・欠席する場合はどんな対応が必要?
・どんな服装、髪色で出席すべき?
・内定式っていつあるの?
・持ち物は何が必要?
この記事をご覧のあなたは、内定式について「何のためにやるのか」「どんなことをするのか」といった疑問を持っていて不安なのではないでしょうか?
内定式の持ち物や注意点など共通するものもありますが、企業の規模や風土によっては内容が異なる場合もあります。
この記事では内定式に関して、内容や当日の服装、忘れてはいけない持ち物、欠席する場合の対応方法など、内定式のあらゆる疑問について先輩が回答していきます。
最後まで読んでいただければ内定式のポイントを理解でき、今よりも気楽な気持ちで参加できるようになるでしょう。
1. 内定式とは会社から正式に内定通知を受け取る場
早ければ4月くらいからいわゆる「内々定」を受け取る学生が出てきますが、この段階ではまだ内定者ではありません。
この内々定者に対して、正式に内定を通知する場を内定式と言います。
複数内定が出た学生は、内定が出た企業の中から最終的にどこに行くのか決定するわけですが、その企業を決定するリミットが大体内定式までとなっています。
内定式に参加した学生は、内定式後、もしくは内定式当日に入社承諾書を提出することによって企業と内定者の労働契約を進めます。
内定式以前から入社することを決めている学生は、既に入社承諾書を提出しているという場合もあります。
2.企業が内定式をおこなう目的
企業が内定式をおこなう目的として、以下の3つがあげられます。
- 入社意思の確認
- 企業と内定者の交流
- 内定者の入社意欲を高める
企業からの内定証書の授与や内定者からの内定承諾書の提出を通して、内定者の入社意思を確認するのが一番の目的です。また、懇親会で社員と内定者の交流を深める目的も果たしています。
内々定から内定式まで期間が空き、入社への不安が強くなる学生もいます。内定式で、企業の説明をしたり、交流したりすることで内定者の不安を解消し、入社意欲を高めるのも目的です。
編集部 橋本
3.内定式でおこなわれる4つのプログラム
- 内定証書授与式
- 社長・役員の挨拶
- 懇親会
- 事務手続き
一般的な企業で執り行われる内定式のプログラムはだいたい上記の通りです。
もちろん一番の目的は内定者に内定通知を渡すことですが、場合によっては重要な事務手続きなどが含まれる場合があります。
内定式の内容は企業の規模や風土、歴史によっても異なります。
中にはゲストの講演があったり、パーティーのような催しをしたりする企業もありますが、主に共通しておこなわれるイベントとしては上記4つになります。
あらかじめ内容を把握しておくと、より有意義に時間を過ごせるでしょう。
3-1.内定証書授与式
内定式のメインイベントと言える内容です。企業から内定者へ内定証書の授与がおこなわれます。内定証書は採用試験に合格したことを証明するものです。多くは賞状のような見た目で、授与する日の日付や採用すること、採用試験に合格したこと、などが簡潔に書かれています。
内定者の人数にもよりますが、社長が内定者一人ひとりに直接授与するのが一般的です。内定者が多い場合は、代表の学生のみに授与がおこなわれることもあるでしょう。オンライン開催では、内定者の自宅に事前、もしくは内定式後に郵送で届けられます。
内定証書は社長や役員の前に出て、他の内定者にも見られながら受け取ります。身だしなみや姿勢を正して受け取ることを意識してください。
3-2.社長・役員の挨拶
社長や役員から内定者への挨拶がおこなわれます。内定者に期待することや、企業のビジョン、最近の事業など話の長さや内容は企業によってさまざまです。
挨拶を聞き流しているとやる気がないと印象が悪くなってしまいます。姿勢を正し、話している人をしっかりと見て、聞くようにしてください。
よしお
キャリアの神様
3-3.懇親会
懇親会は社員と内定者、内定者同士の交流を深めるのが目的です。立食パーティーなど食事をする形式もあれば、グループワークを通して交流を深める形式もあります。
