おまとめローンと借り換えの違いは?それぞれの良さと特徴を解説

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おまとめローンと借り換えの違い

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記事の監修者

國弘 泰治 MBA・オフィスALIVE代表。資格:MBA(経営学修士)、2級ファイナンシャルプランニング技能士、AFP

投資用マンションの営業の退職後、その後フリーターをしながらFP資格を取得し独立。現在はMBA・FPオフィスALIVEの代表を務めている。得意分野は不動産投資と海外投資、相続・事業承継、法人向け資産運用。

>>MBA・FPオフィスALIVE

現在借入の返済が苦しく、「負担を減らしたい」、「1つにまとめて管理しやすくしたい」と思っている方もいるでしょう。

おまとめローンや借り換えを利用すれば、返済総額を減らせる可能性があります。しかし、おまとめローンと借り換えは同義ではなく、メリット・デメリットもそれぞれ異なります。

そこで本記事では、おまとめローンと借り換えの特徴や注意点についてまとめました。この記事を読むと、「自分はどちらを利用すればいいのか」理解ができるはずなので、参考にしてください。

おまとめローンとは

おまとめローンとは

おまとめローンとは、カードローンやクレジットカードのキャッシングなどの借入先を1つにまとめるローンのことです。

たとえば、A社40万(金利年18%)、B社30万(金利年17%)C社50万(金利年18%)の3社から借入があったとしましょう。その借入額をD社(金利年15.0%)から借りたお金でまずA社・B社・C社の借入を完済します。その後D社にのみ返済していくのがおまとめローンの仕組みです。

借入を一本化することで金利が下がり、返済負担を減らせる可能性があります。また、返済日や返済方法も1つにまとまり、返済の管理がしやすくなるのも利点です。

ただし、おまとめローンは借入をまとめて完済するための返済専用ローンであるため、基本的に追加借入はできません。

おまとめ専用のローンをおまとめローンと言いますが、一般的なカードローンにおまとめする方法もあります。

おまとめローンと借り換えの違い

「おまとめローン」と間違われやすい言葉に、「借り換え」があります。両者は、返済負担を減らす方法として利用されることが多い点では共通していますが、同義ではありません。

  • おまとめローン

    複数の借入を1つにまとめること

  • 借り換え

    別のカードローンに乗り換えること

おまとめローンは複数社からの借入を1社にまとめるのに対し、借り換えは借入先の会社を乗り換えることです。A社の借入をB社から新たに借りたお金で返済することを、借り換えと言います。おまとめと借り換えは、それぞれ目的が異なります。

おまとめローンの目的複数の借入を1つにまとめて完済すること
返済用のローンであるため、追加で借入はできない
借り換えの目的金利を下げて返済の負担を減らすこと
追加で借入もできる

どちらも現在契約している借入先とは別の会社から新たに借入をするため、混同しやすいですが、違いを理解しておきましょう。

必ず通るおまとめローンはない

おまとめローンを利用する際も、一般的なカードローンと同様に審査が必須です。審査基準は公表されておらず、必ず通る方法を知ることはできません。

また、一般的におまとめローンの審査のハードルは、通常のカードローンよりも高めです。その理由は主に2つあります。

おまとめローンの審査のハードルが高めな理由

  • 利用限度額が高額になりやすいため

  • 他社からの借入額が多くなりやすいため

おまとめローンは、複数の借入を1つにまとめるローンです。そのため、一般的に利用限度額が高額になりやすく、審査が慎重に行われる傾向にあります。利用限度額が大きいほど高い返済能力が必要となるため、より慎重に見られるのは当然でしょう。

また、おまとめローンを利用するということは、基本的に複数社からの借入がある状態であるケースが多く、他社からの借入額が多いと、一般的に審査では不利に働きます。なぜなら、他社からの借入額が多いほど、貸し倒れのリスクが高くなるためです。

おまとめローンのメリット

おまとめローンは、複数の借入を1つにまとめるローンです。最大の利点は金利が下がる可能性がある点ですが、他にもさまざまなメリットがあります。

以下で詳しくみていきましょう。

1.返済総額が減る可能性がある

おまとめローン最大のメリットは、借入をまとめることで現在契約中の借入より金利が下がれば、利息が減り返済総額を抑えられる可能性がある点です。

例えば、現在A社(金利年18.0%)、B社(金利年18.0%)、C社(金利年16.0%)の3社から借入があるとしましょう。3社からの借入をD社(金利年15.0%)にまとめられれば、金利が下がり返済総額が減るのです。

