・バッグはやっぱりビジネスバッグ?
・「物」以外で準備しておくことは?
・忘れ物をしても大丈夫なの?
この記事を見ているあなたは、内定式で必要な持ち物について気になっているのではないでしょうか。
たしかに、社会人第一歩目の内定式で、どんな持ち物が必要なのか、忘れ物がないか不安になってしまう人も多いでしょう。
この記事では、内定式で絶対に忘れてはいけない「持ち物」や、内定式までに準備しておくべき「心構え」まで詳しく説明しています。
この記事を最後まで読めば、内定式の持ち物から心構えまで、忘れ物なく準備できるでしょう。
1.内定式は入社意識を高めるためにおこなわれる
1-1.内定者同士や社員と学生とのコミュニケーションをはかる場としても用いる
内定式は、企業と契約を交わし、正式に入社意思を表す場であると同時に、内定者同士や社員とコミュニケーションをはかる重要な場でもあります。
就職活動をしているときは内定を取ることに神経を集中させていたと思いますが、いざ入社が決まると、今度は社会に出ることに対して不安を持つようになります。
周りの友人や知人も同じ悩みを抱えているかもしれませんが、進むべき道が異なれば、その不安を完全に共有することができません。
その点、内定式は同じ会社に同じ時期に入社する者同士が集まることで、不安や悩みを共有でき、また内定式に参加する役員や社員の面接とは違う一面が見られるため不安を和らげ入社への意識を高める場だともいえます。
ここでしっかりとコミニケーションが取れていれば、入社前に不安で押しつぶされそうになったときに相談できる相手ができますので、必ず積極的にコミュニケーションを図るようにしましょう。
2.内定式のプログラム
2-1.内定書授与や役員による挨拶・懇親会の開催が多い
内定式では、内定書の授与や役員の挨拶、そして、親睦を深めるための懇親会が開かれることが多いです。
内定書の授与で正式に内定書を受け取る形になりますが、この内定書は受け取ったからといって、必ず入社しなければならないという法的拘束力はありません。
ただ、他の内定者や役員・社員の前で名前を読み上げることで、入社への気持ちを高めて貰いたいという意味合いがあります。
プログラムに必ず組み込まれているのが、役員挨拶です。しっかりと耳を傾けましょう。
内定式後に懇親会を開催する企業もあるので、1日を快適に過ごせるように事前準備をしっかりしておくことが大切です。
3. 内定式で忘れてはいけない5つの持ち物
内定式で持参すべき持ち物に関しては通常、会社から連絡があります。しかし、「会社から何も連絡がない」「他に何か必要なものがないか不安だ」という方も多いでしょう。
そこで、基本的に内定式で準備しておけば困らない持ち物を確認しておきましょう。
- 会社への提出書類
- 印鑑
- 筆記用具
- クリアファイル
- A4サイズの書類が入るビジネスバッグ
3-1. 会社への提出書類
絶対に忘れてはいけない持ち物が会社への提出書類です。
- 内定承諾書
- 誓約書
- 個人情報資料
など、会社から指定を受けた資料は忘れずに持っていきましょう。
万が一提出書類を忘れてしまうと、場合によっては自分の評判が落ちるだけでなく会社の人事にまで迷惑をかけてしまう恐れもあります。
内定式の前日までには必要書類を整理し、カバンにしまっておくなどできるだけ早い段階で準備をしておくようにしましょう。
3-2. 印鑑
内定式は、企業とあなたとの間で雇用契約を結ぶことが前提でおこなわれます。
契約の際には必ず印鑑が必要になります。そのため、内定式だけでなく日頃から印鑑を持参することが好ましいでしょう。
シャチハタをNGとする企業もなかにはあるので、ビジネス用に「実印」をひとつ作っておくこともおすすめします。
3-3. 筆記用具
内定式では書類やアンケートなど記入する場合もあるので、黒のボールペンを含む筆記用具も必ず持参しましょう。
また、社会人の基礎として大事な話や重要なことなど、一度言われたことは忘れずしっかり守るためにも「メモ」する癖をつけることが大事です。
筆記用具とメモをセットで持っておくといいでしょう。
3-4.クリアファイル
当日は無地のクリアファイルを2つ持っていきましょう。1つは提出書類を入れていく用、もう1つは受け取った書類を入れる用です。
内定式で提出する書類はいずれも入社に必要な大切な書類になります。折れ曲がったり、傷がついたりしないようにクリアファイルに入れて持参してください。また、クリアファイルにまとめておくと、すぐに取り出せるので便利です。
内定書をはじめ、内定式で受け取る書類もあります。提出書類と混ざらないようにもう1つクリアファイルを持っていきましょう。
社会人になると書類をクリアファイルで持ち運ぶのは当たり前になります。大切な書類を持ち運ぶ機会が増え、きれいに保管する必要があるからです。内定式を機会に書類はクリアファイルで持ち運ぶ癖をつけましょう。
3-5.A4サイズの書類が入るビジネスバッグ
提出書類、受け取った書類をきれいに持ち運べるようにA4サイズの書類が入るビジネスバッグを持っていきましょう。
自立するタイプで、色はスーツに合う黒がおすすめです。自立するタイプはバッグを床に置きやすく、置いたバッグを持つときも持ちやすいのでスマートな印象を与えられます。就活で使っていたリクルートバッグをそのまま使えば問題ありません。リュックなどカジュアルすぎるバッグはスーツにあわず浮いてしまうので避けてください。
