dカードの支払いに遅れる5つのリスクとは?対処法も一緒に紹介

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dカードで延滞するリスク

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「dカードの支払日が近づいているけど、払えそうにない」「残高不足でdカードの支払いができなかった」そんな経験をした方もいるでしょう。

もし、dカードで支払いが遅れてしまうと、利用を停止されてしまったり、遅延損害金が発生したりと、様々なペナルティがあるで注意が必要です。

本記事では、dカードの支払日の確認から、支払いが遅れてしまった場合の対処法について詳しく解説いたします。

dカードの支払日に残高が不足していた場合に起こること

まず初めに、残高が足りない状況に陥ってしまった場合に、どのように支払いが進められていくのかについて解説していきます。

支払いの方法は、再引き落としがかかる場合もあれば、指定口座に自分で振込みをする必要がある場合もあり、自分が利用している金融機関によって対応は異なります。

支払日に残高が不足していた場合

金融機関によっては再引き落としがされる

再引き落としがされる金融機関は以下の通りです。

①引き落とし日から月末まで、毎営業日引き落としがある銀行

  • みずほ銀行

  • 三菱UFJ銀行

  • 三井住友銀行

  • りそな銀行

  • 埼玉りそな銀行

  • 横浜銀行

②支払月の20日のみ再引き落としがある銀行

  • ゆうちょ銀行

自分が利用している銀行が①②のどれかに該当する場合は、再引き落とし日までに口座に入金すれば、自動的に支払いができます。

指定の口座に振込をする

再引き落としがされない金融機関を利用している場合には、指定口座に自分で振込をする必要があります。

振込先の口座は人によって異なるため、支払日の3~5営業日後に届く通知文に記載の口座へ振込してください。

もし、6営業日を過ぎても通知文が届かない場合には、ドコモdカードの受託センターへ電話で確認しましょう。

ドコモdカード受託センター 電話番号
「0570-783-890」
営業日:平日、土日祝(年末年始のみ休日)
営業時間:8時15分~20時45分

ドコモショップでの支払いや来月分と合算での引き落としはできないため、振込でのお支払いか一部のコンビニでの支払いが必要になります。

dカードで延滞した際に起きる5つのペナルティ

もし、支払いに遅れてしまった場合はどんなペナルティがあるのでしょうか。

支払いが遅れると必ず発生するペナルティだけではなく、今後発生する可能性のあるペナルティも含めて紹介していきます。

支払いに遅れた場合のペナルティ

  • カードの利用が停止される

  • 遅延損害金がかかる

  • 信用情報に傷がつく

  • 強制解約の可能性もある

  • 最悪の場合は財産の差し押さえも

支払いが遅れれば遅れるほど、ペナルティは重くなってしまい、最終的には財産の差し押さえをされてしまう可能性も出てきます。

そのため、可能な限り早めの返済をして傷を浅く済ませることが大切となります。

カード利用が停止される

1つ目のペナルティは、カードの利用が停止されることです。

支払いに遅れてしまうと、支払日の翌日からカードの利用が停止されてしまいます。

再びdカードを利用するためには、再引き落としや振込などでカードの利用料金を支払うことが必要です。

もし、振込の合は、カード会社で支払い確認が取れるまでに数日掛かる可能性がありますので、利用再開まで時間は必要になるケースもあります。

遅延損害金がかかる

2つ目のペナルティとしては、遅延損害金がかかってしまうことです。

遅延損害金とは

借金の返済を滞納してしまった際に生じる損害賠償金のこと。
元本に対して一定の利率で計算され、返済の期間が伸びれば伸びるほど、遅延損害金の金額は増えてしまいます。

支払日に残高不足で支払いができないと、その翌日から入金日まで遅延損害金が発生する仕組みとなっているのです。

また、システム処理手数料や弁済の受領に関する費用として、回収事務手数料440円や、振込の場合は振込手数料も支払わなければいけません。

dカードの遅延損害金は以下の利率の元、計算されます。

項目利率
ショッピング※年14.5%
キャッシング年20.0%

ショッピングの支払いで分割払いや2回払い、ボーナス払いの残額の場合は、法廷利率が適用されます