一般的に、カードローンの金利は利用限度額が高いほど低く設定されています。例えば、大手消費者金融のアコムでは以下のように設定しています。

利用限度額金利(年)
1~99万円7.7%~18.0%
100~300万円7.7%~15.0%
301~500万円4.7%~7.7%
501~800万円3.0%~4.7%
アコムの利用限度額と金利

そのため、A社50万、B社30万、C社40万と少額ずつ借入するよりも、D社から120万借入したほうが金利は低くなりやすいです。

2.返済日や返済方法が1つになり管理しやすくなる

管理がしやすくなるのもおまとめローンのメリットです。複数社から借入をしていると、返済日や返済方法、問い合わせ先などがばらばらになるため、管理が煩雑になります。月に何度も返済日がやってくる状態になるため、返済忘れなどのリスクもあります。

返済日は、以下のようにカードローンによりさまざまです。

返済日の例

  • プロミス

    5・15・25・末日から選択

  • アコム

    任意の日にちを指定または35日ごとに返済

  • 楽天銀行スーパーローン

    1日・12日・20日・27日から選択

おまとめローンで借入を1社にまとめれば、返済日や返済方法が1つになるため管理しやすく、返済忘れも防止できます。

3.年収の3分の1超の借入があっても申込できる

一定の条件を満たすおまとめローンは、総量規制の対象外となるため、年収の3分の1超の借入があっても申込できます。

通常、カードローンは総量規制の対象となり年収の3分の1までしか借入ができません。

総量規制とは

しかし、総量規制には、年収の3分の1を超えるかどうかにかかわらず借入ができる「例外貸付」が設けられています。おまとめローンは、一定の条件を満たせば「顧客に一方的に有利となる借換え」となり、例外貸付に該当します。

「顧客に一方的に有利となる借換え」に該当するための条件は、以下のとおりです。

(1)借換えの対象となる債務は、貸金業者からの借入債務全般。銀行からの借入債務や、親族・知人などからの借入債務は対象になりません。
(2)「借換え後」の金利が、借換え前の金利を上回らない。
(3)返済方法は、約定に基づく返済により段階的に残高を減らしていくことを要件とする。
(4)1か月の負担額について、借換え後の負担額が、借換え前の負担額を上回らない。
(5)担保・保証に係る要件について、借換え後の条件が、借換え前の条件より厳しくならない。

引用元:総量規制が適用されない場合について【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会

例外貸付に該当するおまとめローンなら、審査によっては年収の3分の1を超える借入があっても利用できます。

おまとめローンの注意点

返済総額を減らせる可能性があるおまとめローンですが、注意点もあります。

  • 利息が減るとは限らない

  • 基本的に追加借入はできない

  • 1つにまとめられない可能性がある

安易に利用すると、かえって返済負担が増えることもあるので、注意してください。

利息が減るとは限らない

おまとめローンを利用しても、必ず金利が下がるとは限らないので注意しましょう。

また、金利が下がっても、利息の総額が減るとは限りません。おまとめローンの利用で毎月の返済額が少なくなれば月々の負担は減りますが、返済が長期化しやすく利息がふくらむ可能性があります。

カードローンの利息額=借入残高×金利÷365日×借入日数

カードローンの利息は日ごとに発生するため、返済が長引くほど利息が高くなる仕組みです。利息額を抑えるためにも、毎月の返済額を下げすぎないようにしましょう。

基本的に追加借入はできない

おまとめ専用のローンは、基本的に追加借入ができません。なぜなら、おまとめローンは、借入を1つにまとめることで完済を目指すためのローンであるからです。そのため、一般的に、借りたあとは返済だけに集中します。

なお、専用のローンではなく通常のカードローンでおまとめする場合は、利用限度額によっては追加借入も可能です。

ただし、おまとめをするということは、すでに複数からの借入がある状態です。安易な追加借入は避け、計画的に返済しましょう。

1つにまとめられない可能性がある

おまとめローンによって、おまとめの対象となるローンが異なります。

例えば、A社(銀行)、B社(消費者金融)、C社(消費者金融)からの借入を1つにまとめたい場合、おまとめ対象のローンが「貸金業者からの借入」に限られていれば、A社の借入をまとめることができません。

