LINEポケットマネーの審査に通る条件は?利用までの流れも紹介
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LINEポケットマネーの審査は、他のキャッシングサービスと比べると独特なシステムで条件が大きく異なります。
利用を考えているのであれば、審査条件を正しく理解して、通りやすくなるよう対策をしましょう。
本記事ではそんなLINEポケットマネーの審査について詳しく解説します。
申込方法から落ちた場合の対処法など幅広く紹介しているので、参考にしてください。
LINEポケットマネーは独自の審査が特徴的なキャッシングサービス

LINEポケットマネーは、LINEとみずほ銀行とオリコの3社が共同で興したキャッシングサービスです。
「LINE Score」という、利用者の信頼度を数値化する独自のシステムを使った審査が大きな特徴です。
LINE ScoreはLINEサービスの利用状況や、質問に対する返答内容によって点数が変化します。
そして、この点数をもとに利用限度額や貸付利率の仮条件を提示してもらえます。
LINEから簡単に始められるので、利用を考えている方は一度審査の条件を確認してみましょう。
LINEポケットマネーに申込するための3つの条件
LINEポケットマネーの審査を受けるには、以下の条件を満たしている必要があります。
LINEポケットマネーの審査を受けるための3つの条件
満20歳から満65歳で安定した収入がある
LINE PayのアカウントタイプがLINE Moneyになっている
LINE Scoreが201点以上
これらの条件を満たしていなければ、そもそも申込ができず、審査に進めません。
申込をする前にそれぞれの条件を確認してみましょう。
満20歳から満65歳で安定した収入がある
一つ目の条件が「満20歳から満65歳で安定した収入がある」ということです。
安定した収入とは、簡単に言えば毎月継続的に大きな変動もなく給料を受け取れている状態を指します。
そのため、学生や主婦でも、継続的かつ長期的にアルバイトやパートで給料を貰っているのであれば、安定した収入があるということになります。
反対に、短期のアルバイトや日雇いのアルバイトは安定した収入とは言い難いので留意しておきましょう。
なお、申込は満65歳までですが、契約をすれば満69歳まで利用できます。
65歳間近だからといって、契約後すぐに利用できなくなるわけではないので安心してください。
INE PayのアカウントタイプがLINE Moneyになっている

LINE PayのアカウントタイプがLINE Moneyになっているかどうかも条件の一つとなっています。
LINE Payのアカウントタイプには「LINE Cash」と「LINE Money」の2種類があります。
アカウントタイプ | LINE Cash | LINE Money |
---|---|---|
本人確認 | 不要 | 必要 |
LINE Pay残高での支払い | 10万円まで | 100万円まで |
出金 | 不可 | 可能 |
送金 | 不可 | 可能 |
銀行口座チャージ | 不可 | 可能 |
簡単に言えば「LINE Cash」は本人確認をしておらず、利用が制限された状態です。
対して「LINE Money」は本人確認をして、利用の制限が取り払われた状態を指します。
まとめると、LINEポケットマネーでは審査をする前にLINE Payで本人確認をする必要があるということです。
LINE Payとは
LINEが提供している電子決済サービス
他のキャッシングサービスでも本人確認は必須なので、LINEポケットマネーだけが持つ特別な条件というわけではありません。
むしろ、事前にLINE Payで本人確認をしている人にとっては、本来必須である手順を一つ省けるので、申込をスムーズに進められるメリットと言えるでしょう。
LINE Scoreが201点以上
審査を受けるにはLINE Scoreが最低でも201点以上でなければいけません。
LINE Scoreとは前述したように、利用者の信頼度を数値化したもので、LINEサービスの利用状況などによって変動します。
LINE ScoreはLINEアプリのウォレットから「スコア」をタップすると調べられます。
人によって点数は大きく異なるので、一度確認してみましょう。
審査通過にはLINE Scoreを上げるのが重要

