FX成行注文とは?初心者でもすぐ出来る注文の仕方とメリット・デメリット

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この記事で解決できる悩み
  • FXの成り行き注文ってなに?
  • 成行注文ってどんな注文方法があるの?
  • 成行注文を行うにあたって注意点は何かある?

といった疑問を解決できる記事になっています。


FXの成行注文とはどんな注文方法なのか、どんな時に利用するのか分からないと、いざ実践で使う時に戸惑ってしまいますよね?


この記事では成行注文とはなにか?どのように注文するのかを詳しく解説しています。


この記事で解説する『成り行き注文のメリット・デメリット』を理解すれば、FX初心者でも成り行き注文の仕組みを知り実践で使っていく事ができますよ!


それではまずは『成り行き注文って何?』からご紹介していきますね。

成り行き注文って何?

成り行き注文とはFXの注文方法の基本の一つです。


どんな価格でもいいので、通貨を買いたい、売りたい時に注文する方法となります。


例えば、最初1ドル=100円だったが、1ドル=120円になったので、今売りたい(or買いたい)という時に利用します。


成り行き注文は、為替の変動を見ながらリアルタイムで注文を行うので、初心者にも分かりやすく、FXの注文方法の基本とも言えますよ。

どのように注文する?

注文方法はとても簡単です。


実際の取引画面を見て「売り」「買い」のどちらかを押して注文を行います


基本は、値段が上がると思ったら買い、下がると思ったら売りです。


成り行き注文は「今の値段で直ぐに売るもしくは買う」という取引なので、注文から取引するまでがとても早いのが特徴です。

FX会社によっては「クイックトレード」「リアルタイムトレード」「マーケット注文」「プライスオーダー」などと呼ばれる事もあるよ。

スキャルピングで使う方法もある

成り行き注文は、スキャルピングのエントリーや決済でも使う事が出来ます。


スキャルピングは取引時間が数分から数秒ととても短いので、成り行き注文以外の注文方法では間に合いません。


注文画面で「売り」「買い」をクリックするだけでいいので、スキャルピングと相性がいいんですよ!

スキャルピングとは?

数分から数秒の短い間で取引を行い、それを繰り返していく事で利益を狙っていくFXの取引スタイルの一つです。


成り行き注文のおすすめのタイミング

成り行き注文のおすすめのタイミングはドル円や豪ドル円なら東京時間、ユーロ/ドルやポンド/ドルは欧州時間です。


その時間がもっとも取引が多くなります。


上記はメジャー通貨と呼ばれる通貨でスプレッドも狭くなり、また為替のレートの動きも大きく変動する心配が無いので初心者にもおすすめです。


反対に注意が必要なのが、マイナー通貨です。

マイナー通貨の場合、取引量が少ないので、為替の値動きも変動しやすく、またスプレッドの差も大きくなりやすいからですね!

そうんなんだ!特に、日本時間の早朝や欧米が休日の時は、マイナー通貨での成行注文は避けた方がいいよ。
メジャー通貨とは?

メジャー通貨とは取引量が多く流動性が高い通貨の事を指します。

一般的に米ドル・ユーロ・日本円などがあります。

 

マイナー通貨とは?

マイナー通貨は取引量が低く流動性の弱い通貨の事を指します。

一般的にトルコリラ・南アフリカランド・メキシコペソなどがあります。

 

スプレッドについて詳しく知りたい方は以下の記事で詳しくご紹介しているので、チェックしてみて下さいね!

FXスプレッドとは?初心者でも分かりやすい3つの注意点と特徴

成り行き注文のメリット

ここからは、成り行き注文のメリットをご紹介していきます。

成り行き注文のメリット
  1. 相場の急な変動にも対応できる
  2. 注文の仕方が簡単で初心者向き

1:相場の急な変動にも対応できる

成り行き注文のメリットと言えば、相場の急な変動にも対応できるという事です。


リアルタイムで為替の動きを見ながら、注文をしていくので、相場の急な変動にもすぐに対応でき、大きな損失を防ぐ事も出来ます


また、直ぐに注文を行えるので、チャンスを見逃す事もありませんよ!

