この記事にたどり着いたあなたは、
- 面接で「最後に、○○さんから私たちに質問はありますか?」という逆質問にどのように返事をしたらいいか?
- 人事にウケの良い、内定に繋がりやすい逆質問はどのようなものなのか
を知りたくて検索をかけたのではないでしょうか?
志望動機や、自己PR、学生時代力を入れて取り組んだこと、などに比べると対策を怠りがちなのがこの逆質問。
準備していないと、やはり、なかなかきちんとした質問ができないものです。
もし、焦って、変なことを聞いてしまうとどうなるでしょう。
もちろん、採用結果に悪影響を与えかねません。
というのも、逆質問はほぼ確実に面接の最後に聞かれるからです。
最終的な学生の印象を色濃く残す項目になります。挨拶は最初と最後が肝と言いますが、これと同じロジックが成り立ちます。
スマートな挨拶・自己紹介で面接を始め、きっちり逆質問をして、お礼で終わる。
ある意味社会人になるうえでも基本かもしれませんね!
この記事を最後まで読めば、面接終わり側に論点にあった質問を人事にぶつけることができ、他の就活生に比べて圧倒的に好印象を与えれるようになります。
17卒で大手に就職した私が、過去の自分に言い聞かせるように書きました。ぜひ、読み進めてください。
平均点は58点!あなたの面接力は?
1.人事の「最後に何か質問ありますか?」の意図とは
人事の面接の質問には必ず意図があります。
面接官から「最後に、ほかに質問はありませんか?」と訪ねられることも例外ではなく、この時点であっても面接はまだ終了していません。人事には、ちゃんとした意図があります。
その意図をしっかり理解していれば、逆質問でどのように回答をすればいいか見えてくるでしょう!
主に人事の意図は3つあります。
- 自社への志望度の高さ・関心の高さを測るため
- 自社と就活生のミスマッチを防ぐため
- 質問力を図るため
1-1.自社への志望度の高さ・関心の高さを測るため
熱心に、自社のサービスや社風などに関して質問してくる学生と、質問は特にありませんと回答する学生ではどちらのほうが、志望度が高いと思いますか?
当然、受ける会社について熱心に質問する学生でしょう。
人事は質問に対する熱心さや、その質問の内容から就活生の志望度、興味関心の高さを測っています。
「面接の終わり際に質問なんて思い浮かばない…」と悩んでる学生より、「御社に入社したい!!!」と本気で思っている学生が欲しいのは当然の事実です。
※具体的な質問項目ついては後述する2章をご参考ください
1-2.自社と就活生のミスマッチを防ぐため
企業は新卒採用に莫大なコストをかけています。
ですが、昨今、3年以内に新卒の3人に1人が離職していると言われています。
企業としては、せっかくお金をかけて採用した学生を早々と失いたくないわけです。ましてや、内定辞退なんてもってのほか。
採用面接の中でもお互いが本当にマッチングしているか、意思疎通のずれがないかを把握する為に逆質問を設けています。
・自分の強みが活かせる企業であるかどうか
・自分のキャリアプランが実現できるかどうか
・自分が将来働くイメージができるかどうか
などを意識して質問を考えておきましょう。
1-3.質問力を図るため
社会人として重要になるスキルが「質問力」。
新卒の状態ではその実践的な能力は求められないものの、ポテンシャルは見られると言ってもいいでしょう。
「自分はこういう事を考えていて、こういうことを知りたい。だからこの質問をする。」
このように思考できない学生も意外と見受けられます。
「なぜ、その質問をしたのですか?」と聞いて
・「何となく」
・言葉に詰まる
というのは、質問力があるとは言えません。
と聞くと、ちょっと難しいと思うかもしれませんが、大丈夫です。
この先を読み進めてもらえると、質問を自分で作った際、人事に違和感を与えない方法を習得できます。
2.面接の終わり際の質問で意識すべき3つのポイント
どんな逆質問をしたらいいかわからない…
そもそも質問を考えることすら難しいと思う…
では、実際に人事に気に入られる人は、どのように質問を作り上げているのでしょうか。
共通点は、「人事ウケが良い3つの質問ポイント」をしっかり抑えていることです。
人事うけが良い質問を3つのポイントと共に、具体例も一緒に挙げてみましたので、確認してください。
2-1.志望動機、ガクチカ、自己PRと一貫性のあるような質問
面接でも一貫性というのは大事です。
自己PRで「ひとつのことをトコトン究める能力があります」とアピールしていて、逆質問で、「御社ではいろいろな部署を経験できますか?」などと聞いていては、一貫性に欠けます。
逆に、一貫性を持たせつつ逆質問をすると、アピールポイントを強調できるチャンスになります。
例えば、「何か他に質問はありますか?」と聞かれる前に答えた情報と、最後の質問に一貫性があるパターンは以下のようななります。
このように質問項目をリストアップしておくと良いでしょう。
【例】
「志望動機で営業希望の場合」
近年の新卒採用での営業配属率はどのくらいでしょうか?