LINEポケットマネーの審査に通るにはLINE Scoreを上げるのが重要です。
これまで紹介したように、LINE Scoreは利用者の信頼度を数値化した物なので、点数が高いほど審査に通る可能性も高くなります。
そのため、まずは審査をする前に、どうすればLINE Scoreが高くなるのかをしっかりと理解しておきましょう。
LINE Scoreの上げ方
ライフスタイルに関する質問に答える
本人確認をする
他のLINEサービスを利用する
ライフスタイルに関する質問に答える
LINE Scoreのトップページにある「ライフスタイルに関する質問」に答えると点数の上昇が見込めます。
性別や配偶者の有無、年収、職種などの質問がされるので答えていきましょう。
質問内容に特に難しいものはありませんし、質問数も多くないので気軽に利用してみてください。
質問に虚偽の回答は厳禁です。虚偽の回答をしたことが判明すると「信用できない人」とみなされて審査に落ちやすくなります。
本人確認をする
本人確認をすると次週からLINE Scoreが20点増えます。
LINEポケットマネーの審査をするには本人確認は必須なので、時間のある時に終わらせておきましょう。
なお、もとからLINE Payで本人確認をしている場合は不要です。
点数に関しても、もとからLINE Payで本人確認をしているなら、20点がプラスされた状態になっています。
他のLINEサービスを利用する
LINEの他のサービスを利用することでもLINE Scoreの上昇が見込めます。
LINE関連サービスを使っている期間や頻度によって、LINE Scoreは変動しています。
具体的には金融系のLINEサービス、主に「LINE Pay」の利用がスコアが上昇する要因です。
今後LINEポケットマネーを利用したいと考えているのなら、日ごろからさまざまなLINEサービスを活用しましょう。
LINE Scoreは基本的には毎月1日に更新されるため、今LINE関連サービスを利用したところで、すぐに点数が変動することはありません。日ごろからさまざまなサービスを使い続けていることが大事です。
LINE Scoreが高くても審査に落ちる可能性がある点に注意
たとえLINE Scoreの点数が高くても審査に落ちる可能性はあります。
LINE Scoreは利用者の信頼度を数値化したもので、利用限度額や貸付利率の仮条件を提示してもらえますが、あくまで仮です。
結局のところ、LINE Scoreは目安なだけで、たとえ点数が満点である1000点だとしても100%審査に通るとは言い切れません。
とはいえ、審査自体はLINEで完結して非常に簡単なので、気になる方は申込をしてみてください。
LINEポケットマネーの申込手順
LINEポケットマネーの申込手順は以下の通りです。
LINE ScoreのTOPからライフスタイルに関する質問に答える
LINE Payの本人確認をする
LINEアプリのウォレットにある「ポケットマネー」をタップ
審査完了まで待つ
借入
それぞれの手順を正しく理解して、スムーズに申込を進めましょう。
1.LINE ScoreのTOPからライフスタイルに関する質問に答える
まずはLINEアプリを開いて、ウォレットにある「スコア」や、友達リストにある「LINE Score」などから、LINE Scoreのトップページを開きます。
LINE Scoreのトップページに進んだら、ライフスタイルに関する質問に答えましょう。
前述したように、ライフスタイルに関する質問に答えるとスコアの上昇が見込めます。
なお、申込にはLINEは必須なので、LINEを持っていない方は「App Store」もしくは「GooglePlay」からダウンロードしてください。
また、ガラケーではLINEは利用できません。
パソコン版のLINEも申込には対応していないのでスマホは必須となります。
2.LINE Payの本人確認をする
ライフスタイルに関する質問に答えたらLINE Payの本人確認をしましょう。
本人確認に関しても、LINE Scoreのトップページから進められ、本人確認書類の撮影と自撮りによって手続きができます。
LINE Payの本人確認書類
運転免許証
マイナンバーカード
運転経歴証明書
特別在住者証明書
パスポート
在留カード(在留外国人の場合)
上記のいずれかが必要となるので、申込の際に準備しておきましょう。
本人確認の申込はすぐに完了しますが、本人であることを確認するための審査があります。
本人確認の審査はおおむね即日〜3日ほどで完了します。
提出した書類や自撮りの内容に不備があれば、本人確認が完了しないので撮影はできるだけ丁寧に行いましょう。
過去にLINE Payの本人確認を済ませている場合は不要です。
3.LINEアプリのウォレットにある「ポケットマネー」をタップ
本人確認が完了したら、LINEポケットマネーの申込に進みます。
LINEアプリのウォレットにある「ポケットマネー」をタップして、申込に進みましょう。
規約やプライバシーポリシーの同意、必要事項など、画面の表示通りに入力しながら進めてください。
4.審査完了まで待つ
申込ができたら、審査が完了するまで待ちましょう。
LINEポケットマネーの審査は最短で即日ではありますが、2~3日以上の時間を要することも少なくありません。
審査の早さを売りにしているキャッシングサービスではないので、気長に待ちましょう。
5.借入
審査に通ったら借入ができるようになります。
LINEポケットマネーのトップページから「借入する」ボタンをタップすると、LINE Payアカウントや銀行口座へ入金してもらえます。
なお、はじめての契約なら新規契約日から最大100日間の支払利息をキャッシュバックしてもらうことが可能です。
事前に「支払利息をキャッシュバック | LINEポケットマネー」から条件を確認して、よりお得に利用しましょう。
LINEポケットマネーに申込する際の注意点
LINEポケットマネーに申込する際は「総量規制に引っかからないか」「在籍確認を受けられるか」などの点に注意しなければいけません。

