SPI試験ってよく聞くけど何かわからない・・・
SPI試験の対策は何をしたらいいの?
就活の話題になると必ずと言ってもいいほど出てくる「SPI」。
話題には上がるけれど、結局何なのか分からない、そのような悩みを持っている方は多いと思います。
そこで、この記事ではSPI試験とは何か、どのように対策すればいいかをわかりやすく解説します。
この記事を読めばSPI試験の概要と対策法がわかり、読んだ直後からSPI対策をすることが可能になります。
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1.SPI試験とは
SPIとは、正式名称を「SPI(Synthetic Personality Inventory)総合検査」と言います。
リクルートキャリア社によって開発されたものです。人柄や仕事に関する適性や、どんな組織になじみやすいかを診断するためのテストです。
SPIの結果は初期選考での絞り込みや面接時の支援、配属決定などの際に利用されます。
2020年時点では、SPIを利用している企業は年間13,600社、受験数は約204万人にものぼります。
採用では、大手企業のみならず中小企業の選考にも多数利用されているようです。
気を付けるべきこととしては、SPIは数ある適性テストの一部であり、SPI以外にも複数の適性検査・適性テストがあるということです。
選考を受ける予定の企業が何を適性テストに使っているのかを事前に調べ、いつどのテストの対策をするべきなのか把握しておきましょう。
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1-1.SPIの実施時期
SPIは主に就職活動の初期におこなわれることが多いです。
就職活動の時期を大きく3つに分けて
6~9月(夏インターン選考)
10~2月(冬インターン選考)
3~6、7月(本選考)
と分類したとすると、この3つの時期に合わせてそれぞれSPIが実施されます。
パソコンで受験する形式には2つの特徴がある
1.問題ごとに時間制限がある
画面に1問ずつ表示され、答えを選ぶと次の問題へと進みます。
1問ごとに制限時間があり、制限時間が過ぎてしまうと強制的に次の問題へ進みます。
2.正答率により出題される問題の難易度が変化する
受験する人により出題される問題が異なり、難易度も様々です。
受験者の正答率が低い場合、より難易度の高い配点の高い問題が多く出題されます。
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1-2.SPIを実施している業界
SPIを開発したリクルートマネジメントソリューションによると、2021年、SPIを利用した企業は約14400社で、受験者数は約215万人でした。そのうち、約64%は社員数300人以下の中小企業が占めています。
(参照:SPI3公式サイト│リクルートの適性検査)
また、近年増えてきているのが、公務員試験でSPIを導入する自治体です。少子化に伴い、企業だけでなく自治体でも人材の確保が課題となっています。対策の1つとして民間企業との併願する人を増やそうと自治体独自の試験ではなく、多くの企業で導入されているSPIを用いています。
このように、SPIはすべての企業ではありませんが、異なる業態のさまざまな企業で取り入れられているのです。就職活動をする際は直面する可能性があるため、対策しておきましょう。
民間だけでなく公務員試験でも用いられる
SPI試験は、民間企業での採用をイメージする人も多いと思いますが、実は公務員試験でも利用しているところはあります。
例えば、地方公務員では、北は北海道千歳市役所、南は宮崎県日南市役所の採用一次試験でSPI3が利用されています。
そのため、公務員志望だからSPIとは関係ないと思っている人は要注意です。
いまは公務員も一般試験と言ってSPIを利用するところも増えています。SPI試験の勉強をしておいて損はありません。
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SPIを対策するには、多くの問題を解いて、問題に慣れることが効果的。そこで、おすすめなのが「SPIパーフェクト問題集&模試」です。
