打ち込んだことなんて言えるようなもの何もないよ・・・
ガクチカなんて特にない・・・
エントリーシートや面接で定番とされる質問ですが、回答に困る就活生は少なくありません。
「平凡な学生生活で、打ち込んだものは特にない」という悩みもよく耳にします。
この記事にたどり着いたあなたも、ガクチカの書き方に悩んでいるのではないでしょうか?
そんな僕でも外資系コンサルティングファームやメガバンクから内定を得ることができました!
編集部 橋本
学生時代最も打ち込んだことは、特別立派なことでなくてもいいのです!
要は、採用担当者がこの質問から何を聞き取りたいのかを把握し、適切に答えることが重要なのです。
ここでは、企業側の心理にぴったりとはまる「学生時代最も打ち込んだこと」の答え方や回答例を紹介していきます!
この記事さえ読んでいただければ今まで苦労して書いていたエントリーシートが、書きやすくなるだけでなく、企業側に伝わりやすい、すなわち選考に通過しやすい伝え方ができるようになります。
「学生時代に最も打ち込んだこと」を聞く理由
- 原動力を知りたい
- 興味・関心の継続を知る
- 物事に対する取り組み方を知りたい
原動力を知りたい
就活の選考でされる質問には、就活生の人柄を見る目的があります。
その中でも、学生時代に最も打ち込んだことは、就活生の原動力となるものを知るために質問されるケースが多いです。
「なぜそんなに打ち込めたのか」この「なぜ」の部分を知りたいのです。
例えば、ピアノに打ち込んだ理由が、「両親がやりなさいと言ったから」だとした場合、本人の意思が無いとも取れますが、「両親想いで、親の期待に答えるために努力できる子」とも印象付きます。
その他に、お金のために、友達のためになど、あなたの活力・原動力がどこにあるのかがこの質問からは図れるため人柄を見る質問として定番となっています。
興味・関心の継続を知る
学生時代に最も打ち込んだことは、興味関心が何かを知れる質問でもあります。
資格を取得したい、新しい趣味を始めるということも、そのきっかけは自分の興味・関心です。
同時に、興味関心のある物事にどのくらい継続して取り組めるかも分かります。
資格持ちの人に憧れて取り組んだが簿記検定は3ヶ月で飽きて結局資格は取れず、医療事務も3ヶ月ほどで飽きてしまったとなれば、飽き性な性格だと分かります。
学生時代に最も打ち込んだことは、興味関心を知ると同時に熱中度合も図れる質問となっているのです。
よしお
興味を持ったことに対して、「目標としているレベルまで習得」したり、更に「一段階深い部分に興味が出て調べ始めた」りと、飽きてやめたのではなくやりきってやめた印象をつけられればよいのじゃ。
キャリアの神様
自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用しよう
自己PRの内容が薄いと、志望企業に採用されません。選考を突破するには、自己PRを作り込む必要があります。
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物事に対する取り組み方を知りたい
企業が学生時代に最も打ち込んだことを質問するのは「どう物事に取り組んできたか」を知りたいからです。例えば、周りを引っ張ってきて何かを達成したり、あるいは裏方でとても努力して何かを実現したり、こうした具体的な「過程」を面接官は知りたいと思っています。
まずは、これまでの取組みを振り返ってみて、自分なりに努力や工夫をして行動してみた経験を洗い出してみましょう。
学生時代に打ち込んだことを見つける方法
- モチベーション高く取り組めた出来事を思い返す
- 「何に」打ち込んだよりも「何で」「どのように」打ち込んだかが大切
- 内定者のガクチカを参考にするのもひとつの方法
モチベーション高く取り組めた出来事を思い返す
学生時代に打ち込んだことを見つける方法としては、これまで自分がモチベーション高く取り組めた出来事や経験を思い返すのが有効です。モチベーション高く行動できたのは、目的意識を持って取り組めたということに他なりません。例えば、以下の手順で作業してみるといいでしょう。
- 打ち込んできた出来事を書き出す(箇条書きでOK)
- 書き出した出来事から最もモチベーションが上がったトピックを1つ選択
- どうしてモチベーション高く行動できたのかをさらに書き出す(箇条書きでOK)
書き出す際には「どうしてその経験をしようと思ったのか」「どうして途中からモチベーションが上がったのか」「工夫するようになって結果はどうなったのか」なども考慮してみてください。そうすることで、最も打ち込んだことだけでなく、自分の性格や価値観も言語化できるのでおすすめです。
「何に」打ち込んだよりも「何で」「どのように」打ち込んだかが大切
先にお伝えしたように、企業側は能力の有無を知りたくて学生時代に最も打ち込んだこと質問をしているのではありません。
「何に」打ち込んだかというよりは、「何で」「どのように」打ち込んだかという部分のエピソードを重視したいと思っています。
そのため、学生時代に打ち込んだことであれば、その内容が学生生活やアルバイトでなくても問題ないのです。
例えば余暇の楽しみであったり趣味の内容でも、「何で」「どのように」と具体的に述べられれば十分な回答になるのです。
内定者のガクチカを参考にするのもひとつの方法
内定者はどんな「学生時代に打ち込んだこと」を書いていたのでしょうか。