総量規制や在籍確認について正しく理解して、スムーズに申込を進められるようにしましょう。
年収の1/3以上の金額は借入不可
LINEポケットマネーを利用する際、年収の1/3以上の金額は総量規制に引っかかってしまうため、原則として借入はできないようになっています。
総量規制とは
年収の1/3以上を融資してはいけないという法律
そのため、すでに年収の1/3近くの金額を他社で借りている場合は、LINEポケットマネーの審査には通りません。
審査に通過する可能性を上げたいなら、他社借入できるだけ少なくする、もしくは借入希望額を少額にするなどの対策をしておいてください。
在籍確認を必ず受ける必要がある
LINEポケットマネーを含む、すべてのキャッシングサービスでは、在籍確認が必須です。
在籍確認とは
キャッシングサービスを申込した人が、申請情報通りに勤務先にて働いているか確認すること
LINEポケットマネーでは在籍確認方法については明言されていません。
そのため、電話で勤務先へ連絡をして在籍確認する場合も考えられます。
何らかの事情により、勤務先へ連絡されるのが困る方は、予めLINEポケットマネーの担当者に相談してみてください。
信用情報に傷がある場合は利用するのが難しい
信用情報に傷がある場合はLINEポケットマネーの利用は難しいです。
信用情報とは
信用情報機関に登録されているお金に関する信用度を確認するための記録
信用情報機関には、LINEポケットマネーだけでなく、他社のサービスに関する記録も登録されており、他社のサービスで延滞があったり、債務整理をした過去があったりすることを「信用情報に傷がある」と表現します。
すべてのキャッシングサービスは、この信用情報をもとに、申込者が信用できるのか確認します。
そのため、信用情報に傷がある場合は「信用できない」と判断されて、審査に通りづらくなります。
日ごろから延滞などの、信用情報に傷がつくようなことをしないように心がけましょう。
LINEポケットマネーの審査に落ちた際の対処法
もし、LINEポケットマネーの審査に落ちてしまったら、別のキャッシングサービスを利用すると良いでしょう。
特にカードローンは、LINEポケットマネーと同じく、借りたお金を自由に使えますし、商品によっては最短即日融資にも対応しています。
これまで説明した通り、LINEポケットマネーは独自の基準で審査を行っており、カードローン会社と審査基準が異なります。
そのため、LINEポケットマネーに落ちた方でも、カードローンの審査になら通る可能性があるのです。
「他社からの借入額が多すぎる」「信用情報に傷がある」これらに当てはまる方は、カードローンの審査にも落ちる可能性が高くなります。
LINEポケットマネーの審査に携わっている金融機関(みずほ銀行・Orico)を考慮すると、銀行や信販会社以外の取り扱うカードローンがおすすめです。
例えば、TVCMでもおなじみの大手消費者金融が取り扱う以下3つのカードローンが挙げられます。
多くの人に利用されているカードローン
アコム
アイフル
プロミス
どのカードローンも最短即日融資が可能なので「今すぐお金が必要」という方にも向いています。
それぞれの特徴を確認して、自分に合ったカードローンを選びましょう。
アコム
アコムは土日でも最短即日融資に対応したカードローンです。
そのため、LINEポケットマネーを審査落ちしてしまい、すぐにお金が必要な状態になった場合でも、活躍しやすいといえます。
アコムの公式によると、「手続きがわかりやすいカードローン」で1位になっていることもあり、はじめての方でも申込はスムーズに行えます。
融資を受けられるかの診断も、年齢・年収・他社借入を入力するだけですぐにわかります。
事前診断に通っても、本審査では落ちてしまうケースはあるので、あくまでも一つの目安として考えましょう。
そのため、まずは気軽にホームページから診断をしてみましょう。
アコム
- 金利
- 年3.0%~18.0%
- 借入限度額
- 1万円~800万円
- 融資スピード
- 最短20分