まとめたいローンがおまとめの対象になっているかどうかをあらかじめ確認したうえで申込しましょう。

借り換えのメリット

複数の借入を一本化するおまとめに対し、借り換えは借入先を乗り換えることです。借り換えには、おまとめローンとは違ったメリットがあります。

返済総額が減る可能性がある

現在より金利の低いローンに借り換えできれば、利息額が減り返済総額を抑えられます。例えば、A社(金利年18.0%)からB社(金利年15.0%)に乗り換えれば、返済総額を減らすことに繋がります。

借り換えの最大の目的は、金利を下げて返済の負担を減らすことです。

返済額や返済方法などの条件を変えられる

借り換えにより借入先を変えれば、返済額や返済方法、返済日などの条件も変えられます。

現在返済が生活を圧迫している場合は、毎月の返済額を下げれば月々の返済負担を減らせるでしょう。

また、カードローンにより返済方法や提携ATMが異なるので、自分が返済しやすい方法を選べば利便性が上がり、より計画的に利用ができます。現在借入や返済でATM手数料などがかかっている場合は、借り換えでコストを減らせる可能性もあります。

さらに、返済日までにお金が足りなくなってしまう方は、給料日後などに変更すれば、確実に返済できるでしょう。このように、返済額だけでなく返済方法や返済日などの変更も、返済負担の軽減につながることがあります。

追加借入も可能

借り換えの場合、利用限度額に余裕があれば追加借入も可能です。おまとめ専用のローンでは、基本的に追加借入ができないため、この点は借り換えの利点だと言えます。

ただし、通常のカードローンは総量規制の対象なので、年収の3分の1を超える借入はできません。また、追加借入できるということは借りすぎるリスクも伴うため、注意が必要です。

借り換えの注意点

次に、借り換えの注意点を解説します。正しく理解できていないと、かえって返済額が増える可能性もあるので気を付けましょう。

  • 再度審査が必要

  • 利息が減るとは限らない

再度審査が必要

借り換えの場合も、新たな借入先の審査を受ける必要があります。審査に通過できなければ、借り換えることはできません。

おまとめローンの審査でも説明したとおり、一般的に、他社からの借入が多いほど審査では不利に働きます。カードローン会社からすると、貸し倒れのリスクが高くなるためです。

また、借り換え前のカードローンで延滞などの金融事故を起こしている場合は、審査に通過するのが難しくなります。

利息が減るとは限らない

借り換えにより金利が下がったとしても、利息の総額が減るとは限りません。借り換えで毎月の返済額が減れば、返済が長期化しやすくかえって利息負担が増える可能性があります。

借り換えにより毎月の返済額を変更できる場合も、下げすぎないようにすることが大切です。

おまとめローンと借り換えどちらを選ぶべきか

おまとめローンと借り換えは、返済負担を減らしたいという意味では共通しているため、どちらを選ぶべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。

ここからは、それぞれサービスがどんな人が向いているのかを解説するので、参考にしてください。

おまとめローンを選んだ方が良い人

おまとめローンが向いているのは以下のような人です。

おまとめローンを選んだ方が良い人

  • 複数の借入を1つにまとめて完済したい人

  • 返済日や返済方法を一括管理したい人

  • 追加借入をせず返済に集中したい人

複数の借入を1つにまとめて完済したい人

おまとめローンは複数社からの借入がある人向けのサービスです。複数の借入をまとめたいと考えている方は、おまとめローンを選びましょう。一定の条件を満たすおまとめローンなら、年収の3分の1近くまで借入がある方も申込できます。

返済日や返済方法を一括管理したい人

現在、返済日や返済方法がばらばらで管理しにくいと感じている人は、おまとめで1つにまとめるのが有効です。返済日が月に1回になり、返済方法も1つにまとまるので、管理がしやすくなります。

追加借入をせず返済に集中したい人

おまとめローンは、原則追加借入に対応していない返済専用のローンです。

一般的なカードローンは、追加借入ができるゆえ必要以上に借りてしまうリスクもあります。借入を増やさず返済に集中したい方は、おまとめローンを選びましょう。

借り換えを選んだ方が良い人

次に、どんな人が借り換えに向いているのかを解説します。

借り換えを選んだ方が良い人

  • 金利や毎月の返済額を下げたい人

  • 借入や返済の利便性が悪いと感じている人

  • 今よりも多くのお金を借りたい人

金利や毎月の返済額を下げたい人

現在より低金利で借り換えできれば、返済総額を減らせます。また、毎月の返済が苦しいなら、毎月の返済額を減らすことで負担を軽減できるでしょう。金利や毎月の返済額を下げたい方は、借り換えを検討してみてください。

