を収めるためにもぜひ今から紹介するポイントを実践してみてください。
コツは、紹介するポイントをどの企業の面接直前でも繰り返しおこなうこと。何回も試して慣れてくると自分が思ったほど緊張しなくなってくるので、「継続は力なり」を基本に面接直前にいつでも試してみると失敗経験も少なくなってくるでしょう。
- 緊張していたら深呼吸をする
- 準備・対策したことを思い出し自信を持つ
- 「完璧でなくてはいけない」と思わないようにする
2-1.緊張していたら深呼吸をする
緊張していると感じていたら深呼吸をしましょう。
深呼吸をして緊張を和らげるポイントは、以下の3つです。
- 目を閉じる
- 深呼吸をしているときは何も考えない
- 1~2分続けて深呼吸する
目を閉じて深呼吸をすることで、視界をシャットアウトして余計な情報を取り込まないようにすることができます。次に深呼吸をしているときに一番重要なのが、この後ある面接の心配を一切してはいけないという点です。
想定問答を暗記したり気になることがあったりすると、どうしても深呼吸をしながら心配が残るため、結果的に緊張が和らぐことがありません。準備してきたことを信じて深呼吸をするときは一切何も考えないようにし、これを1分から2分程度続けてみてください。気が付くと緊張が少し和らいでいるのが実感できると思います。
2-2.準備・対策したことを思い出し自信を持つ
次にやっておきたいポイントは、これまで準備や対策をしてきたことを思い出して自信を持つことです。勘違いしてはいけないのが、これは「準備してきた暗記などを思い出す」といったことではなく、あくまでも「自分はすごい準備してきたから大丈夫!」と自分に自信を付けるということです。
深呼吸をして緊張を和らげたら、ぜひこれまでの対策を思い出して自信を付けていきましょう。ここまでできると面接のハードルが一気に下がるので、とても余裕が出てくるはずです。そして余裕が出てくると話のスピードや抑揚などもコントロールできるようになるので、面接が有利に進められるはずです。緊張の緩和と自分への自信付けをぜひ面接直前に試してみてくださいね。
2-3.「完璧でなくてはいけない」と思わないようにする
最後に紹介するポイントとしては、面接では「完璧でなくてはいけない」と思わないようにすることです。
たとえば、以下のような「完璧思考」を持っていたらそれらはぜひすべて捨ててほしいです。
- 面接では噛まないように何事も流暢に答えないといけない
- 笑顔を絶やしてはいけない
- どんな質問が来ても間髪入れずに即答するべき
- 面接官がうなずいてもらえるような回答を徹底
面接官は毎年数多くの就活生を面接しているため、就活生の素顔を暴くのは容易です。完璧思考を捨てて面接に落ち着いて臨めるような状態を作るよう努力しましょう。
3.面接で失敗したと思ったときの対処法
面接に失敗したからといって、必ず不合格になるわけではありません。
「失敗してしまった」と思ったとしても、正しく対処してその後の評価を変えることも可能です。
また、失敗したことが原因で選考に落ちたとしても、改善することで失敗を次に活かすことも可能です。
面接に失敗しても挽回は可能なので諦めずに面接に挑みましょう。
- 失敗を引きずらずに気持ちを切り替える
- 失礼なことをしてしまった際はきちんと謝罪する
- 次の面接に向けて改善する
3-1.失敗を引きずらずに気持ちを切り替える
面接で失敗したときに何よりも大事になのは、気持ちを切り替えることです。
人間なのでどれだけ念入りに準備をしても、失敗してしまうことがあります。
面接で失敗するとその後も引きずってしまいがちですが、失敗ばかりに目を向けるのはよくありません。
失敗を引きずったまま面接を受けると、自信のなさからアピール力が落ち、さらに評価が下がってしまいます。
失敗したときこそ、気持ちを切り替えてリカバリーする方法を考えましょう。
面接官側も「失敗した学生がどのようにリカバリーするか」などの修正能力を見ているので、気持ちを切り替えて挽回しましょう。
3-2.失礼なことをしてしまった際はきちんと謝罪する
面接の場で失礼なことをしてしまった際には、きちんと謝罪することが基本です。社会人になると誰かに対して失礼を働いてしまうなど失敗した経験も少なからずあるはずです。面接官は就活生が失礼をしてしまったときの対応ももちろん見ています。
むしろ、失礼をしてしまったときの対応が完璧に近い人の方が、面接では高評価につながりやすいでしょう。
たとえば、
「入室時にドアを強く閉めてしまい大変失礼いたしました。」
「この度は数分といえど面接に遅れてしまい大変申し訳ございませんでした。」
など、状況に応じて自分の言葉で具体的に謝罪できるように練習しておきましょう。謝罪に関わる敬語などは、普段から使い慣れていないととっさに使えないので練習あるのみですよ。
3-3.次の面接に向けて改善する
ある程度の失敗は面接中に挽回できると言いましたが、時には挽回しきれずに面接に落ちてしまうこともあります。
失敗をして面接に落ちると、そのことばかり考えてしまいそうになりますが、失敗を糧にして改善することが大切です。
面接に失敗した場合は、何がうまくいかなかったのかを分析して、次回以降の面接で同じ失敗をしないように課題を克服しておきましょう。
改善を繰り返すことで面接に失敗しにくくなりますし、合格率も高まっていきます。
失敗をして落ち込むのは一瞬で終わりにして、次に繋がる行動をとっていきましょう。
【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう
面接で"あなたが対策すべきところ"わかってますか?