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2.SPIの5つの科目
SPIのテストは、大きく2つの種類に分けられます。1つ目は知的能力を測る「能力検査」で、2つ目は、人となりを測る「性格検査」です。
能力検査の基本的な科目は「言語検査」と「非言語検査」ですが、企業によっては「英語検査」や「構造的把握検査」を実施することもあります。能力検査では複雑な問題を整理・判断する能力や、知識量、知識を応用する能力がどのくらいあるのかをチェックされているのです。
性格検査はあなたが普段からどんな考え方をするのか、どんな行動を取るのか、などどのようなパーソナリティを持っているのかを測る検査です。質問に対して選択肢の中から自分の考えに近いものを選ぶ形式が多く、基本的に対策は必要ありませんが、回答するにあたってのポイントは理解しておきましょう。
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- 言語能力検査
- 非言語能力検査
- 性格検査
- 英語検査
- 構造的把握力検査
2-1.言語能力検査
言葉の意味や話の要旨を、的確に捉えて理解できるかどうかを見る検査です。
具体的には、以下のような問題の中から、いくつかの問題が出されます。
- 二語の関係:出題される2つの言葉の関係性を答える
- 熟語:熟語の意味について答える
- 語句の用法:出題された語句の用法と、最も近い語句を答える
- 文の並べ替え:文章を正しい順番に並べ替える
- 空欄補充:出題される文章の空欄に入る語句や文章を答える
- 長文読解:長文を読み、穴埋めや要旨を答えるなどする
一部高校生レベルの問題もありますが、主に中学生レベルの国語の問題です。対策をすればそこまで難しくはありません。実際の問題を解いて、本番の問題をイメージしておきましょう
2-2.非言語能力検査
数的に処理したり、論理的に思考したりできるかどうかを見る検査です。具体的には、以下のような問題の中から、いくつかの問題が出されます。
- 推論;与えられた情報から、正しい答えを推論する
- 順列組み合わせ:並べ方や組み合わせの種類の数を計算する
- 割合と比:割合や比率を計算する
- 損益算:原価や定価、利益など、損益に関する計算をする
- 料金割引:定価や割引率を使って、料金を計算する
- 仕事算:複数人でいっしょに仕事をしたときに、仕事が終わるのにかかる日数を計算する
- 代金清算:買い物の代金を計算する
- 速度算:速度に関する計算をする
- 集合:与えられた条件から、人数を答えるなどする
言語検査と同じく、一部高校生レベルの問題もありますが、主に中学生レベルの数学の問題です。こちらも実際の問題を解いて、それぞれの問題のイメージを固めておきましょう。
2-3.性格検査
性格や考え方の傾向を見るための検査です。日ごろの行動や考え方に関する選択肢が2つ与えられて、どちらが自分に当てはまるのか答えます。
性格検査の問題は全部で300問ありますが、300問すべてが異なる意図の問題ではありません。同じ意図の問題が聞き方を変えて、何度も出題されます。性格傾向を知るために、回答の一致率をみているのです。
自分を取り繕うために嘘の回答をして、回答に矛盾が生じてしまいます。面接の前にSPI試験を実施して、結果を面接の資料として使う企業も多く、SPIの結果が面接で語られるエピソードと異なると、面接官に違和感を持たれかねません。話している内容の信憑性が低くなるので気をつけましょう。
2-4.英語検査
英語の能力を見る検査です。具体的には、以下のような問題の中からいくつかの問題が出されます。
- 同意語:同じ意味の語を選ぶ
- 反意語:反対の意味の語を選ぶ
- 空欄補充:英文の空欄に入る語を選ぶ
- 英英辞典:文章に近い意味の単語を選ぶ
- 誤文訂正:文章にある誤りを選ぶ
- 長文読解:長文を読み、穴埋めや要旨を答えるなどする
出題されるレベルは、高校生レベルです。英語検査がおこなわれるかどうかは企業によりますが、英語を使って仕事をする企業で出題されている傾向があります。
英語を使う企業を志望している人にとっては、高校生レベルの問題は難なくできるかもしれませんが、実際に問題を解いて形式に慣れておきましょう。