2:注文の仕方が簡単で初心者向き

もう一つのメリットとしては、注文の仕方が簡単なので、初心者向きという事です。


FXの注文方法は基本から応用まで様々あります


応用編になると、

  • 新規と決済の注文を2つセットで出す「IFO注文」
  • 利益確定と損切りの注文を2つ同時に出し、どちらかが約定したら一方はキャンセルになる「OCO注文」

などがあり、初心者には複雑で少し難しい注文方法もあります。

成り行き注文の場合、「売り」「買い」を選択して注文するだけというシンプルだから、初心者でも直ぐに実践できるよ!

成り行き注文のデメリット

ここからは、成り行き注文を行うにあたってのデメリットをご紹介していきます。

成り行き注文のデメリット
  1. 注文がすべってしまう
  2. 注文が成立しない事もある

1:注文がすべってしまう事がある

成り行き注文では、注文がすべってしまうというデメリットがあります。

注文がすべってしまうとはどういう事ですか?

注文がすべってしまうとは、注文した時のレートと約定した時のレートの値段がずれているという事だよ。


例えば、110.385円の時に注文をしたのに、約定した時の値段は110.383円になっていたというケースもあります。


為替のレートは常に日々変動しています。


そのため、注文ボタンを押してから、注文が成立するわずかな時間でレートが変動する場合もあります。


成り行き注文はこの注文のすべりが特に多いので注意が必要です。

約定とは?

FXにおいて注文が成立するという意味。

「やくじょう」と読む。

 

スリッページ幅を利用して対策する

注文がすべってしまう対策として、スリッページの許容値を設定する方法があります。


スリッページとは、先ほどご紹介した、注文した価格と約定した時の価格がズレてしまう事です。


スリッページの許容値を設定する事で、約定した時のレートが不利な方向に行ってしまった場合は注文が成立しないようにする事が出来ます。

例えば、スリッページ幅を5銭に設定、レートが110.00円の時に注文をする

Aの場合

約定時にレートが100.04円の時はスリッページの幅5銭に入っているので、100.04円で約定します。

Bの場合
約定時のレートが100.09円の時は、スリッページ幅5銭を超えているので、約定されません。

このように、スリッページの幅を設定する事で、注文のすべりを防ぐ事が出来ます。

2:注文が成立しない事もある

注意点の2つ目は、成り行き注文をしたのに、注文が成立しない事があります


これは為替の相場が急激に変動する事などによって起こります


急な相場の変動の場合レートの反映が間に合わず、注文したレートと実際のレートに大きな差が生じてしまう事があります。


そのまま注文が成立してしまうと、場合によってはFX業者が損をする事もあるので、その注文は成立しません。


急な為替の変動によっては、注文が成立しない事も覚えておきましょう。

成り行き注文は感情に左右されない事が大切

成り行き注文は感情に左右されない事が大切です。


すぐに注文を行う事が出来るので、自己判断で決済してしまったり、あともう少しだけと損切りのタイミングを逃してしまったり判断が遅れてしまう事もあります

感情によって注文のタイミングがズレてしまう事もあるんだ。成行注文をメインに使う場合は注意する必要があるよ!

成り行き注文をしっかり身に着けよう

上記で紹介した『成り行き注文のメリット・デメリット』を理解していただくと、今後は成り行き注文の仕組みで悩むことは一切なくなり、実際の取引で使っていくことができますよ!


最後にもう一度内容を確認しましょう。

成り行き注文のメリット
  • 相場の急な変動にも対応できる
  • 注文の仕方が簡単で初心者向き
成り行き注文のデメリット
  • 注文がすべってしまう事がある
  • 注文が成立しない事もある

成り行き注文は注文がすべってしまうなどのデメリットもありますが、きちんと対策を行っていけば、確実に利益を得る事が出来ますよ!


成り行き注文はFXの注文方法の基本ですので、しっかりと身に着けていって下さいね!


成り行き注文の方法についてわかったら、自分の希望価格で自動的に注文できる「指値注文」についての記事を読んでみましょう!


指値注文について詳しく知っているだけで、仕事の合間にも自動で取引を行う事ができるようになりますよ!

【FX指値注文】稼げる活用方法はOCO注文!メリット・デメリットも紹介

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