遅延損害金の計算式は以下のようになっています。

遅延損害金=元金× 遅延損害金利率(年利) ÷365日(うるう年は366)×延滞日数

分かりやすいように、10万円延滞した場合の遅延損害金の例を表にしたので、参考にしてください。

何日遅れショッピングキャッシング
10日遅れで支払い400円548円
20日遅れで支払い800円1,096円
30日遅れで支払い1,200円1,644円

ショッピングで10日間支払いが遅れたと想定すると、計算式は100,000×14.6÷365×10です。

基本的に遅延損害金の請求は2ヶ月後となり、金額はご利用代金明細書やweb明細サービスから確認する形になります。

信用情報に傷がつく

3つ目のペナルティは信用情報に傷がついてしまうこです。

信用情報

クレジットカードやローンの契約、取引、申込に関する情報のことで、客観的にみた取引事実が登録されています。

1つ目から2つ目のペナルティは、支払遅延をおこしてしまうと必ず発生するペナルティでしたが、3〜5つ目は支払遅延を長期間続けてしまった場合に起こりえる、更に重いペナルティになります。

カード料金の支払いが滞ってしまうと、信用情報に滞納の情報が登録されてしまうため、今後クレジットカードを作る場合や、ローンを利用する際の審査に通りづらくなってしまいます。

信用情報機関に登録されてしまう目安としては、2か月以上の滞納がある場合です。

一度信用情報に傷がついてしまうと、5年間は延滞の情報が信用情報機関に残ってしまうため、遅くとも2か月以内には、支払を済ませなければいけません。

強制解約の可能性もある

4つ目のペナルティは強制解約になる可能性があることです。

強制解約

カード会社の判断で一方的にクレジットカードを解約させられてしまうこと。

dカードの会員規約を見ると、以下のようなことが書いてあります。

dカード利用代金等当社に対する債務の履行を怠ったとき」「信用状態が悪化した等当社がdカード契約の継続が困難であると判断したとき」は通知や催告を行わずにdカード契約を解約することができる。

引用元:dカードの利用規約

そのため、短期間の支払遅延であれば可能性は低いですが、1か月以上支払わずにいると強制解約の可能性が高まってしまいます。

最悪の場合は財産の差し押さえも

5つ目のペナルティは財産の差し押さえの可能性があることです。

差し押さえとは

強制解約をされてしまうと、クレジットカードで利用した料金が一括請求されてしまいます。

その支払いにも応じないでいると最悪の場合、財産が差し押さえられてしまう可能性があります。

差し押さえは法的な強制力を持った命令となりますので、給料の差し押さえによって会社に長期的な支払遅延がバレてしまいます。

差し押さえの事実がバレてしまうと、会社からの信用も失ってしまいますので、リスクがとても大きいです。

そのため、支払いが難しい場合には差し押さえになる前の早期の段階で対処しておいてください。

dカードの支払いが遅れそうな場合の対処法

返済が間に合わなかった時の正しい対処法を事前に覚えておくと、その状況になったとき慌てずに済みます。

ここからは、返済の目途が立っている場合から、支払いができそうにない時の対処法まで5つ紹介していきます。

支払いが遅れそうな場合の対処法

  • コールセンターに電話する

  • 支払方法を変更する

  • 物を売る

  • カードローンでお金を借りる

  • 専門家に相談する

コールセンターに電話をする

支払いが遅れそうな場合にはカード会社に電話を入れて、遅延する理由と、支払いの目途がつきそうな日を伝えましょう。

事前に電話をして支払方法や支払期限などを確認しておけば、早めの対処が可能です。

<コールセンター 電話番号>
dカード会員:8010
dカードGOLD 会員:9010

<営業時間>
年中無休 10:00~20:00
どちらの番号も局番はなく、無料で電話を掛けられます。

支払方法を変更する

あとから分割とあとからリボ

dカードでは、1回払い・2回払い・ボーナス払いで購入した商品の支払方法をあとから変更が可能です。

具体的には「あとから分割」と「あとからリボ」の2種類から選ぶことが可能です。

しかし、1回払い・2回払い・ボーナス払いでは手数料が無料なのに対して、分割払いやリボ払いに変更すると手数料がかかってしまい、返済金額は大きくなってしまうため、なるべく短い回数の分割にするのが良いでしょう。

