就活四季報っていらなくね
就職四季報って本当にいるの?
この記事にたどりついたあなたは、そんな疑問を抱いていませんか?
正直、就活四季報は就活にマストな本だとは私も思っていません。人によっては購入する必要はないかもしれません。
しかし、多数の情報が詰まっている書籍はこれほどにないと言えるのもたしかです。
この記事では就活四季報の利用メリットも紹介しますが、一切読まずに内定を獲得した元就活生が就活四季報が必要ないという理由も解説します。
最後まで読めば、就活四季報の利用方法だけでなく、購入すべきかしないかを自分で判断できるようになるでしょう。
内定者ESがタダで読めちゃう!
就職人気上位100社に内定をもらった学生が提出したエントリーシートを全て公開!1.就職四季報は就活生向けの企業情報がまとめて見られる本
就活四季報には、企業のあらゆる情報が掲載されています。
企業の正しい名称、事業内容、企業の代表的な商品・サービス、事業構成などが書かれており、ホームページや採用情報では分からないことも網羅されています。
各企業のページ上部には、採用人数、3年以内の離職率、有給消化日数、平均年収が記載されています。
これらを見ることで企業のワークライフバランスがどうかを知り、自分の希望に合っているか確かめることや、企業の働きやすさを表すひとつの目安と言えます。
1-1.就職四季報の種類
就職四季報には4つの種類があり、就職四季報からどのような情報を得たいかによって、選ぶべき種類が変わってきます。就職四季報の種類は、以下の4種類です。
- 就職四季報 総合版
- 就職四季報 優良・中堅企業版
- 就職四季報 女子版
- 就職四季報 インターンシップ版
最もスタンダードなものは総合版です。何かに特化した情報が欲しいということでなければ、網羅的な情報が記載されている総合版を選びましょう。また、優良・中堅企業版は中小企業に特化した情報、女子版は育休取得率や男女別の離職率など、女性が就職の際に気になる情報が掲載されています。
インターンシップ版は、その名前の通り各企業がおこなっているインターンシップの情報が載っています。就活が本格化した時期になってしまうと使う機会が減りますが、大学2年生や3年生の早い時期に購入しておくと非常に便利です。
2.就活四季報を利用するメリット
2-1.5,000社の企業を同じ項目で比較できる
志望先の企業を絞り込むためには、企業同士を比較して自分の希望に合っているかをチェックする必要があります。
就活四季報では、5,000社の企業について同じ項目で情報が書かれているので、複数の企業を比較しやすくなっています。
就活においてどのような点を優先して企業を選ぶのかを決めておけば、就活四季報でチェックすることで自分の気になる企業の目星が付けられます。
業務内容だけでなく、残業時間や有給消化日数、給与、昇給に関する項目を細かくチェックして志望先を絞り込んでいきましょう。
ほかにも、企業の業績、福利厚生、在籍社員の出身校データなども項目として掲載されています。
同業他社が比較しやすいので、志望する業界・職種が決まっている就活生にとっては特に便利です。
よしお
キャリアの神様
2-2.ブラックな情報も読み取れる
就活四季報の情報は、ブラック企業を見極める際にも役立ちます。
客観的で構成な情報が掲載されているので、企業のデータを細かく分析することが可能です。
ブラック企業であるかどうかをチェックする際は、 離職率と離職者数を見てみましょう。
離職率が高い場合や勤続年数が5年以下である場合は、OB訪問やインターンシップ、企業説明会で理由を知るようにしましょう。
インターネットでも情報収集はできますが、正しい情報ばかりではありません。
離職率の高さは、必ずしもネガティブな理由とは限りません。
次のステージでキャリアアップするための前向きな離職かもしれませんし、元々独立やフリーランスを目指している人が多く入社する企業もあります。
ブラック企業の見極め方|求人・説明会で分かる注目ポイントを解説
2-3.企業研究や選考対策にも使える
就活四季報は、企業研究や選考対策にも使えます。
選考試験では「ほかの企業ではなく、この企業を志望する理由」を明確にして、熱意を伝えることで効果的なアピールが可能です。
その企業にしかない魅力や特徴も就活四季報から読み取れます。
就活四季報には、求める人材や今後力を入れる事業も記載しています。
3.就職四季報でチェックしておきたい項目
就職四季報は、豊富な情報が掲載されていて便利ではありますが、逆に情報が多すぎるせいでどこから見ればよいのかがわからず、迷ってしまう人も多いかもしれません。