借入や返済の利便性が悪いと感じている人

借り換えをすれば、返済方法や提携ATMなどが変わるため、利便性がよくなる可能性があります。現在借入や返済がしにくいと感じており条件を変えたいなら、借り換えを検討しましょう。

今よりも多くのお金を借りたい人

契約中のカードローンで増額ができず、今の利用限度額じゃ足りないと感じている方は、借り換えを検討しましょう。借り換えをすれば、利用限度額を増やせる可能性があります。

ただし、審査が必須である点には注意してください。

総量規制を超えると審査に通過できないため、すでに年収の3分の1近く借入をしている場合、利用限度額を増やすのは難しいでしょう。

借り換え先に検討したいカードローン

借り換え先として、多くの人に選ばれている消費者金融カードローン3社を紹介します。

借り換え先に検討したいカードローン

  • アイフル

  • プロミス

  • アコム

大手消費者金融のカードローンは、融資スピードが早く、最短即日に借入ができます。また、借入・返済の利便性が高いのも魅力です。3社の特徴を以下で解説するので、参考にしてください。

アイフル

アイフルは、テレビCMなどでもおなじみの大手消費者金融です。WEBからの申込なら最短25分で借入できます。利用限度額は10~800万円です。

アイフルでは、初めての契約の方向けに、最大30日間の無利息サービスが設けられています。契約日の翌日から30日間利息がかからないため、借り換え後の返済負担の軽減につながるでしょう。

また、おまとめ専用のローン「おまとめMAX」も扱っています。消費者金融からの借入だけでなく、銀行カードローンやクレジットカードのリボ払いもおまとめの対象です。

アイフル

金利
年3.0%~18.0%
借入限度額
1万円~800万円
融資スピード
最短18分※
アイフル
  • 融資まで最短18分も可能
  • 初めてのお借り入れなら30日間金利がゼロ円
  • 1秒診断で借入可能か事前に知れる

お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。

公式サイトはこちら

プロミス

プロミスは、金利年4.5%~17.8%の大手消費者金融です大手消費者金融のなかでは最も上限金利が低いため、借り換えで金利が下がる可能性があります。

また、契約が初めての方で条件を満たした場合、無利息サービスも利用可能です。

無利息サービスを利用するためには、メールアドレスの登録・WEB明細の利用が必要です。

またプロミスでも、おまとめ専用のローンも提供しています。消費者金融やクレジットカードのキャッシングがおまとめの対象です。

銀行カードローン、クレジットカードのショッピングはおまとめ対象外なので注意してください。

プロミス

金利
年4.5~17.8%
借入限度額
500万円
融資スピード
最短3分※
プロミス
  • WEB申込なら最短3分で融資も可能
  • 初回借入から30日間は利息ゼロ円
  • 各種手続きはWEBで完結

    ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

公式サイトはこちら

お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

アコム

アコムは、WEB申込で最短30分借入が可能なカードローンです。アコムにも無利息サービスが設けられており、契約が初めての場合、30日間金利が0円になります。

返済日を任意の日にちに指定できる点もメリットです。給料日後すぐに設定すれば、確実な返済につながります。

また、アコムもおまとめローンを提供しており、「借換え専用ローン」という名称で扱っています。消費者金融からの借入、クレジットカードでのキャッシングがおまとめの対象です。

銀行カードローン、クレジットカードのショッピングはおまとめ対象外なので注意してください。

アコム

金利
年3.0%~18.0%
借入限度額
1万円~800万円
融資スピード
最短20分
アコム
  • 「はじめてのアコム」でおなじみ!利用者数ナンバーワン
  • 申込から借入まで最短20分の即日融資も可能!
    ※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
  • 新規契約から30日間は金利0円

公式サイトはこちら

おまとめローン・借り換えの利用の流れ

おまとめローン・借り換えの一般的な利用手順を確認しましょう。

通常のカードローンと同様に、多くの場合WEBからの申込が可能です。申込・書類提出後に審査が行われ、通過すると契約手続きへと進みます。

おまとめローンと借り換えの利用の流れ

契約手続きは、場合によっては来店が必要となります。アイフルのおまとめMAXを例にあげると、契約まですべてWEB完結が可能です。

契約手続き後、新たに借入したお金で元々の借入金を完済するのが、おまとめローン・借り換えの一般的な流れです。なお、おまとめローンの借入金は、利用者の口座に振り込まれるパターンと、元々の借入先に直接返済されるパターンがあります。

