内々定と内定ってどう違うの?
内々定って辞退してもいいの?
内々定の辞退ってどうやるんだろ・・・
この記事を開いているあなたはそのように考えているのではないでしょうか。
内々定の辞退は多くの人が経験することではありますが、初めての際にはどうしても困惑してしまうものです。
この記事では、内々定に関する以下の事柄をわかりやすく解説します。
- 内々定が辞退できる理由
- 内々定の辞退期限
- 内々定の辞退の仕方とポイント
- 内々定が企業に与える影響
- 後悔しないために辞退する前にやっておくべきこと
1.内々定は口約束であり法的効力はない
多くの人が疑問に思うのが、内定と内々定の違いです。
内定と内々定の違いは、このように説明できます。
- 内定・・・企業と学生側、両者の承諾を得ている労働契約
- 内々定・・・労働契約には至っていない、これから労働契約が結べるという通知
内々定は「契約の準備」や「口約束」といった程度のものです。
つまり内定と違って、内々定を辞退することは法的にもマナー的にも問題はありません。
昨今では内々定を複数もらう学生も多く、辞退は一般的になっています。
内々定を辞退することに申し訳無さを感じ過ぎる必要はありません。
2.内々定の辞退のやり方と注意すべき5つのポイント
内々定を辞退するにあたって、事前にやり方や注意しておくべきポイントを理解しておく必要があります。
そのため、ここでは内々定の辞退のやり方と注意しておくべき事柄についてわかりやすくお伝えします。
- 辞退を決めたら早めに連絡する
- 連絡はメールではなく電話でする
- 辞退は採用担当者に直接伝える
- 要件は簡潔でストレートに伝える
- 答えられる理由を用意しておく
2-1.辞退を決めたら早めに連絡する
内々定を辞退すると決めた場合、速やかに採用担当者に連絡しましょう。
採用担当者はある程度の辞退が出ることを想定して採用活動を進めています。
多めに内々定を出している企業もありますが、想定以上に辞退された場合は採用計画を練り直さなくてはいけません。
採用担当者にとって内々定を承諾してくれるのが理想ですが、それと同時に辞退するなら早く連絡して欲しいという思いを強く持っています。
お世話になった採用担当者に辞退を切り出すのは心苦しいかもしれませんが、連絡が遅くなると企業の採用計画にも影響を及ぼすことも理解して早めに連絡するようにしてください。
2-2.メールではなく電話で連絡する
内々定の辞退の連絡手段は、メールよりも電話が好ましいです。
電話の方が連絡しづらいという気持ちはよく分かります。
しかし、内々定に至るまでに企業の方と複数回接点があったのであれば、内々定を出してくれた感謝の気持ちを誠意を込めて口頭で伝えるべきです。
メールの場合、企業側の見落としやエラーにより送れていなかったという不足の辞退により、相手に内々定辞退の意思が伝わらない可能性もあります。トラブルを避けるためにも、電話がいいでしょう。
2-3.辞退は採用担当者に直接伝える
内々定の辞退を連絡する際は電話口の相手ではなく担当者に直接伝えましょう。担当者に直接伝えないと、内々定を辞退を甘く捉えているとも思われます。
内々定の辞退は想定内とはいえ、失礼な態度を取られると先方もいい気分ではありません。
担当者以外の人に伝えた場合、内々定の辞退が担当者に確実に伝わるかどうかという不安要素にもなります。
不安要素を取り除き確実な行動を取るのであれば、必ず内々定辞退の連絡は担当者本人に伝えるべきです。
2-4.要件は簡潔でストレートに伝える
内々定辞退を伝えるのは勇気がいることだと思います。なかなか言い出せない人もいるでしょう。
だからといって、内々定の辞退をなんとなく伝えるなど濁すわけにもいきません。
連絡をした際には、ストレートに内々定を辞退することを伝えましょう。
また先方が心の準備ができるように、
「採用の件でお電話させていただきました。」のように要件を伝えましょう。
2-5.答えられる理由を用意しておく
内々定の辞退を連絡した際、理由を聞かれる確率が高いです。
そのため、必ず連絡を入れる前に、答えられるような理由を用意しておきましょう。
もしも第一志望の企業だと伝えていた場合は、「他の企業の内情を知り第一志望が変わった」のように伝えると波風が立ちません。
3.内々定辞退の伝え方
3-1.電話例文
本日は、内々定の件でご相談したいことがあり、連絡を差し上げました。
内々定をいただいた後、家族や知人に相談し、自分の将来についてじっくりと考えた結果