「幅広い経験をしたいとアピールしている場合」
御社はジョブローテーションで様々な部署を経験できると伺いました。実際にどのような部署からどの部署に移動するパターンが多いのでしょうか?その部署異動にはどのような意図がありますか?
「部活などでリーダーとして力を注いだガクチカの場合」
御社は若くして店舗のマネジメントを経験できると伺いましたが、今まで最も早く店舗マネジメントを任されたのは何年目の方ですか?
などです。
ポイントとしては、すでに逆質問前にほぼ、聞かれていることになりますので、大げさにアピールをしないこと。
「この学生は志望動機でもこう言っていたから、この質問をするのか。本当に当社でこの仕事をしたいんだな!」と思わせられるように質問しましょう。
2-2.聞かないとわからない質問
ホームページや、パンフレット、説明会での人事のプレゼンテーションなどだけでは見えてこないことがあるのは事実です。そのような絶対に聞かないと分からないようなことは是非積極的に聞いていきましょう!
【例】
※御社の最新の経営計画書を拝見しました。そこに○○部という部署が新設されていましたがこの部署は何を行う部署なのでしょうか
※御社の最新の経営計画書を拝見しました。そこには○○を強化してくと書かれていましたが、これはなぜでしょうか
※御社ではどのくらいの年齢の社員さんが海外駐在をしていますか
※御社ではどのような性格、能力を持った社員さんがご活躍されていますか
※御社は1部上場する力があるのになぜ2部上場のままでとどまっているのでしょうか
※今後どのような地域に、進出していきたいとお考えですか
※同業他社と比べて差別化を図ろうとしている点を教えてください
などです。
ポイントとしては調べられることは調べつくしており、それでも分からないことを逆質問の機会で聞こうとしていることをアピールすることです。企業に関するリサーチが十分であるほど志望度は高いと理解されます。
2-3.一社員の経験や価値観に対する質問
就活生の皆さんが内定をして、就職をしたら、その企業の一社員になるわけです。
ですから、その企業の一社員がどのような価値観を基に働いているかを知ることもとても重要になります。
この点を理解することで、自分がその企業で働いている具体的なイメージを持つことができます。
そして人事も、そのイメージを知ろうとし、企業が自分に合っているか考察する学生を評価します。
【例】
※人事の○○さんは、どんな理由で御社への入社を決意されたのですか
※御社の社員さんが働く上で大事にされていることは何ですか
※働く上でご苦労されたこと・嬉しかったことを教えてください。
※○○さんは今後どのような社会人になりたいとお考えですか
※○○部の一日の仕事の流れを教えてください。
※○○様が今の地位まで上り詰めるまでに大事にしてきたことを教えてください。
ポイントはなるべく具体的に聞くことです。価値観や経験などは人や表現の仕方などによってぼやけてしまいやすいです。
どんな状況で、どう思ったか、どう考えながら働いているかを具体化しながら聞くといいでしょう。
【39点以下は危険度MAX】
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3. ダメな「ほかに質問はありませんか?」への回答
- 調べればわかるような質問
- 企業・業界を悪く言うような質問
- すでに説明済の質問
- やる気のなさを、ほのめかすような質問
- 上から目線な質問
次は、逆にダメな質問を見ていきましょう。受験する企業の内定を目指すのであれば避けるべき質問です。
自分が用意した質問が下記の5つの点に触れていないかを確認したうえで質問しましょうね!