配属部署が決まっていれば、配属先の先輩が参加していることも多いです。現場のリアルな声を聞くチャンスなので、無駄にしないように質問を事前に用意しておきましょう。
先輩社員だけでなく同期とも交流を深めておくべきです。入社後、部署が違えば一緒に仕事をする機会は少ないかもしれませんが、別部署に話せる同期がいるのは情報収集や部署間の連携のときに役立ちます。
また、面接や式典と違って、なごやかな雰囲気で開催されることが多いです。固くなる必要なありませんが、気を緩めすぎて失礼な行動はしないように注意してください。
内定式や懇親会で使える質問例
以下に内定式や懇親会で使える質問の例を紹介します。
- 入社までに勉強しておいた方が良いこと
- 入社後、取得した方が良い資格
入社前や入社後の勉強についての質問です。先輩がどんな勉強を日々しているのか知ることは、入社後のスキルアップの参考になります。特に自分が目指すキャリアに近いロールモデルのような先輩を参考にすると、理想像に近づける可能性が高まるでしょう。
- 1日のスケジュール
入社後の生活を具体的にイメージできます。また、聞きにくい残業時間についても自然に聞けるでしょう。
- 1年目のときに大変と感じたこと
- 仕事で特に大変と感じること
- 仕事でやりがいを感じること
日々の仕事内容についての質問です。どんな仕事がなぜ大変なのか、どんな仕事にやりがいを感じられるかを知ることで入社後のイメージを深められます。仕事のイメージが湧くと入社後の不安が薄れたり、モチベーションが高まったりするでしょう。
ホームページに掲載されていることや、待遇面ばかり質問するのは仕事への意欲を疑われる可能性があるので、避けてください。
3-4.事務手続き
交通費の精算や誓約書をはじめとした必要書類の記入など事務手続きもおこなわれます。筆記用具や印鑑を忘れないようにしてください。忘れると郵送での手続きとなるなど内定先に迷惑をかけてしまいます。
4.内定式は基本的には10月以降におこなわれる
内定式の日程は、基本的に10月以降です。
また、企業によっては採用を10月も続けているために、内定日から日にちが経過していても内定式を実施できずに12月になる場合もあります。
いずれにせよ事前に企業から内定式の日程について連絡は必ず来るので、心配する必要な特にないでしょう。
5.内定式の服装はリクルートスーツが無難
内定式には基本リクルートスーツで行く人が多いです。
とはいえ、そこは企業の価値観や風土によって柔軟に変える意識を持った方がいいでしょう。
例えば、役員一同みんな私服、同期も私服という場合に自分一人だけスーツで行ってしまうとむしろ落ち着かないのではないでしょうか。
社内の価値観や空気感をなんとなく掴んでおき、適切だと思われる服装で行くのが正解といえます。
内定式の案内に「服装自由」「私服OK」と書かれている場合は、式典に似合わないカジュアルすぎる服装でなければ問題ないでしょう。
綺麗めのオフィスカジュアルにしておけば、服装について心配することもありません。
5-1.オンライン開催の場合は特に上半身の服装に気を付けよう
2020年以降、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、内定式をオンライン化する企業も増えています。マイナビによれば、内定式に参加した2021年卒の学生の過半数が、内定式にオンラインで参加したと回答しています。(出典:マイナビ 2021年卒大学生活動実態調査(10月1日時点))
オンライン形式の内定式は、ZoomなどのWeb会議システムを利用するケースが多いです。
自宅の人が多いと思いますが、企業によっては、新入生1人ひとりの映像をアップにして見ている場合もあるので、あまりルーズな服装はおすすめしません。
当日の服装について心配な人は、あらかじめ人事にオンライン内定式での服装について問い合わせてみてください。
よしお
キャリアの神様
6.内定式での髪色に対する印象は企業によって異なる
全員黒髪で黒スーツが当たり前だった就活も、近年では個性を尊重する企業が増えました。
P&Gの令和の就活ヘアをもっと自由にという広告が注目を浴びたのも記憶に新しいです。