あとから分割

あとから分割とは、1回払い・2回払い・ボーナス払いで購入した商品を、あとから分割払いに変更できるサービスです。

利用をする場合には手続きが必要となり、dカードのコールセンターに電話をするか、dカードサイトからお問い合わせが可能です。

<利用条件>
・クレジットカードが「4980」「5302」「5334」から始まる場合には、
 1回のご利用金額が5万円以上の場合

・クレジットカードが「4363」「5344」「5365」から始まる場合には、
 1回のご利用金額が1万円以上の場合

<支払条件>
手数料率:年12~14.75%

あとからリボ

あとからリボとは、1回払い・2回払い・ボーナス一括払いで購入した商品をあとからリボ払いに変更できるサービスです。

こちらも後から分割と同じく、利用をする場合には手続きが必要となります。

〇クレジットカードが「4980」「5302」「5334」から始まる場合
手数料率:年15%
リボ払い利用枠:100万円まで

〇クレジットカードが「4363」「5344」「5365」から始まる場合
手数料率:年15%
リボ払い利用枠:dカード 100万円まで、dカードGOLD 300万円まで

物を売る

返済分のお金を用意するために、家にある不用品を売るという方法もあります。

例えば、使用していないゲーム機やカセット、読み終わった本など、身の回りの使わないものを、フリマアプリやリサイクルショップなどで売ることで、資金の用意ができます。

一般的にフリマアプリは購入者との直接取引となるため、リサイクルショップで売るよりも高く売れる可能性が高いです。

しかし、フリマアプリは梱包や配送だけでなく、購入者とのやりとりを自分でやらなければいけないのがデメリットになります。

売れにくい商品やサイズが大きく梱包や配送が大変な商品などは、リサイクルショップで売る方が即金性があったりと、メリットが大きい場合もあります。

カードローンでお金を借りる

前提として、カードの支払いができない時にカードローンを利用して借金をしてしまうのは、あまりいいことではありません。

ただ、支払いができない金額が少額で返済できる目途がある場合など、一時的に立て替えをするために利用するのであれば、カードローンの利用を考えてみるのも選択肢の一つです。

アイフルプロミスなどの、大手消費者金融が提供するカードローンは最短即日融資にも対応しているため、すぐお金が必要なときに役立ちます。

しかし、借入先をむやみに増やすのは良くないため、他の手段を試したうえでも返済が難しい場合など、あくまでも最終手段として考えましょう。

専門家に相談する

前述の対処法を試しても、どうしても料金の支払いができない場合には、弁護士などの専門家に相談しましょう。

長期間の延滞は、強制解約だけでなく、財産の差し押さえなどのリスクもでてくるため、放置してはいけません。

もし、どうしても支払えない場合には、債務整理という方法があります。

債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」という3つの種類があるため、今の自分の状況に合った解決方法がどれなのか専門家に相談することで、解決できる可能性が高まります。

債務整理

借金を返しきれなくなってしまった方が、問題解決のために行う最終的な手段のことです。

3つの債務整理の特徴は以下の通りです。

用語解説
任意整理債権者と直接交渉することで、利息や遅延損害金などの手数料をカットする方法
個人再生裁判所に申し立てて再生計画の認可を受けることで、債務を1/5~1/10程度に減額する方法
自己破産裁判所に返済不可能であることを認めてもらうことで、借金のすべての支払い義務を免除できる方法

