・どんな理由なら欠席OKなの?
・電話、メールで欠席連絡する方法は?
・欠席するとどんなリスクがある?
この記事を見つけたあなたは、何らかのやむを得ない事情で内定式の欠席を検討しているのではないでしょうか。
内定式の日程が冠婚葬祭や重要な授業と被ってしまう場合もあるほか、当日体調不良になってしまうこともあります。
結論から言うと、内定式は特別な事情があれば欠席することも可能です。
この記事では、内定式の欠席方法について、欠席にふさわしい理由、欠席方法、欠席で起こりうるリスクについて解説します。
この記事を最後まで読めば、内定式の欠席方法について正しくできるでしょう。
そもそも内定式は欠席してもいいのか?
特別な事情があれば欠席は問題ないとして、そもそも内定式は欠席しても良いイベントなのでしょうか。また、内定式を欠席することで内定取り消しのリスクは有るのでしょうか。
内定式は強制参加ではないですし、欠席することで内定取り消しになることはありません。しかし、企業にとっても内定者にとっても大切なイベントなので、基本的には参加必須です。
編集部 橋本
参加は基本的に必須
内定式への参加は基本的に必須です。内定式では内定承諾書の提出や内定証書の授与、懇親会などがおこなわれます。企業が内定者に正式に内定通知を出す、大切なイベントです。
他にも入社までに必要な手続きの説明や書類の記入など、欠席することで後日対応が必要になることもあります。メールなどでのやり取りでは当日よりわかりにくい可能性がありますし、企業側にも手間をかけてしまうので、できる限り内定式の日に対応するべきです。
就活が終わり、残りの学生生活を満喫したいなか、スーツを着て堅苦しい場に参加したくない学生は多いです。また、ゼミのイベントや旅行の計画に参加したくなる気持ちもあるでしょう。しかし、やむを得ない事情以外で内定式を欠席すべきではありません。
欠席で内定取り消しにはならない
内定式は強制参加ではないため、やむを得ない事情で内定式を欠席しても内定取り消しにはなりません。内定承諾書を提出するなど必要な手続きをおこなえば、内定先に入社することが可能です。
内定の取り消しは社員の解雇と同じく、正式な理由がなければおこなえません。内定式の取り消しがおこなわれるのは以下のようなケースです。
- 大学を卒業できなかったとき
- 入社の条件となっていた資格を取得できなかったとき
- 経歴詐称があったとき
- 病気などで内定者が働けなくなったとき
- 犯罪行為があったとき
- 企業の業績悪化により受け入れが困難になったとき
また、企業も採用活動には多くの資金を使っています。内定取り消し後の欠員補充にもコストがかかってしまいますし、せっかく採用した内定者に対して、簡単に内定取り消しをおこなう可能性は低いでしょう。
ただし、先ほどからお伝えをしている通り、だからといって内定式の欠席はしてもいいわけではなく、出席が大原則であることは念頭に置いておいてくださいね。
内定式の欠席で起こりうるリスク・デメリット
役員や人事からの印象が悪くなる可能性もある
内定式を欠席するデメリット1つ目は、役員や人事からの印象です。
正当な理由があって事前にきちんとした欠席連絡をしていれば問題ありませんが、場合によっては「内定式を欠席した人」として認識されてしまいます。
もちろん、これが無断欠席の場合はより印象が悪くなります。人事は内定辞退も想定するため、内定式を欠席する場合は必ず連絡をいれましょう。
同期のグループができていて入社日に気まずくなる
内定式では他の内定者と顔を合わせることで、入社までの不安を共有できる仲間ができます。
懇親会の際に、役員と新入社員、または新入社員同士がコミュニケーションを取る時間を十分に確保する企業も多くあります。
そのため、内定式をきっかけに入社日の段階でいくつかのグループができて、欠席した人は孤立してしまう可能性もないとはいえません。
手続きや事業について理解不足になる
欠席することで、手続きや事業への理解が同期より遅れてしまう可能性があります。内定式では入社に必要な手続きや取締役、役員からの話、先輩社員との交流などがおこなわれることが多いです。
欠席した場合は、たとえば内定承諾書へのサインや必要書類の受け取りなどを後日することになります。内定式当日ではないため、手続きに不備や抜け漏れがないとは言い切れないでしょう。また企業に不要な手間をかけてしまうので、社会人として責任感がないと思われてしまう可能性もあります。