このコンセプトには有名企業139社が賛同しましたが、もちろん日本のすべての企業が賛同しているわけではもちろんありません。
サービス業や歴史のある企業のなかには、清潔感やお客様からの視点を理由に、髪の色や服装について昔ながらの考えを持つ企業もあります。
7.内定式当日までに準備しておくこと
内定式当日までに、下記の4点を準備しておきましょう。
- 開催場所、駅からのルート、集合時間の確認
- 自己紹介の準備
- 事業内容・キーパーソンの名前の再確認
- 内定式で忘れては行けない持ち物の準備
内定式に遅刻しないよう、開催場所や、駅からのルート、集合時間はしっかり確認しておきましょう。
不慮のトラブルで内定式に間に合わない可能性もゼロではありません。もしもの為に緊急連絡先も必ず控えておきましょう。
内定式や内定式後の懇親会のプログラムの一部として、社員や他の内定者に向けて自己紹介をすることがあります。
1〜2分、30秒など、それぞれのケースに応じた長さで話せるよう、事前に内容を準備しておくと安心です。
また、内定式への参加にあたっては、事前に企業のコーポレートサイトを閲覧し、事業内容や社長の名前など、最低限の企業概要は改めて頭に入れておきましょう。
7-1.開催場所・駅からのルート・集合時間の確認
事前に届いた案内を確認し、開催場所や駅からのルート、集合時間を確認しておいてください。内定式は大切なイベントなので遅刻は厳禁です。駅から遠く到着がギリギリになる、場所がわかりにくくたどり着けないなど不注意で遅れることがないように事前準備をしましょう。
事故や交通機関のトラブルで遅れそうなとき、すぐに連絡できるように先方の連絡先も控えておくと安心です。可能なら事前に会場の下見をおすすめします。遠方からの参加で下見が難しいときは20〜30分前につくように余裕を持って行動してください。
当日は急な腹痛や交通機関の遅延など、予想外に時間を取られることもあります。早めに会場近くに着いておき、カフェなどで待機するのもおすすめです。
7-2.自己紹介の準備
人数によりますが、一人ひとり自己紹介の時間が用意されていることもあります。
- 出身大学、学部、選考
- 趣味
- 部活やアルバイト
- 入社を決めた理由
- 強み、得意なこと
など自己紹介を簡単にまとめておきましょう。趣味の話を入れることで人となりがわかり、社員や同期から覚えてもらいやすくなります。また、同じ趣味を持つ同期や先輩社員から声をかけてもらえることもあるのでおすすめです。
長さは当日にならないとわからないので、2分、1分、30秒など複数パターン用意しておくと安心です。一人ひとりの自己紹介がなくても、自己紹介をまとめておくと懇親会で先輩と話すときに使えます。ハキハキと明るく話せると好印象なため、事前に練習しておきましょう。
自己紹介の例文
〇〇大学〇〇学部の□□です。大学では〇〇を専攻しています。
趣味はサッカーで学生時代もサッカー部に所属していました。社会人になっても続けたいと思っていますので、好きな方がいたら誘っていただけると嬉しいです。
〇〇の事業に興味を惹かれ、入社を決めました。将来は〇〇に関わる仕事ができればと考えています。コツコツ努力するのが得意なので、入社後も努力を重ねて着実に成長していきたいと思います。ご指導のほどよろしくお願いいたします。
7-3.事業内容・キーパーソンの名前の再確認
内定式参加の前に内定先の事業内容と社長や役員などキーパーソンを再確認しておきましょう。以下のようなメリットがあります。
- 社長挨拶が理解しやすくなる
- 誰が社長、役員か当日すぐにわかる
- 懇親会で先輩社員から好印象になる
社長挨拶では会社の事業内容や展望について話をされることがあります。事前に確認しておくと内容が理解しやすいです。また、キーパーソンを把握しておけば、会場や懇親会で社長や役員など重要人物と会ったときに挨拶など適切な対応ができます。
懇親会で先輩社員と話すときも事業内容の理解があれば、突っ込んだ質問ができたり、事業についての深い話ができたりと有意義な時間を過ごせます。先輩社員からの印象も良くなるでしょう。