3-1.調べればわかるような質問
すでにホームページや採用パンフレットに載っているような質問はやめましょう。
人事も面接の大事な時間を説明不要なものには費やしたくありませんし、「当社のことちゃんと調べてないな。そこまで志望度は高くないんだろう」と判断されます。
もう一度、調べなおした上で逆質問に挑みましょう。
※御社は創業して何年になりますか
※御社の強みは何ですか
※御社の弱みは何ですか
※御社の教育制度はどのようになっていますか
※御社の経営理念を教えてください
3-2.企業・業界を悪く言うような質問
企業にとっても聞かれたくないことはあります。それをわざわざ逆質問で聞くのはやめましょう。
聞いたところで何にもなりません。
※御社の業界は非常に残業が多いと言われていますが、月平均どのくらい残業していますか
※御社の海外進出についてですが、御社の様な中小企業にそのような資金があると思えません。どこから資金を調達するつもりなのですか
※御社にはパワハラはありますか
※○○さんは会社を辞めたいと思ったことはありますか。それはどんな時でしたか
3-3.すでに説明済の質問
説明会や、前回の面接中にすでに説明済である質問は避けましょう。
調べてわかることと同じで「あの時聞いてなかったんだな。この学生は志望度が低い」とみなされてもおかしくないです。
したがって、説明済のことに関しては質問は避けましょう。
※新卒の初任給はいくらですか
※他社と比較して御社の強みは何ですか
※御社は若いうちからでもいろいろなことにチャレンジできますか
※御社では海外出張や勤務のチャンスはありますか
3-4.やる気のなさを、ほのめかすような質問
ネガティブなことを聞いて、この学生はやる気がないなと思われるような質問は避けましょう。
人事はやる気とポテンシャルであふれている学生を集めるために新卒採用をします。
※私は事務職を希望しています。営業にはいきたくないのですが、総合職であれば営業をさせられることはありますか
※地元に近いエリアで働きたいのですが総合職でもそれは叶えられますか
※寿退社をされる女性社員さんは多いですか
※休日・福利厚生について深く教えてください
※プライベートを充実させるために有休をたくさんとってもいいですか
3-5.上から目線な質問
これはもはやマナーの問題でしょう。人事も人ですので、言われて癇に障るようなことは絶対に言わないようにしましょう。
※御社の○○事業について、□□が課題と私は思いますがなぜ改善しないのですか
※競合他社の○○社を辞退して私が御社を選んだら特別待遇で入社できますか
※採用実績校の学歴が低いですが、なぜ高学歴の学生を採用できないのですか
4.どの選考段階で、どんな逆質問をするか
どんな質問がウケがよくて、どんな質問をしてはいけないか理解できたと思います。
次は、面接のどの選考段階でどのような質問をするべきなのかをチェックしていきましょう!
4-1.一次面接でするべき「ほかに質問はありませんか?」への回答
一次面接では、ミスマッチを防ぐような逆質問・受験企業の理解を深める逆質問を優先的にするのが好ましいでしょう。
1次面接は書いて字の通り、一番最初の面接です。最終面接などの質問で、ミスマッチが発覚してしまっては人事と学生共に時間の無駄になる可能性が高くなってしまいます。
最初の段階だからこそ、互いを理解し合う機会を逆質問で作るといいでしょう。
4-2.二次面接でするべき「ほかに質問はありませんか?」への回答
二次面接では、自己PR、志望動機、学生時代力を入れた事を強調する逆質問を優先的にするのが効果的でしょう。
二次面接の多くは最終面接・役員面接の前段階になります。
人事が役員に合わせてもいいか判断する面接になることが多いです。
ここでは役員にちゃんと会わせる価値、ポテンシャルがある学生であることをアピールするために自己PR、志望動機、学生時代力を入れた事を強調する質問をしましょう。
また、注意点ですが、一次面接ですでに聞いたことは避けましょう。
4-3.最終面接・役員面接でするべき逆質問
最終面接・役員面接では、一概には言えませんが、一社員の経験や価値観に対する質問するのがいいでしょう。
最終面接。役員面接は、人事部長クラスの面接、もしくは人事が判断せず、役員に判断をゆだねているパターンがあるからです。
役員というのは人事ではなく、人を見るプロフェッショナルではありません。
したがって、入社への覚悟や、この学生と一緒に働きたいかなどを見ています。
なので、役員が判断を下すような面接だと分かった場合は、役員を笑顔にさせ、一緒に働きたいと思わせられるような質問や入社して絶対に活躍するという覚悟を見せられる質問をしましょう。
4-4.質問の個数は?長さは?結論1~3個、1分ほどが適切
1回の面接で3つ程度質問するのがベストでしょう。もちろん、面接時間が押している様子でしたら個数は調整しましょう。また、質問しないというのは避けましょうね!
1つの質問当たり、1分以内に質問できる程度に簡潔にまとめて質問するのがスマートでしょう。
逆質問の際もメモは取らない方が無難
面接では基本的にメモを取ってはいけません。逆質問の際であってもメモは取らない方が無難です。逆質問は基本的には面接の最後に求められるものであります。したがって、高評価を獲得するためにはしっかり面接官の目を見て話すことが大切です。逆質問は、ただ質問をして疑問を解決するだけではなく、鋭い質問をして企業への理解度の高さや関心の高さをアピールしていかなければなりません。メモを取りながら話してしまうと、熱意が伝わらず好印象を与えられない可能性がありますので注意が必要です。逆質問ではメモを取るのではなく、面接官と真剣に向き合い、企業への関心の高さをアピールして好印象を獲得しましょう。
5. まとめ | ほかに質問はありますか?も選考に影響する
最後の最後に余談になりますが、人事の方々は、「遠慮なくなんでも聞いてね!」と言ってくることが多々あります。
筆者は遠慮なくどんどん質問していいとは思いますが、必ず忘れないでほしい事があります。
それは「就職活動において人事・社員と接触する機会はすべて選考に影響する」という事です。
遠慮なく何でも聞いて良いからと「○○さん彼女いますかwww」などは間違っても聞かないように。
この記事を読んだあなたが、逆質問の意図、どんな逆質問をするべきでしないべきか理解でき、就職活動の成功の力添えができたらうれしく思います。
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