・採用担当に印象のよいエントリーシートの書き方は?
ESをどのように書けばいいのか悩む人も多いでしょう。
面接に進むにあたっての第一関門とも言えるESがきちんと書けていなければ、選考に進むことはありません。
特に応募数の多い企業では何万通ものESに目を通すので、不備のあるESは即見送りBOX行きとなるでしょう。
ここでは、いい印象を与えるESの書き方について解説します。
この記事を読むことで、ESの書き方マナーを知れるだけでなく、採用担当者に会ってみたいと思わせるESに仕上げられるでしょう
内定者ESがタダで読めちゃう!
就職人気上位100社に内定をもらった学生が提出したエントリーシートを全て公開!採用担当者が書類選考でES1枚に目を通す時間は短い
数多くのESを読む採用担当者は何度も読み返したりはしないため、一度読んだ際に「きちんと相手に伝わる内容か」がとても重要です。
ESの内容は「分かりやすく」「インパクトが大きい」ものが目に止まりやすく、採用担当者の印象に残ります。
分かりやすくするには、伝えるポイントを絞ることが大切です。
学生時代頑張ったことを書く際に2個も3個もエピソードを書くよりも、1個に絞って詳しく記載した方がいいです。
編集部 橋本
ESで必須の3つの書き方マナー
- 丁寧な文字で書く
- 誤字脱字NG
- 接続詞を多用せずに一文は簡潔に書く
ESを手書きでESを書く際のマナーを3つ解説します。
丁寧な文字で書く
黒のボールペンまたは万年筆を使って記入しましょう。字の上手い下手は関係ないので、読み手が読みやすいように丁寧に書くことが大切です。
誤字脱字NG
誤字脱字0が基本です。誤字脱字がある場合、見直しをしておらず注意不足な印象を与えてしまいます。
接続詞を多用せずに一文は簡潔に書く
情報量を詰め込むために一文を長く書こうと接続詞を多用する人がいますが、読みにくくなります。接続詞は多用せずに一文は簡潔に書きましょう。
ESの4つの書き方ポイント
- 構成は結論→理由→具体例→結論
- 正しい言葉遣いをする
- 問と回答を一致させる
- 「何度も」「多くの」「~だと思う」など不明確な表現は避ける
①構成は結論→理由→具体例→結論
ESを書く際は「結論→理由→具体例→結論」という構成で展開すると分かりやすい内容になります。
この流れは「PREP法」と呼ばれ、論理的な文章を書く際には必須の考え方です。
それぞれの頭文字を取って「PREP法」と呼ばれており、この構成で文章を作成することで「何を伝えたいのか」が分かりやすくなります。
ESの構成で悩んでいる人はぜひ「PREP法」を使って考えてみるといいでしょう。
②正しい言葉遣いをする
正しい言葉遣いをすることもESを書く際のコツです。
普段、学生が何気なく使っている言葉は適切な言葉ではなく文章には適さないものもあります。
例えば「私は居酒屋でバイトをしています。」のように“バイト”と表現していまいがちですが、正しい表現は“アルバイト”です。
また「私は~~なので、△△が得意です。」というように“なので”という表現は口語的な接続詞ですので、文章には相応しくありません。
「私は~~です。そのため△△が得意です。」と分けて表現する方が好ましいでしょう。
他にも「~~な感じ」「私的には」などの話し言葉をつい使用している人が多くいますが、エントリーシートの文章には話し言葉は適さないため、正しい言葉遣いを心掛けましょう。
③問と回答を一致させる
ESで記載していることが質問の回答になっていなけば、そのESは信ぴょう性のない、読む価値のないエントリーシートになってしまいます。
問に対する回答はエントリーシートと履歴書や面接でブレのないようにしましょう。
エントリーシートでは問に対する回答が「冒頭」で記載されていなければなりません。
例えば、「当社でやりたい仕事と活かせる強みは?」という問に対しては「私が希望する仕事はマーケティング職です。そこで私が活かせる強みは分析能力です。」と、やりたい仕事と自分の強みを端的に述べる必要があります。
具体的な理由はこの後に続けます。
④「何度も」「多くの」「~だと思う」など不明確な表現は避ける
ESを書く際は「何度も」「多くの」「~だと思う」など不明確な表現を使うことは極力避けましょう。
不明確な表現や曖昧な表現は無意識のうちに多用してしまうので、意識的に使わないようにする必要があります。
「何度も」「多くの」という回数を表す言葉ですが、書き手は実際の回数を経験しているため、曖昧な表現であっても「複数回経験した」ということは理解できます。