7-4. 内定式で忘れては行けない4つの持ち物
内定式で持参すべき持ち物に関しては通常、会社から連絡がありますが、基本的に準備しておくべき持ち物が下記の4点になります。
- バッグ
- 会社への提出書類
- 印鑑
- 筆記用具
内定式では書類を受け取ることもあるので、A4サイズの書類が入るビジネスバッグを持参すると便利でしょう。
内定式で忘れては行けない物が「会社への提出書類」です。
内定式では、内定通知を受け取るだけでなく、誓約書や個人情報を記入する書類なども必要になる場合があるので、忘れないように準備しましょう。
印鑑に関してはシャチハタだけでなく「実印」も持っていくことをおすすめします。
編集部 橋本
8.ユニークな内定式の内容例
企業によって以下のようなユニークな内容で内定式を実施しているところもあります。
サイクリング内定式
自転車業界で実施されたユニーク内定式。先輩社員とともにサイクリングをおこなう。
ファッションショー内定式
アパレル業界で実施されたユニーク内定式。自分が一番お洒落だと思う服を着て参加し、ベストファッショニスタを選定。
調理実習内定式
食品業界で実施されたユニーク内定式。先輩社員が調理方法を伝授し、内定者で調理をおこなう。
凧揚げ内定式
参加者で凧あげをおこなう内定式。同じ作業で汗を流すことで一体感が生まれる。
ウエディング内定式
ブライダル業界で実施されたユニーク内定式。結婚式場で開催され、バージンロードを歩いて内定者が入場。
よしお
キャリアの神様
9.内定式の形式はさまざまでも目的は共通
内定式は企業から正式に「内定者」という地位を受け取る大切な場です。
さまざまな形式があります。ユニークな内容に目がいきますが、以下の目的は共通です。
- 入社意思の確認
- 企業と内定者の交流
- 内定者の入社意欲を高める
より深く交流できるように、入社意思を高められるように、各企業が内容を工夫しています。
また、一般的なプログラムもある程度共通です。
- 内定証書授与式
- 社長・役員の挨拶
- 懇親会
- 事務手続き
事前準備や内定式のポイントをおさえて、参加に備えましょう。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。 My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。 My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。
内定式に行って「この企業なんか違うかも」と思ったら
AIマッチングであなたに最適な企業が見つかる!JobSpringを使ってみる
【特別推薦ルートもあり!】企業エントリーから内定まで就活が一気に進むサービス
自分に向いてる企業が分からない。人事に評価されるESってどうやって書いたら良いの?面接対策もしておきたい。などなど、就活はやることが多いのに正解がわからないものが多く不安になりがちですよね。
そんなときはエージェントを使ってみましょう。現状分析から面接対策、さらには企業へ直接推薦してくれるという”一人ではできない部分”まで助けてくれるのがエージェントです。
キャリアの神様がおすすめするのはdoda新卒エージェントです。
運営はベネッセと転職市場第2位の規模を誇るパソナが母体のベネッセi-キャリア。これまで転職市場で築いてきた太いパイプを活かして新卒紹介サービスを行っているため、優良企業の取り扱いが多いのが特徴です。
doda新卒エージェントのおすすめポイント
- 独自の特別推薦ルートでES提出や一次面接が免除されることも!
- 専任キャリアアドバイザーのサポートで内定率アップ!
- 優良企業5,500社超にエントリー可能
\Web面談実施中!/
就活生に人気のサービスTop3

最短2週間で内定!
就活生の4人に1人が登録する「キャリアチケット」

オンラインでOBが探せる!質問できる!
就活の悩みは『ビズリーチ・キャンパス』を使って先輩に相談しよう!

あの企業からもオファーが!!
適性診断の結果を基に業界大手・一流企業からスカウトが届く!