2-5.構造的把握力検査
いくつかの個別の事例に共通するルールを見つける力や論理的な思考力を測る検査です。構造的把握力が高い人は、新しい問題に直面したとき、過去の経験と新しい問題の共通項に気づきやすい傾向にあります。また、複雑な問題をシンプルに捉え直す力に長けているのです。
問題解決の糸口を見つけやすい性質があるため、思考性と柔軟性を必要とする職種にとって、重宝される人材となる可能性があるでしょう。
- コンサルティングファーム
- 総合商社
- 広告代理店
国語と算数の問題のように出題されますが、国語といっても読解力を問われているのではなく、文章の構造を捉える力が必要になります。
3.SPIの4つの実施方法
SPIの実施方法は以下の4つです。
- テストセンター
- webテスティング
- インハウスCBT
- ペーパーテスティング
テストセンターが最も多く使われています。
また、自宅のパソコンで受験するwebテストを採用する企業も近年増えてきています。
SPIの問題には2つの特徴がある
1.問題ごとに時間制限がある
画面に1問ずつ表示され、答えを選ぶと次の問題へと進みます。
1問ごとに制限時間があり、制限時間が過ぎてしまうと強制的に次の問題へ進みます。
2.正答率により出題される問題の難易度が変化する
受験する人により出題される問題が異なり、難易度も様々です。
受験者の正答率が低い場合、より難易度の高い配点の高い問題が多く出題されます。
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4.SPI試験を実施する目的
ESや短時間でおこなわれる面接で分かる人となりは、ほんの一面にすぎません。また、面接官は人なので、どうしても第一印象に左右されてしまうことも少なくありません。
SPI試験は短い時間でおこなわれますが、さまざまな角度からその人を見て、理解度を深めることができます。加えて、客観的な一律の基準で就活生をチェック可能です。
SPIによって得られた結果は、企業の目的に応じて、活用されています。
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4-1.求める能力を持っているか確認する
SPI試験を実施する目的の1つが、企業が求める能力を持っているか確認することです。もちろん、企業ごとに求める能力は異なり、配属される部署によっても変わってきます。そのため、能力検査の合格基準は一定ではありません。
SPI試験では、企業が自社が学生に求める能力に合わせて試験の科目を選び、設定することができます。企業によっては英語検査や構造的把握力検査をおこなう場合もあるのです。検査内容が変わると、対策も変わってくるため、注意しましょう。
4-2.相性を確認する
SPI試験は、企業の風土に合った人なのかどうか、企業と就活生との相性を確認するツールにもなります。
能力と同じように、応募先企業とマッチする人材像は異なり、それは配属される部署によっても変わってきます。性格検査から分かる以下の結果は、企業によって評価が変わるでしょう。
- 人との接し方
- 仕事への取り組み方
- 目標の持ち方
また、自分の性格を客観的な指標で多角的に判断されることは、就活生側にもメリットがあります。
全く自分の性格とは合わない企業に採用されて、入社後にミスマッチを起こし、短期離職をしてしまうような最悪の事態自体を防ぐことができるんです。
面接官の主観だけでは企業の相性と合った人物かを見極めることは難しいため、SPI試験はミスマッチを防ぐ補助ツールとしての役割を果たしてくれるのです。
4-3.入社後の配属や育成方法の参考にする
採用した人材の配属先を考えるときの参考資料にする目的もあります。また、育成計画を作成するときの参考にするために、SPIを実施している企業も多いです。
SPIの試験結果は、採用の可否を決める場面に限って活用されるものではありません。入社後のフォローとして活用している企業では、SPIの結果が採用担当から配属先へ引き継がれていくのです。
性格検査で嘘の回答をすることは、本来の自分に合わない部署への配置や育成方法になるリスクを伴い、入社後の生活にも影響を及ぼしかねません。