そこでここからは、就職四季報でチェックしておきたい項目について、4つの場面に分けて紹介します。自分自身の状況や悩みと照らし合わせて、どの項目をチェックするかを考えてみてください。
よしお
キャリアの神様
3-1.選考プロセスを知り対策を考えたい場合
就活において最も気になる情報として、各企業の選考プロセスが挙げられます。就活四季報には、企業ごとの選考プロセスが図でわかりやすく解説されているため、一目で確認することができます。
また、選考プロセスの時期がかなり細かく載っているのも嬉しいポイントです。エントリーやESの提出、選考会、面接の時期などを把握できるため、他の企業の選考との兼ね合いや就活全体のスケジュール管理などにとても役立ちます。
- 各企業の選考プロセス
- エントリー情報
- 試験情報(重要科目・選考ポイント・通過率・倍率)
3-2.ワークライフバランスを重視する場合
就職四季報では、ワークライフバランスについて考えるために必要な情報も多く掲載されています。たとえば、有給取得情報や残業時間、離職率などの情報がわかりやすくまとめられています。
これらの情報は、仕事とプライベートを両立できるか、両立しやすいかなどを考えるためにとても重要な数値なので、エントリーをおこなう前に確認しておいてください。
また、企業によっては、これらの数値を回答していない場合があり、そういった場合は「NA」と記載されています。良い数値であれば進んで回答するだろうと考えると、回答しないということはあまり良くない数値であることが想定されるということも知っておきましょう。
- 有給取得率
- 残業時間
- 離職率
3-3.企業規模を重視する場合
就職四季報には、業績や資本金、事業構成など企業の基本データについても細かく掲載されています。
特に安定した企業に就職したいと考えている人は、業績の中の売上高や純利益などを確認し、企業の規模感や安定した売上を上げられているかを確認しましょう。
また、安定した企業への就職を希望していなくても、自分が志望している企業の規模感や売上高を知っておくことは大切です。なぜなら、企業の規模感や売上などのデータを知っていれば、企業の経営状況やお金の使い方などがわかり、企業理解がより深まるからです。そのため、ESを提出しようと考えている企業は一通り確認しておくようにしましょう。
- 業績(売上高が増えているか・営業利益率から稼ぐ力があるか)
- 資本金
- 事業構成
- 従業員数
3-4.選考対策に使いたい場合
就職四季報は、企業の情報を効率よく知るための本というイメージを持っている人が多いかもしれません。しかし、就職四季報では、情報を収集するだけでなく、選考対策にも役立てられます。
特に各企業が求める人物像がはっきりと書かれているため、ESを作成する際や面接での回答を考える際に非常に役立つのです。
さらに、どのような種類の書類選考をおこなっているか、面接ではどういったポイントが見られているかなど、細かい情報も載っています。そのため、選考対策として具体的に何をしておけば良いのかを把握しておきましょう。
- 各企業が求める人物像
- おこなっている選考の種類
- 面接でチェックされているポイント
4.就職四季報がいらない3つの理由
ここまでは、就活四季報の効果的な使い道を紹介してきました。ここからは、私が就活四季報を必要ないと思う理由を解説します。
理由は3つです。
- 読んで理解するのが大変
- 情報を開示していない企業も多い
- 直接内定には結びつかない
4-1.読んで理解するのが大変
就職四季報はモノクロ印刷で文字が細かく読みにくいです。
例えば「経常利益」など経済の専門用語や数字も載っていて、どこをどうやって読めばいいのかよくわからないので、理解するのが大変だと感じました。
もちろん私の知識不足か読解力による部分も否めませんが、効率的ではないことはたしか。
総合版だと1,200社もの情報が載っているので、せっかく買っても使うのはその一部です。
メーカーから商社、金融まで幅広い業界の会社が広く載っています。
しかし、そもそも業界研究で志望業界を決めてないと役に立たない情報なので、志望業界を決めてない学生にも決めた学生にもおすすめできない1冊です。
2,000円以上も払って、自分が志望する企業のデータが半ページしか載っていないということもありうるのです。
一方で、就活サイトは無料でもっと多くの企業の情報を検索できるので、就活四季報を使わなくても、十分就活の情報収集ができました。
4-2.情報を開示していない企業も多い
就活四季報に載っている平均年収や残業時間、離職率などのデータは、企業側が開示するかどうかを決めています。
偏った情報を掲載しないように、企業側にこれらの情報を問い合わせた内容をまとめて1冊の本としたのが「就活四季報」です。