特に書くことがなくて困っている方にとって、最も参考になるのが内定者のガクチカです。
内定者ですから企業に評価されているというのはもちろんのこと、エピソードをうまくアピールするポイントや文章構成を理解した上で書かれているものが多く、書き方がわからない人にとっては良いお手本となります。
『内定者の学生時代に頑張ったまとめ』には人気企業内定者の『学生時代に頑張ったこと』がまとめられています。
「こんなエピソードでもアピールできるのか!」と新たな発見ができる例も載っているので、これを参考にすれば、納得のいく『学生時代に頑張ったこと』を書くことができるでしょう。
\内定者のガクチカまとめ!/
「学生時代に最も打ち込んだこと」の伝え方
- 結論から伝える
- なぜ打ち込んだのか
- どんな課題や困難があったか
- 課題や困難をどのように乗り越えたか
- どのように成長したか
- 何を学びどのように活かすか
①結論から伝える
相手に伝える際の基本は「結論」を先に話すことです。つまり「何に力を入れて打ち込んできたか」を端的に述べることが求められます。採用担当者はこれまで数多くの就活生との面接をしてきているので、聞き慣れた「ガクチカ」のテーマも多いはずですが、重要なのは先にも説明したように「どのように力を入れてきたのか」という過程や説明の仕方に興味を持っています。
ですので、冒頭の結論が輝かしい実績や経験を述べることが重要ではなく、聞き手が大枠のイメージを掴めるように端的に結論を言うことが大事です。まずは自信を持ってどんなことに力を入れてきたのかをスパッと説明しましょう。
②なぜ打ち込んだのか
冒頭で結論を述べたら、次はなぜその出来事や経験に力を入れてきたのかという「理由や動機」を説明しなければいけません。しかし、ここからが早くも就活生の中でも差がついてくるポイントです。
例えば、サークルの話なら「どうしてそのサークルに入ったのか」「どうして会長になったのか」など、その動機が抽象的になりがちだからです。面白そうで入部したのなら「どうして面白いと思ったのか」「高校生までに続けていた部活と関係あるのか」など、掘り下げて話せる準備をしておく必要があります。
編集部 橋本
③どんな課題や困難があったか
まずは経験してきた課題や困難が何だったのかを説明します。この時に意識して欲しいポイントは次の通りです。
- 自分の経験に基づいた具体的なエピソードであること
- 高い目標や難易度が伴う課題や困難であったこと
まず1つ目について、課題や困難が自分自身の経験した具体的なエピソードでないと話に説得力が生まれません。また、面接官からの質問に対して臨機応変に切り返すためにも、説明する課題や困難は印象を狙った架空の話ではなく自分が経験してきた印象の強いものを選びましょう。
2つ目のポイントについても大切で、課題や困難が自分にとってとても挑戦的なものであるほど、自身の成長に繋がった経験であると説得できるので、上記2点を満たすエピソードを選択しましょう。
④課題や困難をどのように乗り越えたか
課題や困難をどのように乗り越えたかを説明するときは、次の手順でストーリーを組み立てるのが良いでしょう。
- 課題や困難の原因が何かを分析したこと
- 原因に対して自分が感じたり考えたりしたこと
- 改善のために具体的に行動したこと
- 最終的な結果
ここで押さえておきたいのは、どう乗り越えたのかというあなたなりの「過程」を面接官が知りたがっているということです。どう乗り越えたのかを説明する際に、きちんと原因分析をして解決のための行動ができていることを示しましょう。
華麗に課題を解決できたことよりも、どのように解決のための行動をしたのか、自分の言葉でアピールをしてください。ここでのポイントは、乗り越えるために自分の長所を活かすことができたと説明することです。それにより、面接官の信頼もより得られるため、エピソードを組み立てる時には長所も活用できているか見直してみましょう。
⑤どのように成長したか
課題や困難を乗り越えられただけでなく、それが自分をどう成長させたのかをプレゼンしてください。企業はトラブルシューティングだけをしてくれる人材が欲しいわけではなく、仕事のなかで常に成長し続けられる人材を求めています。
そして、あなたがこれまでの課題や困難を乗り越えただけでなく、そこから自分をどう成長させてきたかを面接官は知りたがっているため、課題や困難を乗り越えた末に成長できたポイントを端的に自分の言葉でアピールしましょう。
また、成長できたポイントを考えるときには自分の長所・短所とも関連しているかを必ずチェックすることも重要です。成長できたポイントが、実はすでに長所として話していた、なんてことも。あくまで苦労や失敗によって自分の短所を改善させることができた、という流れが理想です。
⑥何を学びどのように活かすか
最後にアピールの締めとして、これまでに力を入れてきたことから何を学び、入社後にどう役に立てていけるかをプレゼンしましょう。繰り返しになりますが、企業は失敗や苦労から成長し続けられる人材を求めています。
そして、面接の中で一番重要なのは「その企業で貢献できる」ことを強く示すことです。面接対策として、これまでの経験から「学んだこと」「成長したこと」「入社後に活かせること」を、それぞれ整理しておきましょう。
整理しつつ、自分がその企業で貢献できることが伝わるアピールになっているかを見直してください。ひたすら「自分はすごい頑張れる人材だ」というアピールに終始してしまうことだけは避けるようにしましょう。