そのため、性格検査では、自分の普段の行動や考え方を正直に答えるように心がけましょう。
4-4.点数による足切り
採用試験の初期段階でSPIを実施し、点数で応募者を足切りをする目的で、SPIを活用している企業も存在します。
何百人何千人ものESが殺到する企業にとって、すべてにきちんと目を通し、一人ひとりと面接をするのは、時間がかかる仕事です。SPI試験を実施することで、応募者をふるいにかけ、基準に達しない人を足切りできます。
時間的なコストの削減ができるとともに、企業に合った人材に注力し、多くの時間を使えるでしょう。SPIの点数はあくまで参考であり、必ず面接をするという企業も存在しますが、志望する企業が足切りとしてSPIを活用している可能性も考慮して、きちんと対策をしましょう。
5.SPIのテスト別対策法
能力検査で求められる問題の多くは、中学生〜高校生レベルです。これまでの人生で解いたことのある問題ばかりですが、振り返って解き方を思い出しておいてください。
性格検査は、特に準備する必要はありません。どのような形式の質問がされるのか、把握しておく程度で大丈夫です。むしろ事前に準備をして取り繕って答えるのではなく、正直に答えることを第一に考えてくださいね。
よしお
5-1.言語テスト対策
SPIの言語分野で出る問題は、中学校の教科書レベルのものが多く、対策自体はそれほど難しいものではありません。
重要なのは語彙を増やすことです。「類義語」「対義語」「ことわざ」などの種類、そしてその意味をできるだけ多く確実に記憶することが必要になります。
単語帳や暗記アプリなどを利用して、授業の合間や電車やバスの中で繰り返して覚えましょう。
一方で長文問題に苦手意識を持つ人も多いです。長文問題は例題を解いて慣れるのが一番なのでとにかく量をこなすことが重要です。
5-2.非言語テスト対策
理系の就活生は別ですが、文系の学生にとって数学の試験ともいえる非言語能力試験は鬼門ともいえます。
しかし、前述しましたがSPIにおける能力テストの問題は中学生レベルです。数学が苦手で文系へ進んだ学生であっても、それほど心配する必要はありません。
重要なのは、いかに早く答えを出せるかです。当たり前のことですが、たくさん練習問題を解くことは重要です。
しかし、解法のわからない問題にいつまでも頭を悩ませていてはいけないので、わからない問題があったらすぐに次のページに進みましょう。
そして、わからなかった問題は解説を読んでしっかりとやり方を理解して、次に同じ問題をやった時に必ず解けるようにしておきましょう。
「どれだけ短時間で多くの問題を確実に解けるか」に重点を置き、問題を解きまくってください。
5-3.性格検査対策
SPIは非言語や言語検査が中心ですが、性格検査は他の能力検査と異なります。
先の2つは訓練次第で能力を培うことが可能なのに対して、性格検査は普段からの考え方や生まれ持った性質が反映されます。
就活のためだけに用意した考えや行動に関しての意見は見抜かれてしまうものです。
誠実さのない人間だとして落とされることもあり得るので、変に対策は施さず正直に自分のことを答えましょう。
6.SPI対策のポイント5つ
SPIの対策をしてもしなくても、結果はあまり変わらないという意見もあります。ただ、どのような問題が出るのか知らずにいきなり本番に臨むと、不慣れなせいで、本来の実力を発揮できないかもしれません。
また、SPI試験では、たくさんの問題を制限時間内に解く必要があります。つまり、問題を解くスピードが求められるのです。1つの問題に時間をかけていると、最後の問題まで解くことができずに終わってしまう可能性があります。
テストの形式を事前に知って慣れておきましょう。また時間を測って取り組むことで、速く解く練習をしておきましょう。
キャリアの神様
6-1.3年の1月から対策を始めよう
SPIは採用の選考に取り入れる企業も多く、1次選考を履歴書などの書類での選考、2次をSPIや一般常識とグループディスカッション、3次4次5次で面接といった流れが一般的です。
また、1次選考の段階でSPIを受ける場合もあります。
このようにSPIの受験段階はかなり初期なので、早くから対策しておいた方がいいでしょう。
できることなら3年の1月の時点で始めておきましょう。