誠に勝手ではございますが、他社への入社を決意いたしました。
筆記試験から最終面接まで、採用担当の〇〇様にはとてもお世話になり感謝しております。
とても心苦しいですが、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
電話をして採用担当者が不在であった場合は、電話に出た人に伝言としてお願いするのではなく、後日改めて連絡しますと伝えて電話を切るようにしましょう。
採用担当者も内々定を出した学生の動向は気になるところですから、もしかして、折り返しの電話があるかもしれません。
3-2.メール例文
いつもお世話になっております。
先日、貴社より内々定をいただきました〇〇大学の〇〇と申します。
この度は内々定のご連絡をいただきまして、誠にありがとうございます。
内々定をいただいたにも関わらず誠に恐縮ですが、自分の適性を改めて鑑みた結果、貴社への入社を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
本来なら、お電話でお伝えすべきですが、ご不在だったため取り急ぎメールにでご連絡いたしました。
貴重なお時間を取って頂いたにも関わらず、このようなお返事となり大変申し訳ございません。
また、改めてご連絡させていただきます。
本来は電話で伝えるべきですが、担当者が不在だと辞退を伝えられません。
その場合は、先にメールで伝え、後日改めて電話しましょう。内々定をだしてくれた感謝の気持ち、内々定の辞退、メールでの連絡となってしまった謝罪を忘れずに伝えましょう。
編集部 橋本
4.内々定辞退が企業に与える影響
内々定は、企業が「入社する予定の人」に通知するものです。
内々定を辞退することで、企業側は再度どの部署にどのぐらいの人員を採用するか、どういった人員を採用するか、などを考え直す必要があります。
そうなれば一から計画を練り直さねばなりません。
そして、再度コストを費やして新たに人材を確保しなければならないのです。
内々定辞退で生じる影響を理解して、謝罪の気持ちをきちんと先方に伝えましょう。
5.本当に大丈夫? 辞退する前に確認しておくべき注意点
内々定を辞退することは大きな問題ではありません。
あなたにとって必要なければ断るのは当然です。
問題は、その選択肢を消した後に後悔しないかどうかです。
選択肢を消してしまった後に後悔しないように見極める必要があります。
5-1.就活の軸を確認
内々定を辞退する際には、就活の軸を確認しておく必要があります。
就活の軸というのは、
「なぜその企業を選ぶのか」
「就活の優先事項はなにか」
といった点です。
就活の軸を確認しておくことで、「やっぱり辞退するべきじゃなかった・・・」
と公開する可能性を減らせます。
5-2.辞退の取り消しはできない
辞退をした時点で企業は採用活動を再開し、そこに再び人やお金を投資するため辞退を取り消すことはできません。
たとえ、後から内定承諾した企業よりも、辞退した企業のほうがよかったと感じたとしても、一度意思表示をしたからにはその決定が覆ることはありません。
稀に急な欠員が発生するなどして辞退が取り消されることもあります。
しかし、一度辞退したという事実は消えるわけではなく、その企業に就職したとしてもわだかまりが残るでしょう。
内々定を辞退する際は、今後その企業との関係性が完全に絶たれるという覚悟で伝えるようにしてください。
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6.内々定を辞退する際は誠実に対応しよう
内々定に対する結論は、承諾・辞退に関係なく、速やかに電話で直接採用担当者に伝えることが大切です。
内定をたくさんもらったとしても、入社できる会社は一社のみです。また、その一社を選択する時間にも限りがあります。
したがって、選考を受けている段階で自分なりに受験した企業の順位付けをしておくことが大切です。
訪問した時の雰囲気、労働条件、将来性など、比較すべき点はたくさんありますが、どこに重きを置くのかも決めておくといいでしょう。
そうすれば、内々定に対する結論も早く出すことができ、企業にも迷惑を掛けることもがありません。
全力で頑張ってきた就職活動に悔いを残さないためにも、内々定を複数もらった時点で早めに結論を出す準備をしておきましょう。
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