何からしたらいいか分からないという方は、お金のことを無料相談できる、法テラスなどを利用してみてください。

dカードの締め日と支払日について

dカードの返済において、締め日と支払日をしっかり覚えておくことは非常に重要です。

事前に日にちをしっかり覚えておけば、支払い忘れなどを防ぐこともできるので、理解しておきましょう。

締め日と支払日

dカードの締め日と支払日は以下のとおりです。

締め日15日
支払日10日

支払日の10日が土日祝の場合は翌営業日引き落としとなるため、支払日が10日より早まることはありません

ボーナス払いの場合

ボーナス払いの場合の支払日と利用期間は以下のとおりです。

ボーナス時期支払日利用期間
夏のボーナス8/1012/16~6/15
冬のボーナス1/107/16~11/15

※加盟店によっては取り扱い期間が異なる場合があります。

引き落とし時間

引き落とし時間はご利用の金融機関によって異なります。

0時ぴったりの場合もあれば、日中に引き落とされるところもあるでしょう。

しかし、具体的な引き落としの時間については、dカード公式サイトでも明らかになっていないため、前日の9日までには入金をしておくのが確実です。

dカードの支払金額の確認方法

dカードの支払金額の確認方法

dカードの支払金額は「Web明細サービス」か「ご利用代金明細書」から確認ができます。

Web明細サービスは、スマートフォンもしくはパソコンからdカードの会員サイトやdカードアプリから利用明細を確認できる便利なサービスです。

Web明細サービス

Web明細サービスは、自分の持っているクレジットカード番号によって確認方法が異なります。

ご自分のカード番号をお確かめの上、該当する確認方法をお試しください。

「4363」「5344」「5365」から始まる方

TOP画面からご利用明細照会を開くことで月ごとの支払額や利用明細の確認が可能です。

引用元「Web明細サービス | dカード (docomo.ne.jp)

「4980」「5302」「5334」から始まる方

ご利用状況確認から、カードのご利用明細照会を開くことで支払額と明細の確認ができます。

引用元「Web明細サービス | dカード (docomo.ne.jp)

支払日の10日が土日祝の場合は翌営業日引き落としとなるため、支払日が10日より早まることはありません

ご利用代金明細書

ご利用代金明細書の発行・郵送を希望している場合は、「ご利用代金明細書」からも支払額の確認が可能になります。

しかし、dカードの利用代金明細書は「Web明細サービス」を標準としているため、ご利用代金明細書の発行を希望すると発行手数料として55円がかかってしまいます

dカードの支払い遅れに関するQ&A

Q1.支払いが遅れるとドコモの携帯は止まる?

A.携帯代をdカードで支払っていても、すぐに携帯は止まりません。

dカードで携帯の電話料金を支払っている場合に、支払いが遅れてしまった場合でも、すぐにはドコモ携帯の利用は停止されません。

しかし、カードの利用が停止されていると、携帯電話の料金が支払われないままとなってしまいます。

そのため、支払いが何回も遅れると止まる可能性が出てきてしまいますので、早めに支払うようにしましょう。

Q2.支払が遅れるとdポイントは消えてしまう?

A.dカードの支払いが遅れてもdポイントは消えません

支払いが遅れただけではdポイントはなくなる可能性は低いですが、dカードが使えなくなるため、ポイントを貯められなくなってしまいます。

また、dカードの会員規約には「延滞が頻繁に発生する等、利用代金等の支払い状況が良好でないとき、サービスの一部または全部の利用停止措置を採ることがある」と記載があります。

そのため、支払いが長期間ができなかったり、頻繁に支払い遅れが起きてしまうと、dポイントサービスを利用できなくなってしまう可能性がございます。

Q3.強制解約させられた場合、再度カードを作ることはできる?

A.強制解約の場合にはdカードの再発行ができません

強制解約の場合は、信用情報に傷がついているため、再びdカードを作るのは限りなく難しいでしょう。

また、dカード以外のクレジットカードであっても、同様に作るのが難しくなってしまいます。

まとめ

dカードの支払い遅れが発生した場合は、金融機関の再引き落としか振込をすることによって支払いができます。

支払いに1~2日遅れただけでは大した影響はありませんが、長期間延滞するとdカードの強制解約や財産の差し押さえなどの可能性が出てきてしまいます。

そのため、なるべく早い段階で返済を済ませてしまうのが好ましいです。

もし、支払いが遅れてしまいそうな場合の対処法は、以下の通りです。

払いが遅れてしまいそうな場合の対処法

  • コールセンターに電話をかける

  • 支払方法の変更

  • 不用品の販売

  • 金融機関でお金を借りる

  • 専門家に相談

dカードで支払い遅れをすると様々なリスクがあるので、使い過ぎには十分気を付けてください。

記事の編集責任者

佐野 希拓 Kihiro Sano

愛知県出身。高校・大学に通いながらフリーの作曲家として活躍する傍ら、WEB上でのさまざまな文章作成に携わる。転職を機に本格的な金融系ライターとして活躍し、メディア制作・運営実績は10サイト以上。作成した総記事数は400本以上。
「最適な意思決定支援」という信念を持ち、読者が納得できる記事制作を心がけている。