遅いと思った人もいるかもしれませんが、就活ではSPIだけが重視されるわけではないので、企業研究やOB訪問、自己分析など、就活に必要な準備は山ほどあります。
自己分析や企業研究の時間もとる必要があるので、自分で早くからスケジュールを立てて管理するといいでしょう。
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6-2.パソコンでの受験に慣れておく
SPIの受験方法は4つあります。パソコンでの受検はペーパーテストと勝手が違うため、事前に経験して形式に慣れておきましょう。
パソコンでの受検の特徴として、たとえば、以下のようなことが挙げられます。
次の問題に進むと、前の問題に戻ることができない
一問ごとに制限時間が設けられていて、自動で画面が切り替わってしまう
パソコンを使った問題形式を経験し、自分に合った解き方を身につけておいてください。また、本命の企業のSPIを受検する前に、ほかの企業のSPIを練習として受けるのも1つの手です。
6-3.普段から時間を測る
SPIは正答率を高くすることもさながら、問題を早く解かなければいけません。
特に高得点を狙うというのであれば、1問1問をすぐに解いて、あとの問題のために時間を残しておくことが重要となります。
また、本番の際に時間を気にしすぎて焦ってしまい本領が発揮できなかった……とならないように、練習の時からできるだけ早く解く癖をつけておきましょう。
6-4.本命の前にお試しで受験をする
SPIには、受験はひとつの企業につき1度のみ結果を別の企業にも使い回すことができる、という特徴があります。
そのため、本命の企業を受ける前に別の企業でSPIを受験しておくことをおすすめします。
本番の雰囲気に慣れておく、実際に問題を解いてみて要領を掴む、といったことが本命を受ける前には重要です。
6-5.問題集を繰り返し解く
実際の会場で場慣れすることも重要ですが、問題集を本番と同じように解くことで本番に備えることができます。
全く対策せずに本番に臨むと、ペース配分がわからず時間が足りなくなる可能性があります。
受験に備えて、問題集を繰り返し解いておきましょう。時間を測りながら解くのがおすすめです。
よしお
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7.SPI試験の例題
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8.SPI試験で落ちてしまう原因
そもそもの自分の能力が企業が設定したレベルより低ければ、試験に落ちてしまいます。能力検査で企業が設定した得点を取ることができるよう、対策できる問題は早めに取り組んでおきましょう。
また、能力の低さ以外にも、いくつかの要因で不採用となる可能性が考えられます。ここではSPI試験で落ちてしまう要因ごとに選考突破するための対処法を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
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- 回答に時間をかけすぎている
- 答えに矛盾がある
- 企業との相性が悪い
8-1.回答に時間をかけすぎている
SPI試験では制限時間内に、たくさんの問題を解かなければなりません。そのため、問題を解くスピードが求められます。
ペーパーテストでは、課題ごとに制限時間が設けられています。1つの問題に時間をかけているうちに時間がなくなり、最後の問題までたどり着けないことは多いです。解説本を解くときに、問題ごとのペース配分を掴んでおきましょう。
問題ごとに制限時間が設けられているパソコン受検では、途中まで解いていたのに、制限時間になって画面が切り替わってしまい、得点に至らない場合があります。残りの時間を意識しながら解いて、回答に時間をかけすぎないようにしましょう。
また、SPI試験では誤謬率という回答した問題に締める不正解の問題の割合が測定されません。そのため、制限時間に間に合わない場合は適当でも良いので回答しましょう。
8-2.答えに矛盾がある