今年はオンライン面接をおこなう企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。
そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
24の質問に答えるだけで、自分の強みと弱みをグラフで見える化できるんです。
面接力診断を活用して自分の弱点を効率的に対策し、志望企業の面接を突破しましょう!
4.失敗したと思っていても合格だった体験談
面接で失敗してしまったと思っていても、実は合格して内定をゲットできたというケースもあります。面接官が回答に悩むような質問をしてくることがありますが、これらの質問にはしっかり面接官の狙いがあるのです。
ここでは失敗したと思っても面接に合格していたケースや、どうして合格できていたのかについてケースごとに紹介していきます。
- スムーズに話すことができなかった
- 自己分析について深堀され曖昧なことを言ってしまった
- 面接時間がほかの企業と比べて短かった
- 面接官に厳しいことを言われてしまった
4-1.スムーズに話すことができなかった
面接でスムーズに話すことができなかった……と落ち込んでも、実は面接に合格していた、というケースがあります。というのも、面接では面接官からの質問に対してどれだけ自分の言葉で考えて回答したかが重視されます。
たとえば、志望動機はどの面接でも聞かれるものですが、ほかの就活生と内容が被りがちです。少しスムーズに話せなかったとしても自分なりの言葉で志望理由を伝える方が、面接官の気を引くことができるでしょう。
また「もし弊社の選考に不合格となった場合にはどうしますか?」などの回答に悩むような質問が来た場合でも「自分だったらこうします」という具体的な回答を自分の言葉で表現するほうが、評価としては高くなるでしょう。
4-2.自己分析について深堀され曖昧なことを言ってしまった
自己分析の内容を深掘りされて曖昧な受け答えをしてしまったものの、面接は合格できたというケースもあります。
たとえば「相手の話に傾聴し共感することが得意というのは多くの人に求められますが、その点についてどうお考えですか?」というように、自分の強みについてさらに突っ込んだ質問を投げてくる場合も考えらえます。
ここでポイントなのは、質問に悩む場合にはもちろん悩んで回答して構わないという点。面接官はあくまでも「この質問についてどういう考えを持っているのか」を評価ポイントとして見ています。
自分が想定していない質問が来た場合でも、まずは「自分はどういう考えを持っているのか」を落ち着いて判断し、ゆっくり自分の言葉で丁寧に説明する方が、面接官への印象も良くなります。
4-3.面接時間がほかの企業と比べて短かった
面接時間がこれまで受けてきたほかの企業と比べても短いと感じると不安になりますが、実は合格していた、というケースもよくあります。
面接時間が短いにも関わらず合格する理由には「一通りの質問をした結果、特に落ち度もなく評価も高かった」などが考えられます。面接時間が短かったたとしても、必ずしもイコール不合格という訳ではないと考えましょう。
また、面接時間を無理に伸ばそうとして色々面接官へ質問をするのも場合によっては逆効果となることもあります。面接時間は基本的には面接官のペースに委ねて、1つひとつの質問に対して丁寧に回答して進めていくことを心がけましょう。むしろ面接時間の長い・短いは気にしないようにすることがポイントですよ。
4-4.面接官に厳しいことを言われてしまった
面接中に面接官から厳しいコメントを言われてしまったものの、結果的に合格となるケースもあります。これは面接官からの叱咤激励に近いようなものと考えていいです。面接官にも色々な性格の人がいるため、場合によっては高い評価をしてくれる一方で厳しい言葉を投げかけてくる場合もあります。
しかし、これは期待の表れと考えていいでしょう。入社後に再びお会いしたときには優しくて態度がまったく違った、なんてこともよくあることです。
面接で厳しいことを言われた場合には、むしろ入社してから期待されている内容であることが多いため、言われたときには決して忘れることのないようメモなどをしておきましょう。
5.面接に失敗しても改善を繰り返す意識が大切
ほとんどの就活生にとって、面接では何かしらうまくいかない部分が必ず存在することでしょう。選考で勝ち残るのは人気の企業であれば非常に困難ですが、可能性をあげることは誰にでもできます。
まずは、目先の選考に通過する可能性を1%でも上げるために、きちんと事前準備をして万全の体制で面接に挑んでみてください。
その上でうまくいかなかった部分が出てきた場合は、次の選考で同じ失敗をしないために課題を解決する意識を常に持っておくことが重要です。
ただ、覚えていてもらいたいのは、面接で失敗したからといって必ずしも不採用にはならないということです。もし、失敗したとしても、落ち着いて対処しベストを尽くしましょう。
改善を繰り返していればいずれ正解に近づいて行きますし、面接での通過率も上がっていくことでしょう。もし、あなた1人で課題を改善することが難しい場合には、就活のプロに相談する方法もあります。
以下に親身に相談に乗ってくれるおすすめの就活エージェントをまとめておきましたので、興味があれば確認してみてください。少しでも参考になれば幸いです。
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