キャリアの神様
「学生時代に最も打ち込んだこと」の例文
キャリアの神様
- アルバイトの例文
- 趣味の例文
- 学業の例文
- 部活動の例文
アルバイトの例文
そこで私は教室長と相談して、講師ミーティングを月1回行いました。ミーティングを重ねていくうちに生徒の成績アップも増えてきたことを全員が認識できるようになり、私はチームの課題を改善するためにはキッカケ作りの行動が重要だということ学ぶことできました。
こうした経験活かし、チームで成長できる環境を自分から積極的に作っていくことで御社の業績に貢献したいと思っております。
この例文では、アルバイト先での具体的な課題を認識していたことや、それに対して具体的に起こしたアクションがわかりやすく書かれています。また、結果的に学んだことや今後どのように活かしたいかも触れている点はよい例文です。
趣味の例文
しかし、ただ撮影するだけでは尊敬する写真家のように誰かの役に立つことが難しいと感じ、撮影技術だけでなく写真を公開するサイトやSNSを運営するノウハウを自分から学びに行きました。
SNSを始めた当初は、コメント等の反応を得ることは難しかったですが、今では写真を投稿すると平均200ほどの反応を得ることもできるようになりました。こうした経験を踏まえ、私は御社入社後も必要な自己研鑽を絶えず行い、どんな環境でも対応できる人材として活躍できるようにがんばります。
この例文でのポイントは、趣味でも何か課題意識を持って行動していることや、SNSといった具体的な活動を表現している点です。面接官によっては、具体的に趣味の実力を示してほしいと言われることも。趣味でも課題意識をもって行動できているかが大切といえます。
学業の例文
しかし、そうした経験から私は、コミュニケーションを曖昧にせず、きちんと意思を伝えることを意識して話す重要性に気付くことができました。この経験から、私はどんな方とであっても自分の意思を明確に伝えるコミュニケーションが取れる自信があります。
御社に入社した暁には、誰にでも伝わる表現でコミュニケーションを取ることを心がけ、伝えるべきことは明確に簡潔に伝えることで、事前のリスク回避していきたいと思っております。
この例文では、海外留学で英語に苦労した経験から学んだことを表現しています。ポイントは、海外の経験をしたからといって国際的な活躍ができると安直に表現しないこと。あくまでもその企業が求めている人材になれることをアピールしましょう。
部活動の例文
例えば、事前に部員からアンケートを取り、各自の苦手を徹底的にカバーする練習を企画しておいたことで、合宿では部長のリードの元、弱点強化を効率的に進めることができました。大会では惜しくも団体戦で上位入賞を逃しましたが、部員も各自が能動的に行動するようになり、刺激を生むことができています。
PDCAを速く回すことできちんと結果が現れることを肌で感じることができたため、この経験を社会人になっても活かし、部署全体がスキルアップできるよう現状分析と対応力の速さを発揮していきます。
この例文では、部活動での大会結果が奮わなかったものの別の点で良い効果を生むことができたことをアピールできています。大事なのは結果ではなくそこまでにどう行動してきたかを伝えることです。
記載しても意味がない!就活生がアピールしがちな表現
編集部 橋本
- 「友達が500人以上いるので協調性がある」
- 「誰とでも気兼ねなく話ができるのでコミュニケーション能力がある」
- 「世界一周したので、行動力がある」
企業にアピールをしなくてはいけない!という考えから起こる、就活生がやりがちな失敗例です。
これだけ見ると、凄い内容に聞こえるかもしれませんが、必要なのは具体的にあなたが取り組んだことです。
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- 「友達が500人以上いるので協調性がある」
→どのように友達を500人作ったのか、何で500人友達をつくろうと思ったのか
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- 「誰とでも気兼ねなく話ができるのでコミュニケーション能力がある」
→なんで誰とでも気兼ねなく話しができるのか、どんなシチュエーションでコミュニケーションをとる機会があるのか
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- 「世界一周したので、行動力がある」
→なんで世界一周しようと思ったのか。世界一周するなかでどんな困難に遭い、どう解決したのか
採用担当者が知りたいのは、あなたの経験した事柄ではなく取組みや考えであることを把握しておきましょう。
学生時代に最も打ち込んだことは企業視点を意識してまとめよう
企業が聞きたいことというのは、案外シンプルなものです。そのポイントさえつかめれば企業にアピールすることはそれほど難しいことではありません。
しかしながら、多くの学生は能力やスキルというものをなんとなく捉えてしまっているため、企業側が考える能力と認識がずれていることも少なくありません。
企業が評価するのはどのような能力をどのように定義した時なのか理解しておくことで企業側に適切にアピールするにはどうすればいいのかイメージがつきやすいと思います。
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