性格検査で自分をよく見せようとして嘘の回答をしたくなる学生もいることでしょう。しかしSPIでは同じ内容の問題が聞き方を変えて何度も出題されます。どこかで嘘をつくと、実は同じ問題であることに気づかず答えに矛盾が生じてくる場合があります。とはいえ多少の矛盾はよくあることで、誤差の範囲内です。しかし、あまりにも矛盾が多いと、自分を取り繕って回答をしていると見なされてしまいます。
嘘をつく人物だと思われると、企業からの信用を損ないます。企業側は信用できる同僚を選考で探しているため、大事な就活の場面で嘘をつくと、結果的に不採用となってしまうかもしれません。
自分が信用できる人材であることを証明するためにも、性格検査では素直に回答するようにしましょう。
8-3.企業との相性が悪い
性格検査の結果が、企業が求めている人物像とかけ離れている場合、企業との相性が悪いとみなされ、不採用になる可能性があります。
ただ、企業が求める人材に合うように、性格検査の回答を偽る必要はありません。相性が悪い企業に自分を偽って入ったところで、苦労するのは自分です。相性の悪い企業に就職してしまうと価値観が合わず、精神的にもストレスが溜まりやすくなり、短期離職につながる可能性があります。
また、相性が悪いことで不採用になったからと言って、落ち込む必要はありません。希望の企業に入社することももちろん大事ですが、入社してから生き生きと活躍できるような職場を選ぶことの方がもっと大切です。
自己分析や企業研究を重ねて、自分に合った企業を見つけましょう。
9.SPI試験は事前準備が大事!
SPI試験には5つの種類があり、テストセンターなどの実施方法が4つあります。
自分が受ける種類や形式を確認してから対策していきましょう。
大手では多くの企業が、中小や公務員も一部ではSPI試験を取り入れています。
自分は大手志望ではないからと言ってSPIを厳かにしていると、痛い目を見る可能性もあります。
対策も工夫して、一問でも多く確実に解けるよう勉強しなければなりません。
SPI試験の勉強をするのは重要ですが、自己分析や企業研究も怠ってはいけません。
SPI試験の対策はいつでも始められるので、企業が固まっていないうちから取り掛かっておくのがおすすめです。
追伸 SPIを勉強するのがどうしても嫌なあなたへ
どうしてもSPIの勉強をするのが嫌な場合、SPIを受けなくて良い企業を選ぶという選択もあります。
その場合、SPIを導入できるほどの資金力のある大手企業に内定することは難しくなります。
しかし、就活中にSPIを受けずして優良企業に内定した友人を私は知っています。
狙い目は「選考が面接からのベンチャー企業」です。
選考でSPIを採用するということは、多くの学生からエントリーがあるということ。
つまり、SPIを導入している大手企業の選考を受けるということは、わざわざ茨の道を歩むことと同意義。
これだとせっかく勉強しても水の泡になる確率が高い。競争率が高いから。
だからこそ、資金力はまだ潤沢ではないが、将来性のあるベンチャーを狙うのです。
就活は、勉強さえすれば受かる高校・大学受験とは大きく異なりますよ。
したがって、「自分の人生をどうするか?どうしたいか?自分にとって最良の内定先は?」を考える時間を多くとったほうが身のためです。
簡単に最速で内定まで進む道を選ぶためにも、面接から選考が始まる企業だけ受けるのも1つの手です。
SPIなしの企業は、就活エージェントに教えてもらう方法が一番手っ取り早いでしょう。
わざわざ自分で企業を見つけると日が暮れてしまいますからね。
少しでも興味のある方は、「就活エージェントまとめ」のページをご覧になってください。
SPIに限らず、様々な方面であなたの就活をサポートしてくれるのでオススメできます。
この助言が、あなたの就活にとって少しでも参考になっていますと幸いです。
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SPIがボロボロで次の選考に進めなかった・・・。
大手企業は得点率90%、一般企業でも70%がSPIの足切りラインだと言われています。
・非言語問題が苦手
・時間制限で全部答えられなかった
・もっと対策しておけばよかった・・・ という声をよく耳にします。
こんな後悔はしたくないですよね?
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