社会人生活に向けてリクルートバッグは卒業し、新しいバッグを買いたい気持ちもあるかもしれません。一方で、入社前に好みでバッグを選んでしまうと、会社の雰囲気とあわず使えなくなる可能性があります。
黒のビジネスバッグしか許さない会社もあれば、リュックで通勤しても良い会社もあるでしょう。ビジネスバッグ選びは入社後にして、内定式はリクルートバッグで参加するのが無難です。
4.内定式に泊まりで参加するときの持ち物
泊まりで内定式に参加する場合、以下の荷物を持っていきましょう。
- キャリーケース
- 着替え
- スキンケアグッズ
- 歯ブラシ
- スマートフォンの充電器
- モバイルバッテリー
- 髭剃り(気になる人は)
- 携帯裁縫セット
- 風邪薬
- マスク
ひげ剃りや歯ブラシなどはホテルのアメニティとして用意されている場合もありますが、なかったり肌に合わなかったりすることもあるため、持参するのが無難です。
荷物はすべてキャリーケースにまとめず、泊まりの場合も必ずビジネスバッグを別に持っていくようにしてください。
5. 持ち物以外で内定式までに準備しておくべき3つのこと
- 集合場所や時間・担当者の確認
- 簡単な自己紹介
- 当日の服装
上記3つについて、以下で詳しく説明します。
5-1.集合場所や時間・担当者の確認
内定式は事前に案内が送られてきますので、わからない点がある場合は必ず事前に電話やメールなどでしっかり確認するようにしてください。
集合場所や時間はもちろん、担当者まで確認しておくと当日アクシデントがあったときにすぐに連絡できます。
特に、集合場所はグーグルマップなどでしっかりとおさえておきましょう。
たとえ内定式が開催される場所が不慣れな土地であっても、「場所がわからなかった」という理由で遅刻するのは厳禁です。
どうしても迷いそうだと思うのであれば、事前に下見しておくことをおすすめします。
なお、事前に下見ができないほどの遠方から参加する場合は、近隣に住む他の内定者と一緒に行動するか、20~30分前に到着するぐらいの余裕を持って行動しましょう。
5-2. 簡単な自己紹介
内定式では様々な上司や同期と接する場面も予想されます。これから付き合っていく仲間として、簡単な自己紹介ができるように練習しておくといいでしょう。
- 自分の弱み・強み
- 過去の経験
- これからどんな社会人になりたいか
など、どんな内容でも構わないので自分自身がどんな人物なのか、簡潔に相手に知ってもらえるような自己紹介を準備しておきましょう。
自己紹介の例文
〇〇大学〇〇学部の□□です。大学では〇〇を専攻しています。
趣味はサッカーで学生時代もサッカー部に所属していました。社会人になっても続けたいと思っていますので、好きな方がいたら誘っていただけると嬉しいです。
〇〇の事業に興味を惹かれ、入社を決めました。将来は〇〇に関わる仕事ができればと考えています。コツコツ努力するのが得意なので、入社後も努力を重ねて着実に成長していきたいと思います。ご指導のほどよろしくお願いいたします。
5-3.当日の服装
当日の服装は、男女ともにスーツで出席するのが原則です。
ただ、企業側からオフィスカジュアルなどの指定があった場合は、それらに従うようにしてください。
もし、服装の指定がなかった場合は採用担当者に問い合わせてみるといいでしょう。
どうしても連絡が取れなかった場合は、スーツで参加するのが無難です。
なお、スーツに関しては、わざわざ内定式用に準備する必要はありません。
就職活動で使っていたスーツをそのまま着用すればOKです。
カバンについても、就職活動で使っていたものを持つようにしましょう。
内定式の前にスーツをクリーニングに出し、清潔感が感じられるように身だしなみを整えて臨むようにしてください。
5-4.髪色の確認
内定式に参加するのにふさわしい髪色になっているか確認しましょう。業界や会社によって髪色に対する考え方はさまざまです。「社会人は黒髪であるべき」と考えている会社もあるため、黒髪で参加するのが無難ではあります。
迷ったら面接時やホームページに掲載されている社員の髪色を参考にしましょう。染めている人は多いか、明るさはどれくらいかなど頭髪の雰囲気が掴めます。
ただ、社員が明るい髪色でも派手すぎる色で参加するのは避けましょう。内定式では役員とも顔をあわせます。もし、役員や先輩社員のなかに派手な髪色を良く思わない社員がいた場合、印象が悪くなってしまいます。入社後に同じ部署になれば仕事の出来で印象を変えることはできますが、他部署だと印象が悪いままで一緒に仕事をするときに悪い対応をされる可能性があるのです。
黒髪以外で参加する場合も、暗めの茶色くらいにとどめておきましょう。
6.内定式では忘れ物がないように前日までには準備しておこう
内定式で忘れてはいけない持ち物は以下の通りです。
- 会社への提出書類
- 印鑑
- 筆記用具
- クリアファイル
- ビジネスバッグ
内定式は、企業側がこれから社会にでる学生へ、入社のモチベーションを高めたり、不安を取り除くためのコミュニケーションの機会をつくったりするものです。
忘れ物のせいで、内定式に身が入らないとなってはいけません。
持ち物や会場へのルート、服装などは内定式の前日までに準備できるので、当日慌てなくていいように余裕をもって用意しておきましょう。
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