- 「はじめてのアコム」でおなじみ!利用者数ナンバーワン
- 申込から借入まで最短20分の即日融資も可能!
- 新規契約から30日間は金利0円
アイフル
アイフルはWEB申込なら、最短20分での融資が可能なカードローンです。
独特なTVCMも相まって人気が高く、2021年の人気カードローン下半期総合ランキングで1位になった実績も持っています。
また、原則として電話での在籍確認を行っていないので「勤務先に電話をされると困る」という方には特に向いていると言えます。
アイフルが必要と判断した場合は、勤務先へ連絡される可能性があります。
はじめての利用なら30日間は利息ゼロなので、お得に始められるでしょう。
アイフル
- 金利
- 年3.0%~18.0%
- 借入限度額
- 1万円~800万円
- 融資スピード
- 最短20分※

- 融資まで最短20分も可能※
- 初めてのお借り入れなら30日間金利がゼロ円
- 1秒診断でお借り入れ可能か事前に知れる
お申込みの状況により希望に沿えないことがあります
プロミス
プロミスは上限金利の低さが特徴的なカードローンです。
上限金利は年17.8%と、数あるカードローンの中でも比較的低いので、返済時の負担を大きく減らせます。
上限金利は低いながらも「最短20分での融資」「原則電話使わない在籍確認※」「WEBで申込完結」など、他の大手カードローンに負けないサービスを提供しているので不便に感じることはないでしょう。
上限金利の低さを重視するなら、ぜひとも検討してみてください。
審査の結果によっては電話による在籍確認が必要となる場合がございます。
プロミス
- 金利
- 年4.5~17.8%
- 借入限度額
- 500万円
- 融資スピード
- 最短20分

- 申込から最短20分で融資も可能
- 初回借入から30日間は利息ゼロ円
- 各種手続きはWEBで完結
LINEポケットマネーに関するQ&A
Q1:LINEポケットマネーの審査は甘い?
A.審査は他のサービスと同様に厳正に行われている
LINEポケットマネーは、LINEとみずほ銀行とオリコの3社が共同で興したサービスで、みずほ銀行とオリコが有する与信審査ノウハウを活用しています。
そのため、審査が甘いということはなく、厳正に行われています。
そもそもとして、LINEポケットマネーに限らず、審査が甘いキャッシングサービスというのはありません。
どのサービスも銀行法や貸金業法に従って「信用できる人にのみお金を貸す」という形で審査をしています。
「このサービスは審査が甘い」「審査をちゃんとしていない」ということはないので注意しましょう。
Q2:LINEポケットマネーは契約後も利用限度額は増やせる?
A.増額審査に通れば利用限度額を増やせます。
増額が可能な状態になると、LINEポケットマネーのメインページに「利用限度額〇万円まで増枠の申込が可能です。」「限度額の増枠申込でお得なプレミアムプランも」といった表示がされます。
それぞれのページから、表示通りに手順を進めていくと、増額の審査ができます。
また、収入が増えた場合は「収入証明書を提出する」から、申込をすれば再度審査が可能です。
ただし、どの方法で増額をするにしても、審査は必須です。
審査結果によっては、逆に限度額がさがったり、利用停止となったりする場合もあるので留意しておきましょう。
Q3:LINEポケットマネーの金利って高いの?
A.年3.0〜18.0%となっている
LINEポケットマネーの金利は3.0〜18.0%です。
一般的な消費者金融カードローンと同じで、安いと言える金利ではありません。
ただし、LINEポケットマネーではLINE Scoreに応じて金利も安くなるため、人によっては安く利用できます。
金利はLINE Scoreのトップページで確認できます。
仮条件ではありますが、事前に一度確認しておきましょう。
まとめ
LINEポケットマネーの審査は条件が独特で、LINE Scoreによって金利や利用限度額の仮条件を提示してもらえるという特徴を持っています。
LINEのアカウントでお金を借りられるということもあって、手軽で使いやすいので興味のある方は、ぜひとも審査をしてみましょう。
もし審査に落ちてしまった場合は、審査基準の違うアイフルやプロミスなどのカードローンを検討してみてください。

記事の編集責任者
佐野 希拓 Kihiro Sano
愛知県出身。高校・大学に通いながらフリーの作曲家として活躍する傍ら、WEB上でのさまざまな文章作成に携わる。転職を機に本格的な金融系ライターとして活躍し、メディア制作・運営実績は10サイト以上。作成した総記事数は400本以上。
「最適な意思決定支援」という信念を持ち、読者が納得できる記事制作を心がけている。