一方で、初めてESを読む人からすると「何度も」「多くの」と記載があっても3回なのか10回なのか、人によって捉え方が大きく異なります。
そのため、回数を表す時は極力不明確な表現は避け、定量的な数字で表しましょう。
「~だと思う」という表現は不要です。そもそもESは自分の考えを述べる前提の書類なので「~だと思う」ではなく「~~です」という断定的な表現を使うようにしましょう。
第一印象を掴む書き方として文字の装飾や配列の変更もアリ
一文目だけ太いペンを使う
採用担当者の印象に残るESの書き方として、見出しなどの一文目だけ太いペンを使うことも効果的です。
文字の大きさを自由に変えられる点は、手書きならではの方法といえるでしょう。
目に入りやすいように、見出しなどの冒頭一文目を1.0ミリのゲルインキペンなどを使って強調します。
回答を端的に表すタイトルを冒頭一文目に太字で書くことで内容が強調されます。
あらかじめ書いてある内容がわかった方が続きを読みやすいので、採用担当者の印象に残りやすくなることでしょう。
箇条書きを使う
適度に箇条書きを使うことでも採用担当者の印象に残るESになります。
箇条書きを用いることで、文章だけの内容よりスッキリしたメリハリのある文章になり読みやすくなります。
箇条書きを使わないと、取り組んだことを文章で列挙しているので非常に読みにくいです。
採用担当者は大量のESを一度に見ているので、メリハリのある文章の方が読みやすく印象に残りやすくなることでしょう。
ESの書き方例
志望動機
私は塾講師のアルバイト経験から「相手のニーズに合ったやり方を取り入れる」ことが重要だと考えています。
塾講師のアルバイトでは、生徒を志望校に合格させるために、生徒の弱点を克服するためのカリキュラムを作成し課題に取り組んだことで志望校合格に導きました。
この経験から、状況に合った最適な選択をする重要性を学びました。
常に時代の変化に対応し世の中のニーズに応え続けている貴社であれば、学生時代に学んだことを活かしてさらに成長できると確信しています。
私は貴社へ入社後、貴社のビジョンである「時代の変化に合わせて、世の中のニーズに即した付加価値の高い製品を生み出す」を体現する人材として貢献していきたいです。
キャリアの神様
自己PR
状況でも目的達成のために動く必要があれば率先して行動できるからです。
私は大学でイベントサークルに所属して、企画を担当しています。
イベント企画メンバーは総勢10名いますが、当初は誰もが「誰かが引っ張ってくれるだろう」と他人任せな気持ちで進捗状況は思わしくありませんでした。
そのような状況の中、私が率先してメンバー一人ひとりの役割分担を決めて、毎週進捗報告の打ち合わせを開始しました。
その結果、進捗管理だけでなく、メンバー全体で建設的な意見交換ができるようになりました。
こうした主体性と周囲を巻き込む力は社会に出ても役立つものと考えており、貴社に入社しても自自身の強みである主体性を持って行動したいです。
キャリアの神様
\自己PRつくるならこれ!/
学生時代に最も力を入れたこと
私はサッカー部に所属して「都大会ベスト8」という目標に向かって日々努力しました。ただ、私の所属するチームは毎年、あと一歩のところで敗退している状況でした。
メンバーは「気持ちで負けている」などと精神論を主張していましたが、私は「明確な原因があるはず」と考え、練習試合で前半・後半の選手個別の走行距離を分析しました。
分析の結果、前半より後半の運動量が落ちていることが判明し、チーム全体の「基礎体力向上」が最優先課題だとチーム全体に提言できました。
そこから、体力向上のための練習メニューを増やした結果、後半になっても体力が落ちなくなりました。大会では目標のベスト8には届きませんでしたが、創部して初のベスト16の成績を残すことができました。
この経験から、課題に直面した際の「現状分析」の重要性を学ぶことができました。
キャリアの神様
\内定者のガクチカまとめ!/
短時間で読みやすく丁寧な書き方のESが書類選考の合否を左右する
面接に進むにあたって避けては通れないESですが、採用担当者は何通ものESを読むため1枚あたりに掛けられる時間は短いです。
そのため、採用担当者の印象に残るESは短時間で読みやすくて分かりやすい内容でなくてはなりません。
また、手書きの場合は丁寧な書き方に加えて読み手の印象に残る工夫をしていくことも求められます。ぜひ、この記事を参考にESを書き進めてみてくださいね。
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