おまとめローンと借り換えの申込をする際は、他社からの借入金額に誤りがないよう正確に申告してください。申告が虚偽であると判明すれば、審査に通るのが難しくなります。

おまとめローン・借り換えの必要書類

おまとめローン・借り換え申込時の必要書類は、主に以下の2種類です。

必要書類

  • 本人確認書類

    運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど

  • 収入証明書類

    源泉徴収票、確定申告書、所得(課税)証明書など

また、カードローン会社によっては、元々のローンを完済した証明書が必要になるケースもあります。

本人確認書類・収入証明書類と認められる書類は、カードローン会社によって異なることがあるため、事前に確認してください。

おまとめローンを検討する前にできる対処法

おまとめローン以外の方法

最後に、おまとめローンを検討する前に利用できる対処法を解説します。おまとめローンはあくまでも返済専用のサービスです。そのため、返済以外のことには使えません。

もし、返済以外で借入する理由があるのであれば、他の方法を検討するのも一つの手です。

返済額や返済日を見直す

現在契約中の借入で、返済額が返済日を見直せないかを検討しましょう。毎月の返済額を下げれば、返済の負担を軽減できます。

済額を減らしても、借入残高が減るわけではありません。毎月の返済額を減らすことで返済が長引けば、かえって返済総額が増えるため注意してください。

また、返済日を給料日後に変更すれば、確実に返済できる確率を高められます。カードローン会社によっては複数の返済日から選択、または任意の日にちを指定できるので、確認してみましょう。

利用限度額を増額する

現在契約中のカードローンの利用限度額を増額できれば、金利が下がる可能性があります。なぜなら、カードローンの利用限度額が高いほど、一般的に金利が低く設定されているためです。

利用限度額とは

借入できる最大の金額のことで、審査により決定される

増額方法はカードローンにより異なりますが、多くの場合インターネットや電話で手続きできます。一般的な流れは以下のとおりです。

  1. 増額の申込

  2. 審査

  3. 審査結果の通知

増額の際も審査が必須であるため、必ず利用限度額が上がるとは限りません。以前より収入が落ちていると、返済能力が低下していると判断され、逆に利用限度額を下げられてしまうケースもあるのです。

また、増額の申込をする際は、総量規制にも注意が必要です。年収の3分の1を超える金額で申込しても、増額の審査には通過できません。

まとめ

おまとめローンは複数からの借入を1つにまとめるローンであるのに対し、借り換えは別の借入先に乗り換えることを指します。

おまとめローンと借り換えのメリットはそれぞれ以下のとおりです。

おまとめローンのメリット

  • 返済総額が減る可能性がある

  • 返済日や返済方法が1つになり管理しやすくなる

  • 年収の3分の1超の借入があっても申込できる

借り換えのメリット

  • 返済総額が減る可能性がある

  • 返済日や返済方法などの条件を変えられる

  • 追加借入も可能

おまとめローン・借り換えを利用すれば、返済総額を減らせる可能性があります。

アイフルは、無利息サービスがあり借り換えで利息の負担が減る可能性があるカードローンです。また、プロミスは上限金利が年17.8%であるため、現在消費者金融から借入がある方は借り換えで金利が下がる可能性が高いでしょう。

おまとめローンと借り換えをしっかり区別し、良い面・悪い面を理解したうえで自分に合った方法を選びましょう。

監修者コメント

國弘 泰治 MBA・オフィスALIVE代表。資格:MBA(経営学修士)、2級ファイナンシャルプランニング技能士、AFP

おまとめローンのメリット

おまとめローンは返済総額を減らすことや、返済場所を1つにすることで返済する期日をまとめられるなどのメリットがあります。ただ審査は必要なため、その点には注意が必要です。複数社以上の金融機関から借りている人で、返済もちゃんとしているのであれば検討してみると良いかもしれません。

記事の編集責任者

佐野 希拓 Kihiro Sano

愛知県出身。高校・大学に通いながらフリーの作曲家として活躍する傍ら、WEB上でのさまざまな文章作成に携わる。転職を機に本格的な金融系ライターとして活躍し、メディア制作・運営実績は10サイト以上。作成した総記事数は400本以上。
「最適な意思決定支援」という信念を持ち、読者が納得できる記事制作を心がけている。