また、取締役、役員からの話、懇親会では入社後の仕事の話や企業の事業の話をされるのが一般的です。欠席することで事業への理解不足や入社後の仕事についての情報不足から、同期より出遅れてしまうリスクもあります。
入社までに一定の勉強や資格の取得を案内されることも
内定式から入社までは期間が空くため、勉強や通信講座の受講・資格の取得を案内されることもあります。欠席しても必要な勉強や資格であればもちろん後日連絡をもらえるはずですが、勉強の仕方や必要性については当日に直接聞くより説明がしっかりされないリスクもあるでしょう。
また、必須の勉強や資格ではなかったとき、欠席者には伝えられない可能性もあります。その場合、同期が勉強して知識をつけているなか、勉強せずに過ごすことになり入社時に同期と差が開いてしまいます。
「入社までに勉強しておいたほうがよいこと」は先輩との交流会での質問の定番です。交流会で話されることは先輩と内定者の個人間での話になるので、後日共有される可能性は低いです。やむを得ない事情で欠席するなら、同期に連絡をとって情報収集することをおすすめします。
内定式の欠席はやむを得ない理由ならしょうがない
風邪や身内の不幸など避けられない事情の場合はしょうがない
内定式は、風邪や身内の不幸など避けられない事情の場合は、欠席しても問題ありません。
ただ、正式に内定を承諾する重要なイベントですので、よほどのことがない限り出席するのが常識です。
風邪や身内の不幸などは、あらかじめ分かることではないので当日の連絡で構いません。
出席できないとわかった段階で速やかに連絡するようにはしてください。
連絡が遅れてしまうと「道に迷っているのでは?」と勘違いされ、内定式全体のスタートが遅れる可能性もあります。
そうすると、内定企業の役員や社員、他の内定者にも迷惑をかけることになりますので、心証を悪くしないためにも速やかに連絡する点は守ってください。
よしお
キャリアの神様
資格試験や学校の行事など卒業にかかわる事情もしょうがない
資格試験や学校の行事などに関わる事情で、内定式を欠席するのも問題ありません。
個人の予定とは異なり、資格試験の日程や学校の行事は自分都合で日程を変えることができません。
内定式欠席の連絡をする際は、きちんと理由を伝えましょう。担当者も「それだったらしょうがない」と理解してくれるはずです。
資格試験や学校の行事の場合は事前に分かると思うので、内定式の日程連絡が届いた段階で、速やかに欠席する旨を伝えましょう。
内定式の欠席連絡は原則「電話」で伝える
もしやむをえない事情で内定式を欠席する場合は、原則として電話で連絡しましょう。
内定式の欠席方法「電話」での伝え方
電話で内定式の欠席を連絡する場合、最もマナーの良い伝え方として以下4つを参考に連絡しましょう。
- 大学名・氏名を伝える
- 内定式の欠席理由を伝える
- 欠席時に取るべき代わりの手続きを聞く
- 欠席について謝罪をする
上記を意識して電話することで、欠席でありうる「誤解」や「印象の悪化」を防ぐことができます。
以下では、詳しい連絡手順について説明します。
大学名・氏名を伝える
まずはじめに、「どこの誰なのか」を伝えましょう。
最初に自分が何者なのかを名乗らない限りは、話がスムーズに進みません。
相手が自分について把握できるように、まず大学名と氏名を伝えましょう。
内定式の欠席理由を伝える
欠席理由について嘘は厳禁です。
嘘がバレてしまうと、これから付き合っていく会社で大きく信頼を失ってしまう恐れもあります。
内定式に参加できない正当な理由について、誤解がないように詳しく説明しましょう。
欠席時に取るべき代わりの手続きを聞く
次に、内定式でおこなう手続きなど代わりに取るべき対応を質問をしておきましょう。
内定式では社長や役員の挨拶だけでなく、企業の書類を提出したりその場で記入したりと、事務的な作業をするケースもあります。
そのため、内定式ですべきだった手続きや必要書類の郵送などの対応が必要なことについて聞いておきましょう。
欠席について謝罪をする
最後に、内定式の欠席について謝罪の言葉を伝えましょう。
内定式は新社会人として、第一歩を踏み出すために大事な場となり、会社側も役員の日程確保や当日のスケジュール作成など時間をかけて準備をしています。