そのため、就活四季報には、
・企業が開示していない情報掲載されていない
・企業が開示したデータも企業からの報告に基づく
という問題があります。
就活で知りたい情報でも、企業によってはそれが載っていなかったり、どこまで本当のことが書かれているのかわかりません。
就活中、この就活四季報に載っている情報を何度も疑うことがありました。
例えば、就活四季報では残業時間が少ない企業でも、実際にOB訪問で先輩に聞いたら残業が多くて驚いたという友達もいました。
よしお
キャリアの神様
4-3.内定に直接結びつかない
就活四季報を見ているだけでは、内定に直接結びつきません。
テスト前に教科書を眺めているだけでは、いい点が取れないのと同じです。
読んだだけで内定とれるなら苦労しません。
限られた時間の中で大学やサークルと就活を両立して内定を得るためには、目を通すだけになる就活四季報は不要です。
実際に私は就活をしてみて、本やネットでできる情報収集は早めに終わらせ、直接社会人と会う就活の方が内定につながるチャンスがあると感じました。
したがって、読みにくい就活四季報を目を凝らして読み込むよりも、OB訪問など、できるだけ内定に直接つながる行動のほうが必要だと伝えたいです。
5.四季報を使わずに就活して成功するための2つのステップ
ここでは、就活四季報を使わずに就活で成功するための2つのステップを説明します。
2つのステップ
5-1.大まかな情報収集
まずは(マクロ)の視点で大まかな情報を手に入れましょう。
オンラインでもオフラインでも、大まかな情報は簡単に手に入れることができます。
「マイナビ」や「リクナビ」の就活サイトに登録することで、電車移動や授業の間といった隙間時間にも企業を知れます。
紙媒体よりオンラインの方が圧倒的に多く、自分が興味を持てる企業を見つけやすいです。
合同説明会に参加する場合には、目的を持って参加しましょう。
大規模な合同説明会は、企業の大まかな概要を知るにはいいイベントですが、人が多すぎて質問などはしにくいです。
一方、小規模のイベントは担当者とじっくり話せます。直接選考に関わる場合もありますが、企業を事前に知れないことや、業界が限定されている場合もあります。
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5-2.情報を個別に検証する
就活サイトや合同説明会を活用して大まかな情報を収集した後は、志望する企業を絞っていく段階です。
ここでは、OB訪問を活用しましょう。
就活サイトで見た興味のある企業や、合同説明会で話を聞いてもっと知りたいと思った企業のOB・OGを訪問しましょう。
公にはされていないけれど知っておきたい「リアルな働き方」を聞くことができる場合もあります。
また、OB訪問は就活四季報などを読んでいるだけとは異なり、内定に結びつく可能性もあるので、活用して業界理解や企業研究を進めましょう。
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6.賢い就活生は就活エージェントに企業解説をしてもらう
四季報と就活エージェントのどこに関連性があるのか疑問に思う人もいるでしょう。
企業研究の一部として読む四季報は、分厚い本の中から興味のある企業を探して自分で企業情報を読み解かなければいけません。
対して就活エージェントには就活生に企業紹介をしているという一面があります。
企業を紹介するには企業について深く理解するだけでなく、他社と比較してどのような特徴があるのか、どのような人に向いている企業なのかを説明できなくてはいけません。
就活エージェントを利用することで、就活四季報から企業情報を読み解くよりも、的確にわかりやすく企業を紹介してもらえます。
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7.就活四季報を見るだけでは意味がない!エージェントなども活用しよう
1,200社以上も載っている就活四季報を眺めていても、内定は近づきません。
就活を成功させるためには、情報収拾とそれを個別に検証するマクロとミクロの視点で進めていくことが重要です。
就活四季報を読もうかなと考えているなら、まずは就活サイトを使って情報収集することから始めましょう。
さらに就活を効率よく進めて内定までのスピードをアップさせるなら、就活エージェントを活用するのがおすすめです。自分が何の仕事に向いているのかわからない、これから就活が始まるけれど何をすればいいかわからない……など、就活に不安を抱える就活生は、ぜひ利用してみてください。
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