そのため、誠意を持って欠席することに対して謝罪をしましょう。
やむを得ない事情で「メール」で欠席を伝える場合
海外留学中や不幸があり夜中の対応になるなど、どうしても電話で連絡ができない場合はメールで欠席を伝えておきましょう。
特別な事情により電話ができない場合のメールでの欠席方法と例文を説明します。
以下では、特別な事情により電話ができない方に「メール」での欠席方法と例文について詳しく説明します。
欠席メールの例文
【宛先】
※人事、担当の方のメールアドレスを入力
【件名】
内定式欠席についてのご連絡(大学名・氏名)【本文】
内定式のご連絡いただき、誠にありがとうございました。
大変申し訳ございませんが、現在海外留学中につきまして内定式の日程までに帰国できません。
そのため、欠席させていただきたくご連絡いたしました。せっかくの機会を設けていただいたのに、
出席できないことを、大変心苦しく思っております。内定式でおこなわれる予定の手続きや必要書類など、代わりに取るべき対応がございましたら、ご相談させていただきたいです。
私の不都合でお電話での連絡ができなかったことを重ねてお詫び申し上げます。
お手数おかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。【署名】
―――――――――――――――
△△ △△
△△大学△△学部△△学科■年
携帯電話:080-☓☓☓☓-☓☓☓☓
メール:shukatsu@☓☓☓☓☓☓.ac.jp
―――――――――――――――
メールでの連絡も電話同様に、内定式の欠席が決まった時点で早めに送信することが大切です。
※上記例文はあくまでも例なので、自分の言葉で文章を作成してください。
編集部 橋本
やむを得ず内定式の懇親会を欠席する場合も前日までに連絡する
内定式の後には、企業の役員・社員と内定者が懇親会をおこなうケースがほとんどです。
もし、内定式の懇親会を欠席しなければならない場合、当日に急に伝えるのではなく、前日までに必ず採用担当者に伝えるようにしましょう。
内定式には参加できて、その後の懇親会だけ参加できないのは珍しいケースなので、採用担当者に「なぜ?」と思われるかもしれません。
懇親会が開かれるのは夕方か夜が大半ですので、そんな時間帯に懇親会より大切な用事があるのかと不審に思われかねません。
伝えられる用事であれば、担当者に懇親会を欠席する理由について正直に伝えておいた方がいいでしょう。
よしお
キャリアの神様
内定式を忘れて欠席してしまったときの対処法
内定式を忘れてしまって終了後に欠席に気づいたときは、すぐに電話で連絡しましょう。オンラインだからバレてないかもしれない、今さら連絡しても遅い、と思わずに必ずすぐに電話してください。
電話がつながらない場合は、「お電話しましたがご不在でしたのでメールのご連絡にて失礼いたします」などと電話したことを一言添えて、メールで謝罪と欠席理由を伝えましょう。
内定式の無断欠席は内定辞退と誤解されてもおかしくありません。早急に謝罪することを忘れないでください。
内定式を欠席する場合は迅速な電話連絡とマナーを守った対応が必要
結論、内定式はやむを得ない事情があるときは、欠席しても問題ありません。
欠席する場合は、分かった段階で電話で連絡をしましょう。
また、内定式の欠席理由について嘘は厳禁です。正当な理由があれば、企業側も理解してくれるので、欠席理由はきちんと伝えましょう。
海外留学などの理由でどうしても電話での連絡ができない場合は、メールでの連絡でもいいです。
しかし、基本的には電話で直接連絡する方がマナー的にはいいため、出来るだけ電話で伝えましょう。
内定式を欠席するデメリット・リスクとしては以下の通りです。
- 役員や人事からの印象が悪くなる可能性もある
- 同期のグループができていて入社日に気まずくなる
もちろん真摯な対応をしていれば回避でますし、同期とのコミュニケーションは入社後スタートしても遅いことはありません。
少しブランクがあるので、入社式などで自分から積極的に声をかけていくといいでしょう。
この記事を最後まで読んだあなたが、内定式の欠席方法について十分理解でき、失礼のない対応ができれば幸いです。
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